股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

我々は“臼蓋形成不全”という言葉にだまされてはいないか? 2

2008-08-30 02:28:34 | 股関節の基礎
8月にみえた患者さん。

股関節周囲の痛みのため、病院を受診している。

「両側に臼蓋形成不全があり、手術が必要。」
と言われて、大きな不安と痛みがありました。


佐藤先生が8月18日に1回施術した。

29日に佐藤先生の2回目の施術。


29日の朝、私は隣のサークルケーサンクスでリゲインを買いながら、レジのお姉さんに「これで24時間戦えますか?」とか、つまらない事を言いつつ、外に出た。

すると向こうから、元気に歩いてくる見覚えのある姿。

「先生!」

その人は、こんなに脚の長い私より早く歩きながら、「あれからすごく変わったんです。前回は駅でエスカレーターを探しながらきましたが、今回は間に合わないと思ったので走りながら来れました。」

それにしてもすごく早く歩いているのにはびっくりしました。

1回の施術でかなりの改善を示し、その後11日たっても効果が持続している。


このような方は、はっきり言って“臼蓋形成不全”は何も悪さをしていないのです。


子供の頃から“臼蓋形成不全”で元気に過ごしてきたし、レントゲンでもそんなにはっきりした“臼蓋形成不全”ではありませんでした。

病院では無理やり、痛み=臼蓋形成不全と結び付けられただけです。

何かの原因で筋肉が痛み、こじれていたのでしょう。
自己管理さえ出来れば、もう二度と悪い状態には戻りません。

股関節で有名な病院を受診していましたが、結果的には診察の内容はおそまつ君と言われても仕方がないような内容でした。


すべての方がこのような経過をたどれるわけではありませんが、意外と多くの方がこうなる可能性はあります。


この方はスペイン在住の方ですので、しばらく施術は出来ません。


ですので、新兵器“らっこちゃん”をスペインに持って帰ってもらい、自己管理をしてもらえるようにしました。
次回お会いするのが楽しみです。
メールにて経過をフォローアップしていく予定です。

そういえば、29日にはイタリア在住のLUCAさんもみえ、らっこちゃんはスペインだけでなくイタリアにも繁殖することとなりました。

らっこちゃん、異国の地で元気に暮らしてください!

・・・こんな終わり方ではまずい。


“臼蓋形成不全”の診断を受けている皆さん、もちろん、慎重に様子を見ることは重要ですが“臼蓋形成不全”という言葉にだまされないようにしましょう!


・・・実は、だまされてはいけないのは治療者側なんですけど。








変形性股関節症を怖がらないでね




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