股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

はさまれた腸腰筋 2

2007-09-29 01:28:32 | 股関節の基礎
そうなんですよ、腸腰筋は恥骨とソケイ靭帯に挟まれているんです。

何らかの原因で腸腰筋にコリができると股関節のスムースな動きを阻害することがあるんです。
いや~ね。

先日イタリアからイケメン患者さんがみえました。
交通事故後の人工関節なのですが、股関節が痛いとのことでした。
触診するとソケイ靭帯上のちょうど股関節部に腸腰筋のしこりが見つかりました。

しつこくほぐして、恥骨とソケイ靭帯で作るトンネルをスムースに腸腰筋が通れるようにしたつもりです。
私は最後に、流暢な日本語で奥様に次のように説明指導しました。

患者さんは上向いて寝て、膝を立てる。
その状態で、奥様が患者さんの右腸腰筋をほぐすには・・・

『奥様がご主人の左に立って右側の下腹部からソケイ部を手のひらの下のほう(手根部)でじっくりしっかり押してください。』・・・と。
イタリアからでは、『また来月きてくださいね・・・エヘッ』と言っても無理ですので、腸腰筋のほぐし方を指導したわけです。

腸腰筋は腰の裏(腰椎)からと腰骨(腸骨)の裏から出て、大腿骨の小転子にくっつきます。
小転子は股関節のやや内側のやや下です。

ですから、股関節よりも上をほぐさないといけないのです。
そうです、下腹部なんです。
自分ではなかなかほぐしにくいので、誰かに手伝ってもらえるといいのですが・・・。

押してもらうときに、ちょっと“愛”を加えると効果的です!・・・断言。

しっかりほぐしてくださいね・・・このことは10月2日発売の『はつらつ元気 11月号』にも書きました。
さらに、この雑誌には“大転子グリグリ”についても書きましたが、説明はしていません。
近いうちに必殺“大転子グリグリ”について、ブログ上で説明しましょう。
以前書きました新しい自己管理方法です。

されに、らに本日から、新しい理論にもとづく新しい施術法を開始しました。
見た目は今まで行ってきた方法ですが、一部考え方を追加しました。
企業秘密ですのでこれは発表しませんが、一人でも多くの患者さんの痛みを取るために・・・研究は続くのであった。

ラララライヤ~


変形性股関節症を怖がらないでね