股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

RAO後のその後(経過報告)

2009-10-01 00:13:43 | 自骨手術のこと
●10月1日ですね。
明日発売予定の雑誌「安心」にちょこっと私の記事が出ます。
同じ雑誌内に、矢野先生が骨の“修復”という言葉使って、修復のレントゲン像を載せていますよ!
よろしければ、お求めください。

●私は、ちょうど3年前銀座に店を出しました。
不安いっぱいでスタートしたのを覚えています。
4年目はもっと良い仕事をしたいと思います。
長く続けられる様に、全国に広められるように頑張ってみます。
皆さんには、今までの感謝と共に、今後のご愛顧をよろしくお願いいたします。
そういえば今日は沖縄那覇市で兄が歯科医院を開院します。
何かの縁でしょうか?





7月31日の記事の方のその後の経過です。

右臼蓋回転骨切り術の術後5カ月で痛みが出て、痛みを先生に訴えても手術は成功しているという説明しかなされず、痛みに悩んでいる方でした。


その方(ハンドルネーム“37”さん)との出会いは、このブログの7月9日の記事でのコメントでした。



7月28日初回施術
●体重をかけると右の腰骨の下に激痛が起こり歩行が困難。
●両下肢と両上肢のしびれと痛み。

激痛のため、全体的に動作はゆっくりでした。
痛みの程度は、激しい痛みを「10」としたとき「9.9」(歩行・方向転換・階段昇降)でした。
できるだけ早く歩いてもらった時のスピード(最大歩行スピード)は10m10秒でした。
激痛部分は触れない程の強い痛みでした。

帰られる直前の最大歩行速度10m5.5秒

○腸腰筋の付着部の痛みが原因と考えました。



8月12日2回目の施術
来院時の最大歩行ズピード10m5.5秒
●両下肢、両上肢の症状はなくなっていた。(関連痛だったのでしょう。)
●右の腰骨の下の痛みは、まだ触れないくらいの痛みだった。
 痛みの程度は「8」~「9」の繰り返し。
 腰骨の下に熱感を感じることがある。 

○右腰骨周辺だけに症状が残っていた。
 腰骨回りの症状がほとんど改善されていないので、原因は大腿筋膜張筋の炎症性と考えた。 
 氷のうによるアイシング(氷で冷やす=寒冷療法:かんれいりょうほう 対義語は温熱療法)を指導する。


9月23日3回目の施術
 氷のうによるアイシングは、1日2回、各10分行っていた。
●氷のうでのアイシングを始めて3週間目の朝、急に痛みが改善しその状態が持続している。
●痛みの程度は「4.5」(最大)
 歩行時の痛み1~2 階段昇降時 4  方向転換1~2

最大歩行スピード 10m5.4秒

次回の施術で最終チェックして終了の予定⇒復職(キャディー)へ




珍しいケースでした。



原因は右大腿筋膜張筋のスナッピングによる炎症と考えられました。
私が診てきた患者さんの中で、はっきりとした股関節の炎症がある人は2人しかいなかった。
ましてや、はっきりした筋肉の炎症を示した人は初めてだった。


初回の施術後には、原因を腸腰筋の阻血性の痛み(循環が悪いための)と考えた。
結果的には、腸骨の下には効果が無かったので、再度詳しく問診して、大腿筋膜張筋の炎症だと判断した。


結果的にこの指導がが正しかったので、3週間後に改善が見られたと考えています。

歩行も非常に楽になり、東京駅から歩いて来られた。


術後5か月から出始めた激痛は、5ヶ月間続いていたが、全面解決のめどがついた。

次回までにもう少しアイシングを続けて、様子を見ながら歩行量を増やしていくように指導したました。

できれば、一部職場復帰を検討しても良いかも知れないと話をしました。

よかった、よかった。



RAOの術後に大腿筋膜張筋に異常を訴える方は多い。


時には激しい炎症となることもあるんですね。


痛い部分を触ってみて、明らかに熱感を感じる場合は、冷やすということを考えた方が良い人もいるということです。




自分の身体をよく観察してみて下さい。





変形性股関節症を怖がらないでね


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