股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

修復期から安定期へ 4

2010-10-11 09:35:50 | 股関節の基礎
●今日は高崎の加藤先生と東京のT先生との勉強会でした。



皆さん、再び教科書の39ページを開いてください。(『股関節痛は怖くない!』の39ページです。)


こんな図がありましたね。





修復(変形)の経過をグラフにした松本オリジナルの図。

パターンⅡは、子供の頃にすでに修復が終わって、既に安定期に入ってる方の経過でした。



このシリーズでは、パターンⅠの経過をたどっている方々の考え方をまとめてみました。


痛くてつらかった“修復期”の向こうには、骨が安定する“安定期”が待っている。




変形性股関節症と言う病気は、軟骨の栄養障害である軟骨軟化症から始まる場合と、大腿骨頭の栄養障害である骨頭壊死から始まる場合とに分けられると思います。

主には軟骨軟化症から始まります。


つまり、この病気の基本は、軟骨と骨の状態が変化している状態か、変化していない状態かを知ることです。
筋肉のことだけを考えていては問題は解決しないことも多いのです。



その為には、レントゲンの経過を見ることが重要です。
たった1枚のレントゲンでは、経過はわかりません。



修復期(痛みの原因が関節の炎症にある場合が多い)に行う深圧は、即効性はありますが、持続性が少ない場合が多いです。
この時期は、筋肉の悪化を防がないといけない時期です。
この時期の深圧は、筋肉をほぐすことにより、結果的に骨の悪化の予防につながり、関節の動きにの維持・改善につながります。


安定期(痛みの原因は筋肉のみの場合が多い)に行う深圧は、即効性と持続性がかなり期待できます。
痛みの原因が筋肉だけなのだから、筋肉の治療法である深圧は劇的に効果を発揮します。




このように、同じ『変形性股関節症』と言う診断名であっても、骨や軟骨や筋肉の状態は1人ひとり異なります。





修復期か安定期かによって、深圧の効果も1人ひとりで異なるのです。


筋肉をほぐした後の反応によって、その方の骨の状況(修復期か安定期かなど)がだいたい予測できるのです。







変形性股関節症を怖がらないでね





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