股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

常識の非常識シリーズ 4

2008-03-04 23:11:22 | 股関節の基礎
●宮川先生の4月と5月の予約を一時的に中止しました。
3月の予約が多くなり、3月の患者さんの次回の予約が落ち着き次第公開していきます。
3月にはもう少し空きがあります。
よろしくお願いいたします。


『杖をついて脚をかばいなさい。』

半分うそです。

股関節痛が強い時は、軟骨軟化症や筋肉の病気“筋・筋膜症候群”である可能性が高いので杖はついたほうがいいでしょう。
また、バランスが悪い時や、体が強く揺れて疲れやすい時には杖をついたほうが良いでしょう。
しかし、杖をつくことよりも良い対策があります。
筋肉が衝撃吸収できる状態に治療することです。
そうすれば、体重をかけられますし、バランスも向上するし、疲れにくくなりますからね。
筋肉が正常になるだけで筋力は向上するからです。

股関節痛がそれほどひどくないのに、“怖さ”のために杖をついている人のなかには、杖が筋力低下(脚をかばい過ぎる)の原因になっていることもあるのです。

よく考えると、『筋力を鍛えなさい』と『脚をかばいなさい』は矛盾することがあるんですね。
イヤ~ン。

脚をかばい過ぎると、片脚が細くなり、背中の筋肉や全身の筋肉にアンバランスが
生じるんですね。
イヤ~ン。

杖をつくことが悪いのではありません。
杖で脚をかばい過ぎることが良くない場合もあるのです。


常識に惑わされてはダメダメダメ!


変形性股関節症を怖がらないでね