行雲流水

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自由な心で生きる

2021年03月19日 | 法句経
学びにつとめる人こそ、この大地を征服し、閻魔の世界と神々とともなるこの世界とを征服するであろう。わざに巧みな人が花を摘むように、学びにつとめる人々こそ善く説かれた真理のことばを摘み集めるであろう。(中村元訳『法句経45』)とらわれなき自由な心を得るために精進しよう。法句経は自由な心を得るためのヒントになるであろう。

この身は沫のごとくであると知り、かげろうのようなはかない本性のものであると、さとったならば、悪魔の花の矢を断ち切って、死王に見られないところへ行くであろう。(中村元訳『法句経46』)花は黙って咲き黙って散ってゆく そうして再び枝には戻らない けれども その一時一処に
この世のすべてを託している
一輪の花の声であり 一枝の花の真である
永遠にほろびぬ生命のよろこびが
悔いなくそこに輝いている(柴山全慶)