股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

“立ち上がる”について考えてみた ②

2006-06-15 12:48:53 | 股関節の基礎
皆さん、座っている時に筋肉はどうなっていると思いますか?
座ると言うことは、股関節と膝関節を曲げているということですので、股関節、膝関節に関する筋肉のほとんどは緩んでる状態です。
また、体重を支えている状態ではないので、筋肉には力は入っていません。

長時間座っていて、立ち上がろうとする時、その筋肉はどうなるでしょうか?
緩んで力を抜いていた筋肉は、急に伸ばされて急に力を入れて身体を支えないといけないのです。

正常で柔軟性のある筋肉には何の問題も無いことです。
しかし、病気になっている筋肉には大変なことで、すぐの対応ができないのです。
しばらく痛くて動けないのです。しかし、立った後、しばらくじっと立っていると徐々に痛みが消え動きも出てくるものです。
立ち上がった時の痛みと動きの悪さはの原因は、前回指摘した股関節周囲の組織への圧迫と、筋肉が病気の状態だからと考えるのが自然でしょうね。

立ち上がりのときの痛みがひどく、仕事ができない方がいました。
仕事をしていて、通勤時間の長い方でした。
当時私は埼玉で、患者さんは神奈川県でしたので、1ヶ月仕事を休んで毎週月曜日に2回の施術を1ヶ月行いました。

その症状は無くなりました。
その後、5年間その症状は出ていません。
原因はももの裏のハムストリングスという筋肉の病気でした。
ハムストリングスは、座っている時に緩んでいます。
ハムストリングスは、基本的には膝関節に関する筋肉ですが、坐骨にくっついている筋肉ですので、股関節にも関係します。

立ち上がる時に痛む方は、イライラしないで対応を考えてください。
ハムストリングスや腸腰筋をほぐして下さいね。

変形性股関節症を怖がらないでね



今夜の最終便で鹿児島に行ってきます。
来週の月曜までPCはいじれませんね。FOMAの電波も届かないところです。
みなさん、お元気で。良い週末を