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きくはちぞう、とうとう宇宙へ! きく8号/H-IIA11号機 打ち上げおよび衛星分離成功

2006-12-19 | 宇宙
平成18年12月18日15時32分、きくはちぞうこと「きく8号(ETS-VIII)」を搭載したH-IIAロケット11号機が種子島宇宙センターから打ち上げられ、約28分後に衛星を分離し打ち上げは見事に成功した。

特設サイト きく8号/H-IIA11号機打ち上げへ!(JAXA)

今回は「204型」と呼ばれる固体燃料ブースターを通常の倍の4本に増やした「史上最強のH-IIA」だったので、種子島から見る打ち上げの迫力は凄まじかったらしい。
そりゃそうだろうなあ。。。何しろ内之浦から飛んでいた「M-V」ロケットを4本束ねて巻きつけて飛んで行ったようなものだからなあ。。。

さて、今日は熊本県八代市も南の空に多少雲があるものの、この程度なら何とかここからでも「204型」の飛翔が拝めるはずだ。
JAXAのカウントダウンサイトを見て打ち上げの瞬間を待つ。
種子島からの中継映像でH-IIAが爆炎を噴き出したのと同時に外に出て、南の空を見上げると、おお!雲の切れ間を薄っすらとだが斜めに東の方角へと上昇する一直線の白い筋が見えた!
あれぞまさしく「きく8号」を載せたH-IIA204型!!

そうだ、写真を撮らなきゃ!という訳で急遽携帯の最大ズームモードで撮影を試みる。

…写らないな、やっぱりorz

同時刻、熊本市内のビル屋上でH-IIAを見ようとスタンバイしていた友人のKから「ダメだ、見えん」と連絡が入った。
結構雲が多いし、飛行経路が丁度雲の切れ間になっていたから運が良かったようだ。
結果、時間にして約30秒ほど肉眼でロケット雲が伸びていく様子を確認できたが、残念ながら固体燃料ブースターの切り離しを目視で確認出来る前にロケット雲の先端は霞の中に消えて後に残ったロケット雲も1分もしないうちに空に溶けてしまった。

「きく8号」は今日の早朝から合計4回、静止軌道に乗るためのロケット噴射を行い、軌道に入った後はいよいよクリスマスの夕方からテニスコート大の大型アンテナの展開を始める。
うまく開いて宇宙に巨大な花が咲くといいが。頑張れ、きくはちぞう!!