股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

筋力低下は当たり前

2019-11-15 09:31:26 | 股関節の基礎

先日和歌山県の熊野に行ってきました。

熊野は『よみがえりの地』です。

新しい人生への出発の地。

人生の区切りや人生に区切りをつけたいときに訪れてはどうでしょう。

いま、何となくですが無意識に自分の変化を感じる時があります。



🍓多くの方の股関節痛は下の様な放物線状の経過を示します。

股関節痛がピークに向かいう時期は、使えないことによる筋力低下が起こります。

筋肉を使いたくても、無意識に脚をかばうので筋肉が使えないのです。

もちろん、この時期には炎症を抑えようとすることは必要ですが、なかなか炎症は抑えきれません。

もともと、炎症とは自己治癒力であり、本来必要な過程だからです。


従って、股関節痛がある時期、特に股関節痛がピークに向かう時期は筋力低下があって当たり前と考えた方が気持ち的には楽になるでしょう。

この時期に、『筋力が落ちてしまう。』という不安に駆られることが非常に多くて非常に危険です。

そういう不安があると、『筋トレしなきゃ。』と自分を追い込もうとして、結果的に股関節痛は悪化するのです。

そして、まるで進行性の様に股関節痛はどんどん悪化します。


 

炎症が強い時期にも温めて、早く炎症がおさまるように血液循環を改善するべきだという考え方もあります。

この考え方は実に理にかなっていると思いますが、炎症がある時期は痛いものです。

炎症を抑えること、炎症を冷やすことは自己治癒力を妨げていることになりますが、現在の私にはまだ「炎症をどんどん温めましょう。」と言える程の経験が不足しています。

今後は炎症を温めるという考え方になっていくように感じているところです。


炎症がピークを過ぎると股関節痛も改善傾向を示し、自然と活動量が増えます。

その時まで失っていた筋力を取り戻す時期です。

そのの為にも、炎症が強い時期から可能な範囲で悪い方の脚に体重をかけることを意識して、最小限の筋力低下にとどめることを考えた方が良いでしょう。


筋力低下の原因は、脚をかばい過ぎることですからね。



 

 

 

 

  

 

 

 

 

■Hip Tuber 田山陽平 YouTube