野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

「KX50周年」の歴史の一コマ・・・ある時期のKRT全日本チーム

2023-10-19 05:58:39 | 二輪事業
 
2014年9月のFacebookに、'87か'88年頃のKRT(Kawasaki Racing Team:カワサキモトクロスワークス)の写真が投稿してあった。元カワサキワークスライダーの多田洋之さんが投稿したものだが、懐かしい!!
  
「写真向かって、前列左から多田、岡部、花田、長沼のワークスライダー
 後方左から、大津、河野、増田、尾崎、安井、的野、内西、小亦、上田」

「この頃のカワサキワークスメンバーは最強です\(^o^)/
 岡部さん! ありがとー!」と、多田さんのメッセージが書いてある。
FBコメント欄に次の書き込みがあった:
多田 洋之: 私の人生を変えてくれたみなさんに感謝してます!大津さん!!ありがとう御座いました!
藤城 光雄: スタッフの皆さん、若いですね!特に㊨の上田さんが~(^-^)
多田 洋之: 藤城ちゃん!当時のメカニック担当が上田さんだよ!お互いじじいだね!
藤城 光雄:88年ですね!多田さんがゼッケン25でした~?確か
大津 信 :多田さん、カワサキモトクロス会でお会いできるのを楽しみにしています。
Kiyokazu Tada: 真ん中に居てるのは、池内かな?上田のおっちゃんモトクロスチームにいたんやな~\(^o^)/
       88年に僕のメカをして頂きました().。oO
松田 強 :懐かしい今日名阪スポーツランドへ行ったら最終コーナーで平井監督サインボート持ってました!
長沼 朝之: 藤城君♪これは87年やね!俺がAXO着てるから。W多田さん♪お久しぶりです(^O^)
Kiyokazu Tada: 朝之どっちの多田さんや⁉
長沼 朝之 :モトクロスの多田さん♪kiyokazuさんはこないだ絡ませて頂いたから♪ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ
      また、お願い致します\(^-^)/
長沼 朝之: 洋之さん♪最強メンバーに加えて頂いてありがとうございます♪
立脇 三樹夫: 多田ちゃんも そろそろ乗ろーぜ!まずはチャリティー見においで(笑)
多田 洋之: 立脇さん!そうですね()/KX60でもいいでしょうか?
多田 洋之: 長沼ちゃん!みんな一緒の写真は貴重だね(^o^)

★カワサキが全日本モトクロス選手権に出場する意義を端的に言うと、次年度以降の量産車の先行開発に専念することだった。他社の先駆的な機構を横目に眺めながら羨ましくはあったけど、自社の立ち位置は守った。他社に劣る戦力は如何ともしようがないので、持った戦力をフルに活用し全日本でのカワサキのプレゼンスを明確にすること、それは量産車の先行開発に徹することだった。その思想の延長上にKXシリーズが完成し、60~500㏄までの品揃えが完成し(当時はカワサキだけだった)、その技術を活用してのKDX、KLXそして三輪や四輪バギー車を自組織内で開発し続けた。

結果的にそれは、「レースに参戦に単にお金を使っているだけだと、景気が悪くなったときすぐにレースをやめろと言われたりするので、ここできちっとレースを事業体をして位置づけることで、レース事業体、ビジネスとしての収益をあげて、それをモータースポーツ活動や車両の開発に投下していくというサイクルを回していく」という考え方である。そして、具体的に言うと、カワサキモトクロスレース活動が戦績を挙げ続けてきた歴史の一番の要因は、ファクトリーチームが技術部の開発チーム内に所属し量産車の開発をも一緒に担当してきた歴史にあるだろう。カワサキモトクロスのプレゼンスが次第に上昇してくると、常勝カワサキを維持し続ける必然性と責任に加え、いや負けるかもしれないという恐怖感が一緒になって自然と心中に沸き起こる。この恐怖感などは一度でもチャンピオンになった者でしか味わえないものだろうが、実際そうなってくる。負けると散々非難され、一方、少しでもチャンピオンを獲得し続けると「もうええで」とか、雑多な意見がそれとはなしに聞こえてくるものだ。これもカワサキモトクロスがその地位を確立したことを認める証左だと理解するも、レース参戦の意義が単に勝ち負けだけの話題になってしまう虚しさが漂ってくる。だから、レースを継続し続けねばならない環境を何がなんでも構築しておかねばと、そう考えてきた。同じ目的で全日本に参戦する他社のマシンと対等以上に戦いチャンピオンを獲得することこそ、カワサキのモトクロスマシンの優秀性を市場に認知させうる最も適した手段だ、と考えていた。

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