「庭のフジバカマ」
実は、野々池貯水池にフジバカマが咲いているなど昨年までは知らなかった。
黒星池のツリガネニンジンと相前後して野々池にもツリガネニンジンが咲くので、そのツリガネニンジンを見ようと土手を下ると、そこにフジバカマが咲いていた。
こんなところにフジバカマがあるのかな~と思いながらも、背丈が25cm程度と低く、2、3本摘んで家に持ち帰り、女房に見せたところフジバカマだと言う。
花弁は家の庭に或るもの比べ赤みが少なく、写真では赤く見えるが実物の花弁はどちらかと言えば白に近い。
花は開花して数日たったと思えるのだが、野々池貯水池のフジバカマには「匂い袋のような芳香」がしない。
しかし、カナブンや小さな蝶等の昆虫が盛んに吸蜜しているので、密の味がするのだろうかと思い茎をちぎって口に入れてはみたが蜜の味などもしない。
一方、庭の淡い赤紫色のフジバカマは背丈はもっと大きく1m前後で、今、蕾から咲き始めた時期だが、
花弁を嗅ぐと本当に良い「匂い袋のような芳香」のような上品な香りがする。
多年草なので気がつかない時期に茎が伸びて大きくなり、先端に沢山の赤い蕾を付けて、ゆっくりと開花していく。
フジバカマは秋の七草として有名で、古来より刈り取った茎葉の半乾きの香りを匂い袋として使われたそうだ。
★「野々池貯水池に咲いているフジバカマ」
★「庭に咲いたフジバカマ」
フジバカマについて: 「ガーデニングの総合百科:やさしい園芸」より。
「日本、中国、朝鮮半島に分布する草花で、毎年花を咲かせる多年草です。
河原や池の側など水辺に好んで自生します。日本には奈良時代に中国から渡来し野生化したと言われています。
秋の七草のひとつであり、派手さはないがその郷愁を誘う花姿が日本人に愛され、様々な古典文学にも登場します。
それほど愛されてありふれていた植物にもかかわらず、現在では野生のものは激減しました。もともと性質は強健で丈夫な植物なので、
護岸工事や宅地造成など戦後の急激な開発により、住処を追われたことが減少した一番の理由ではないかと思います。
植物園で栽培しているものや栽培品種は比較的よく見られますが、かつてのように野原に群生してるものはほぼ見られません。
横に伸びる地下茎を持ち、そこから茎を長く伸ばして夏から初秋に淡紫色の花をたくさん咲かせますが、栽培品種は従来の野生種に比べると赤みが強い。
草丈は1m~2mになる大型の草花です。花後はタンポポのような白い綿毛をもったタネができ、風によって遠くへ運ばれます。
葉は3つに深く切れ込んでおり、生乾き状態のものは独特の甘い芳香を放つところから中国では「蘭草(らんそう)」や「香水蘭(こうすいらん)」とも呼ばれます。
具体的には桜餅の葉(塩漬けされたオオシマザクラの葉)の香りに似ておりどちらもクマリンという成分が香りの元となっています」
実は、野々池貯水池にフジバカマが咲いているなど昨年までは知らなかった。
黒星池のツリガネニンジンと相前後して野々池にもツリガネニンジンが咲くので、そのツリガネニンジンを見ようと土手を下ると、そこにフジバカマが咲いていた。
こんなところにフジバカマがあるのかな~と思いながらも、背丈が25cm程度と低く、2、3本摘んで家に持ち帰り、女房に見せたところフジバカマだと言う。
花弁は家の庭に或るもの比べ赤みが少なく、写真では赤く見えるが実物の花弁はどちらかと言えば白に近い。
花は開花して数日たったと思えるのだが、野々池貯水池のフジバカマには「匂い袋のような芳香」がしない。
しかし、カナブンや小さな蝶等の昆虫が盛んに吸蜜しているので、密の味がするのだろうかと思い茎をちぎって口に入れてはみたが蜜の味などもしない。
一方、庭の淡い赤紫色のフジバカマは背丈はもっと大きく1m前後で、今、蕾から咲き始めた時期だが、
花弁を嗅ぐと本当に良い「匂い袋のような芳香」のような上品な香りがする。
多年草なので気がつかない時期に茎が伸びて大きくなり、先端に沢山の赤い蕾を付けて、ゆっくりと開花していく。
フジバカマは秋の七草として有名で、古来より刈り取った茎葉の半乾きの香りを匂い袋として使われたそうだ。
★「野々池貯水池に咲いているフジバカマ」
★「庭に咲いたフジバカマ」
フジバカマについて: 「ガーデニングの総合百科:やさしい園芸」より。
「日本、中国、朝鮮半島に分布する草花で、毎年花を咲かせる多年草です。
河原や池の側など水辺に好んで自生します。日本には奈良時代に中国から渡来し野生化したと言われています。
秋の七草のひとつであり、派手さはないがその郷愁を誘う花姿が日本人に愛され、様々な古典文学にも登場します。
それほど愛されてありふれていた植物にもかかわらず、現在では野生のものは激減しました。もともと性質は強健で丈夫な植物なので、
護岸工事や宅地造成など戦後の急激な開発により、住処を追われたことが減少した一番の理由ではないかと思います。
植物園で栽培しているものや栽培品種は比較的よく見られますが、かつてのように野原に群生してるものはほぼ見られません。
横に伸びる地下茎を持ち、そこから茎を長く伸ばして夏から初秋に淡紫色の花をたくさん咲かせますが、栽培品種は従来の野生種に比べると赤みが強い。
草丈は1m~2mになる大型の草花です。花後はタンポポのような白い綿毛をもったタネができ、風によって遠くへ運ばれます。
葉は3つに深く切れ込んでおり、生乾き状態のものは独特の甘い芳香を放つところから中国では「蘭草(らんそう)」や「香水蘭(こうすいらん)」とも呼ばれます。
具体的には桜餅の葉(塩漬けされたオオシマザクラの葉)の香りに似ておりどちらもクマリンという成分が香りの元となっています」