akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

「小澤基弘ラクガキ・ドローイング展」動画アップしました

2022-04-25 | 映画・芸術・エンターテインメント
4月1~2日EARTH+Galleryでの「小澤基弘ラクガキ・ドローイング展」。
小澤先生とのトークや会場の様子などを動画でアップして頂きました。
 
 
「絵を描く」、もっと広範に言えば「表現する」行為には
◯売るために、売れるもの、喜ばれるものをつくる
◯思想やメッセージを伝えるためにその手段としてつくる
◯自分の芸術性や美をひたすら追及する
などの要素があると思うが
今回の先生の個展で感じたのは、そのどれでもない面白さだった。
 
何十年とほぼ毎日描き続けている、
気乗りしない日もドローイングを日課にし描いている先生は、抜群のデッサン力再現力で、
見たものの形と色を描くことができる。
しかも早い。
 
画商に頼まれて、売るための綺麗な風景画を描くこともある。
若い頃は、フランス留学もし、自分のアートの追及もした。
 
で。
ここ数年は、ラクガキ。
ペンや筆を持って紙に向かったとき
自然と自分の中から出てくるものを描く。
 
先生の記憶、有意識、無意識の中から様々なものが混ざって二次元上に生まれてくるもの。
これが今回の展示だったのだが、
この二次元のラクガキが弟さんの技術でアニメーションになったり、
先生が「どれも自分だ」という、目や歯がモチーフのここ2年ほどのドローイングが壁一面に貼られていて、なんとも面白い個展だった。
 
これらを一挙に眺めることで、
眺めてもらうことで、
先生は自分自身や「人間」に新たな発見を得る。
 
そして、見た私たちは、
小澤基弘という人間の数十年の「描く」営みから、ものすごい生命力を浴びるように感じるのだ。
 
「描く」ことが、自分を癒し、発見し、形成し、他者との繋がりを生む。
 
先生は描きながら「描く」ことの意味を問い続け、解き続け、教育の場で説き続けている。
 
教え子や友人、教育関係の仲間、美術教科書の出版関係者などが入れ替わり立ち替わり訪れ、クリエイティブな会話がたくさん交わされた二日間。
あの場所にいられた私は幸運だった。
 
「先生、これまったく売ろうと思ってないですよね」
「佐々木さん、個展はね、自分のためにやるんだよ(笑)」
 
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