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akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

南青山gabowl活弁「チャップリン×キートン」

2006-03-16 | 活弁
酒田から飛行機で帰京し、夜に南青山gabowl活弁ライブ。

今回は笑って楽しいひとときを過ごしていただきましょう!ということで、コメディシリーズ。「チャップリンの移民×キートンのセブンチャンス」+庄内の民話「河内の兄ま」。ご来場下さり、笑って下さって、本当にありがとうございました。

庄内の民話の出典は「昔むがしあったけどー平田町の民話と伝説」。旧平田町が編纂した本で、前回の平田公演の時に購入したものです。庄内弁で記載されたこの土地の民話を、庄内弁のイントネーションで語るのが好きで、けっこう笑っていただいています。まあ、いくつかわからない単語があっても、雰囲気で筋はだいたいわかってもらっていると思います。

ライブの中でも話しましたが、酒田市立資料館では、現在「酒田と映画の世界」展を開催しています。 私も勧められて、昼に観てきましたが、面白かったですよ。

無声映画時代からの酒田の映画館の様子を、写真、ポスター、チケットなどから知ることができます。 酒田大火の出火元となった「グリーンハウス」に関しても、写真や記事などで観ることができます。名作の上映と他にはない会館の造りで、淀川長治さんが「世界一の映画館」と言った小屋だったのに、残念です。
酒田でも、活弁時代から昭和の半ばまで、映画は最大の娯楽でした。多い時には、酒田だけで7館もの映画館があったのです。しかし、現在は、焼けたり閉館したりですべてなくなってしまいました。
酒田の方、機会があったらぜひ行ってみて下さい。 4月23日までの企画展です。

そう、嬉しいことに、この資料館に、私の小学校1、2年の時の担任遠田先生が現在勤務していらして、20年ぶりくらいにお会いすることができました。感激。
小学校の時というのは一番頭も心も柔らかい時。学校ではほとんどの事を担任の先生に教わるのですから、先生の存在は重要です。私の小学校自体はなくなってしまいましたが、あの頃のたくさんの楽しい記憶が、今も鮮明に残っています。1学年1クラスだったこともあり、同級生たちが今も親しく付き合えているのが、何より嬉しいことです。

もう一つ、今日のライブに来て下さった同郷の先輩。奇遇にも、小学校5年の時にたった一度グリーンハウスに入った時に上映していたのが、「キートンのセブンチャンス」だったのだそう。「この作品はあれ以来です…」

酒田大火の時に保育園児だった私は、グリーンハウスに入ったことがありません。
あの夜は、真っ赤に燃える空を、屋根の上から見ていました。
映画館から燃え広がり燃え尽きてしまった街に、今度は映画の灯を。再び。
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