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股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

遅れていると思ってた!

2007-02-03 01:51:00 | 手術のこと
人工関節の手術後の患者さん。
卓球の全国大会に出ました。

手術後から軽度の神経症状が出ているようです。
手術直後から周りの患者さんより回復が遅れていた。
「自分は他の人より回復が遅れている。」と思い、過ごしてきた。

しかし、私からすると、確かに違和感は残るものの総合力ではかなり高い能力の持ち主だと感じていた。
その患者さんから先日「私はいまだに他の人より回復が遅れていると思っている。」
と言う言葉を耳にした。

そうなんだ・・・少し驚いた。
なかなか自信と言うのは持ちにくいものなのでしょうね。
私は他の多くの患者さんを診ているので、能力の高い方だと思っていたが・・・。

手術をしているしていないにかかわらず、患者さんが自信が持てるようにしたい。
そう感じた会話だった。

変形性股関節症を怖がらないでね





【INFORMATION】
おかげさまで2月の静岡・名古屋、4月の大阪の予約はいっぱいとなりました。
ありがとうございました。
3月の札幌も新しい患者さんが増えています。まだ少し空きがありますので、日本全国から気合入れて申し込んでくださいね・・・なんて。
札幌旅行を兼ねてガツン・・・良いかもしれない



手術前ガツン!

2006-12-08 15:00:10 | 手術のこと
最近、手術日が決まっている新患さんも多いですね。
施術の結果手術を断る方もいますが、それぞれの生き方です。
今後手術をするにせよ延期するにせよ、手術前に筋肉(血管と神経も含む)を正常化しておくことは重要です。
手術後の経過が非常によいのです。
人工関節の手術では、内転筋を切除することがあるのですが、それを防げるかもしれません。
人工関節の手術では、神経や血管が伸ばされますので、術後の合併症を防げるかもしれません。
もちろん人工関節の手術では、筋肉も伸ばされますので、手術後の筋肉の痛みが防げるかもしれません。

人工関節にしろ、自骨の手術にしろ、手術前には筋肉の状態が悪いものです。
そのまま手術に臨むよりは、手術前に筋肉をガツンと正常化させていくといいのです。

そういうこともあるのです。



変形性股関節症を怖がらないでね





【INFORMATION】

本日午後6時頃の新幹線で大阪に施術に行ってきます。
9日から12日まで。ホームページからのお問い合わせは携帯に届きます。
その他、携帯に直接ご連絡ください。
大阪は、初めての方が多いです。
“関西連合募集”なんて言っていた時期もありましたね。
近畿全府県から多くの予約をいただきました。すごい成長ぶり~。
ありがとうございます。
ただただ、ありがとうございます。

鹿児島出張決定!
1月26日~1月30日午前まで。
予約先:mm1110mmのあとに@docomo.ne.jp

2月は静岡を予定していますが、その直後に続けて名古屋に行きます!
日程が決まり次第報告いたします。
名古屋の方々、お待たせいたしました!

手術後ガツン!

2006-12-07 00:04:52 | 手術のこと
最近自骨手術や人工手術後1年未満の新患さんが非常に多いですね。
“違和感”や“痛み”のために、回復の軌道から外れている方が多いですね。

でも心配は要りませんよ。
全ての方は、手術が成功しています(レントゲン上)ので、いつか元の回復軌道に戻れます。

手術前に筋肉の状態が悪い人(だから痛い)が多く、そのまま手術を受け、手術で筋肉はさらにダメージを受けています。
皆さんはこの事実をよく理解する必要があるでしょうね。
もちろんレントゲンには写らないんですよねぇ。

ですから手術後に筋肉をガツンと柔らかく正常化しておくことが重要なんです。

私は、手術後3ヶ月経っていれば施術を受けます。
手術後に筋肉を正常化することが、その後の股関節の長持ちに大きく影響することを忘れないでください。

手術をしたら終わり!・・・と言うのは骨だけの話です。
筋肉の存在をお忘れなく。
股関節にかかる衝撃(負担)を吸収してくれるのが筋肉の持っている筋力ですからね。


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手術によって失われるものもあるのです。

2006-11-15 10:31:31 | 手術のこと
最近来られた患者さん。
年齢は70歳、人工関節の手術を勧められていた。
精神的に落ち込み、活動に消極的だった。

検査をしてみると、関節の動きはほぼ正常。
股関節に強い炎症は見られず。
歩行はほぼ正常。
痛みは大腿筋膜張筋と大腿四頭筋に軽度の痛み。

私は患者さんに言いました。

『絶対に手術する必要はありません。こんな良い状態の股関節が手術をしたら不便になります。状態の悪い筋肉は私が治しますので、好きなことをドンドンしてください!』
私がここまで言い切るのも珍しいのですが、さすがに頭に来ました。
何を根拠に『手術をしなさい。』と言ったのか?
この方が手術をしたら、確実に股関節の動きが悪くなります。
現在110度曲がっている股関節は、90度くらいになる確率が強いのです。

総合的に考えると、こんなに良い状態の股関節であり、股関節の動きが悪くなるのがわかっていて、なぜ手術をしなければいけないのか!
なぜ、患者さんの気持ちを落ち込ませなければいけないのか!

私はこの患者さんに何度も言いました。『痛みの“たち”は悪くありません。ちょっとくらいの痛みなんか全く気にせず、旅行でも何でも出かけてくださいね。』


いま、この患者さんは何事にも積極的になりました。



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手術後への不満がもたらすもの

2006-08-28 15:46:36 | 手術のこと
先日の患者さんの一言。
『手術後の状態については皆さん凄く良いイメージを持っています、ところが思ったほどの変化がないときに皆さんトレーニングに走ってしまうみたいですね。不安や焦りが出るみたいですね。特に自骨の手術後の人にその傾向は強いようですね。』

なるほど・・・。
そういうことがあるのでしょうね。
私の患者さんの60%は手術の経験があります。
手術してもなお痛みや違和感を抱えているのですね・・・。

当初、私の患者さんは手術をしていない方々が大半でした、理由は「手術をしたくない」というシンプルなものでした。
しかし、じょじょに手術をされた方が増えてきましたね。

私は、これから手術を受けられる方には「手術後は思ったより動けないと思ってください。それが正常の経過なんですよ。」と説明します。
その様に理解していると、手術後の余計な不安や落ち込みが少なくてすむようです。

手術を考えている人も考えていない人も、押えておきたい重要なポイントかもしれませんね。
試験に出ますよ!・・・?



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手術ができない人 ① 

2006-08-12 22:41:55 | 手術のこと
私は鶏肉アレルギーです。
食わず嫌いのレベルをはるかに超えています。
一度、シンガポールで死にそうになりました。
回復に24時間かかりました。
買い物にいけなかった・・・思い出。

人工関節や自骨の固定用に金属が使われています。
ネックレスやイヤリングをしてかぶれる人はアレルギーがあるかもしれませんね。
金属と言っても色々ありますので、人工の手術前にはアレルギーテストを行います。

ある金属にはアレルギーがあっても別の金属なら大丈夫ということがあるのです。
私の患者さんの中には、ほとんどの金属にアレルギーを示し、手術を受けたくても受けられない方がいます。
また、アレルギーテストを行った記憶が無いのに、金属アレルギーのある方もいます。

ある人工関節の患者さんは、もしかしたら金属アレルギーによる症状が出ているのではないかと思う方もいます。
色々な原因不明の病気が次々に出ているのです。
膝関節や胃や腎臓や皮膚や手や足首やめまいやあご・・・に。
金属アレルギーとは関係あるとはいえませんが・・・あまりにも不思議な症状が出ています。
骨粗鬆も普通ではないですね。

金属を使った手術を受ける患者さんで、金属アレルギーのある方は、手術前に検査を依頼してくださいね。
もちろん、現在の金属にはアレルギーの出にくい金属が使われていることは事実ですので、心配するレベルではないとは思うのですが。
備えあれば憂いなしと言うことで。

変形性股関節症を怖がらないでね




『手術すれば良いのに・・』・・・の巻

2006-03-14 10:02:12 | 手術のこと
去年は2ヶ月に1回鹿児島に出張したのですが、このところごご無沙汰しています。
ついに4月に行くことにしましたが、スカイマークエアラインが飛ばなくなるみたいですね。
安い航空料金で助かっていたのですが・・・飛んで~チョウダイ!




自骨か人工骨に限らず、手術をしたことに満足している人は、手術をしていない人に『手術すれば良いのに、何でしないの?』と言う場合が多いですね。

逆に、手術をしたことを後悔していたり、後悔している人を知っている方は『手術は絶対するものではない!』と言う場合が多いですよね。

手術する、しないは個人の判断ですが、その結果がどうであろうと他の人に意見しないほうが良いように思います。
これは、全ての事について言えるのですが、いくら同じ病気であっても個人差があるので、ある人には有効な事でも、別の人には逆効果ということがあるのです。

サプリメントや筋力トレーニングについて勧めるのは、まだリスクは少ないのでしょうが、手術となると取り返しがつかないことがあるのです。

実際にあった話です。
ある方が自骨の手術をしました。東京からは遠方の方ですが、神奈川の病院まで来て手術を受けました。
結果は非常に良好で、大の親友にも自骨の手術をしつこいくらい勧めたようでした。
結局その友達も同じ病院の同じ先生の手術を受けました。
しかし、残念ながら自骨の手術の経過が悪く、病院を再受診した時にその先生が「やっぱりダメだったか・・・人工の手術をしましょう。」と言ったようです。

この先生もこの先生なのですが、残念に終わった患者さんは、手術を勧めてくれた友達を恨み、自宅に引きこもり状態になりました。

手術は自分の判断で決めたのですから、あくまで“自己責任”ですが、恨みたい気持ちもわかります・・・。


「このトレーニング法が良いわよ。」「あのサプリメントが良いわよ。」「あの先生が良いわよ。」
とうことはよくある話です。
このくらいのことなら、とりあえず試してみて判断することも重要なんですが、手術については、いくら他の方から勧められようとも、
自分で情報を集めて勉強してから判断したほうが良いように思います。

今までも何回も書いてきましたが、全てには“個人差”あるということを頭においてほしいと思います。
そして、手術の判断はあくまでも“自己責任”で行うものだと言うことを頭においてほしいと思います。

私は、手術をして後悔している人を知っていますので、原則的に手術は勧めません。
手術をしようかどうか迷っている人には、手術に反対します。
自分の手術の内容も知らずに手術日を決めている人には、手術日を延期させます。
しかし、手術のことをよく理解していて手術を決意されている人の場合は、背中を押してあげて、手術後の考え方を指導するようにしています。

手術だけが治療法ではないことは事実です。


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