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2015夏 ドイツ/クロアチア/ボスニア・ヘルツェゴヴィナ紀行 16:ノイエ・ピナコテークと夕暮れの駅

2015-10-18 | 旅行記:2015 ボスニア・ヘルツェゴヴィナ
Photo:ミュンヘン、Bayer通りの夕暮れ


15:国際列車MIMARA号の旅からの続き

ミュンヘン中央駅の裏、Bayer通りに面したホテルにチェックイン。
もう午後4時を回っているが、これからちょっとミュンヘンの街に出かける。

ホテルの部屋に荷物を置いて、中央駅前からUバーン(地下鉄)に乗って、向かった先は…


ノイエ・ピナコテーク。

ミュンヘンの街にはピナコテーク(ギリシア語で「絵画館」の意味)を名乗る美術館が3つあり、それぞれ古典(アルテ・ピナコテーク)・近代(ノイエ・ピナコテーク)・現代(ピナコテーク・デア・モデルネ)の各分野の作品を多数収蔵している。

どの館も大変充実した素晴らしいコレクションで知られており、出来れば3館とも観て回りたいところなのだが、たまたま今日はノイエ・ピナコテークが“ナイト・ミュージアム”の日で夜8時まで開館している水曜日なので、まずはノイエ・ピナコテークを観に行くことにしたのだ。



“ナイト・ミュージアム”のノイエ・ピナコテークはあまり人も多くなく、じっくりと作品を鑑賞して楽しむことが出来た。











ノイエ・ピナコテークの真髄である印象派や、ゴッホとゴーギャンを収めた展示室を独り占めできるという贅沢なひと時を過ごす。
長旅の疲れが名画に癒される…







ノイエ・ピナコテークからUバーンとトラムを乗り継いで中央駅裏のホテルに帰ってきたが、夕焼けがきれいなのでBayer通りを少し散歩することにした。

トラムの通りに沿って歩くと、中央駅の操車場に面した団地の公園に出たので、夕陽に照らされた列車たちを暫し眺める。







夕陽に向かって、高速列車ICEが行き交う。



Bayer通りからコメルツ銀行の角を曲がって歩くと、ミュンヘン中央駅構内の線路を跨ぐハッカー橋に行き着く。




構内入れ替え中の、City Night Lineかユーロナイト(国際夜行列車)の寝台車らしき車輌。





近郊電車や、プッシュプル運転のインターシティが足元を走り抜けるのを見ているのはなかなか楽しい。
ここハッカー橋は地元ミュンヘン市民もお気に入りの散歩道らしく、橋の欄干に腰掛けてビールを煽りながら夕陽と列車を眺める若者たちや、子供と一緒に列車に手を振る家族連れの姿も多く見かけた。

「あっ、ICEが出発していくぞ!」



「またICEが来た!」

結局、夕陽がすっかり沈んでしまうまでハッカー橋の上で列車を見送り続けたのだった。
やっぱり、汽車を見るのは楽しいなぁ…
これは世界中、万国共通の楽しさだね。

17:ドイツ博物館のカールツァイスに続く