股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

CompressionとTraction 2

2011-01-13 15:17:12 | 股関節の基礎
●名古屋、早川先生の広島出張
期間:1月28日午後~30日まで
場所:広島県西条駅前 賀茂泉ビル内
 ※お問い合わせ・ご予約につきましては松本深圧院・名古屋のホームページまで

●第7回『深圧実技研修&独立開業セミナー』開催のお知らせ
日時:4月29日(祝)、30日(土) 午前10時~午後7時まで
場所:東京銀座LE SALON GINZA
募集人数:4名
詳細はLE SALON GINZAホームページをご覧ください。





私にも学習能力がありました。
Traction(トラクション)の説明図については、すぐに次女にお願いしました。
学習能力がまだ残ってて良かった~。



Tractionは牽引と訳されています。
簡単に言うと“ひっぱる”ですね。
ここでのTractionは図のように脚をひっぱって、股関節の隙間を広げることを言います。
従って赤い矢印は牽引力を示しています。

脚をひっぱることによって伸ばされるものがあります。
それは、股関節の関節包と靭帯です。



股関節内視鏡手術という手術法があります。
この手術では、股関節の中を手術します。
主には、股関節の動きを邪魔している場合の軟骨や関節唇(かんせつしん)をきれいに掃除する手術です。

この手術では関節の隙間の中を手術するので、関節の隙間が狭い方の場合、脚をひっぱって関節の隙間を広げながら手術をすることがあります。


脚をひっぱりながらの股関節内視鏡手術時のレントゲンを見たことがあります。
脚をひっぱることによって数ミリ程度股関節の隙間は広がっていました。


つまり、脚をひっぱっても股関節の隙間は数ミリしか広がりません。
数ミリの牽引では、筋肉のストレッチは無理でしょう。


脚をひっぱる牽引療法がありますが、牽引療法では筋肉のストレッチはできないと考えた方が良いと思います。


このTractionテストという基本的な診察法は、あくまでも関節包と靭帯をストレッチして、関節包と靭帯の異常を見つける方法です。




皆さんの股関節の動きが悪くなっている場合、その原因は主に次のように考えられます。
1、筋肉の短縮(硬化)
2、靭帯の硬化
3、関節包の硬化


骨と骨が当たって関節の動きが悪くなっている方は全くいないわけではありませんが、非常に稀です。


従って、関節の動きを良くするには、筋肉を柔らかくすること、靭帯と関節包を柔らかくすることが必要になってきます。


私は、筋肉は深圧で柔らかくして、靭帯と関節包はTractionで柔らかくするように試みています。
Traction法は、診察法ですが、治療法にもなるのです。


私の患者さんで、Tractionテストにて痛みを訴える方は1人しかいません。
ほとんどの方は、靭帯や関節包が傷んでいないんですね。
ですから、股関節痛の原因としては靭帯や関節包の損傷はかなり確率が低いということです。


このテストも、人工関節の方には行いませんのでご安心ください。


膝関節の場合も、もちろんTractionテストはあるんですよ。





変形性股関節症を怖がらないでね


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