←#004:到着!アムステルダム・スキポール国際空港からの続き
午後8時過ぎ、アムステルダム・スキポール空港からエストニア共和国の首都タリン行き便の搭乗開始です。
Eチケットの記載ではKLMオランダ航空の便名になっていましたが、
エストニア共和国のフラッグ・キャリアであるエストニアン・エア(エストニア航空)の機体で運行されるコードシェア便でした。
エストニアの国旗と同じ青系のトリコロールカラーで、爽やかな機体色が印象的です。

エストニア航空の飛行機はボンバルディア社製のCRJ900、プライベートジェットのような小型機です。
スキポール空港の滑走路脇に沖止めで、乗客は順番にタラップをぞろぞろ登って乗り込みます。

真っ正面からエストニア航空機の鼻面を拝んでみました。
ちょっと「モグラ」か何かの小動物のようで、愛嬌がありますね。
これから北海を北上してバルト海を突っ切りエストニアまで、旅の最終区間をよろしく頼むよ!

KLMオランダ航空2831便ことエストニア航空0474便がスキポール空港を飛び立つと、
ようやく空の上にも遅い夕暮れがやって来ました。
アムステルダムからタリンまでのフライト時間は約2時間半、途中で中央ヨーロッパ時間から東ヨーロッパ時間に切り替わるので1時間の時差があり、タリン到着は深夜23時半になります。
タリンに着くまでに、機内食のスナックでちょっと腹ごしらえを…と思ったら何と、エストニア航空の機内ではエコノミークラスは機内食も飲み物も全て有料!
フラッグ・キャリアなのにサービスはLCC並みだなんて、ちょっとガッカリ…
窓の外も日が落ちて真っ暗になり、福岡からの長時間フライトの疲れも出てきたので暫し、ふて寝。
目が醒めると、既にタリンが近いのか、窓の外の眼下には小さな町灯りが連なっているのが見えます。
エストニアに来るのは初めてですが、何となくホッとするような穏やかで暖かい灯りです。
深夜のタリン空港は、小さなターミナルビル内に人影もなくて照明も薄暗く、お店も全て既に閉店していてひっそりしていました。
どうやらエストニア航空0474便はタリン空港に到着する本日の最終便だったようです。
福岡で預けたトランクを無事にピックアップして、夜中の空港ターミナルビルを出て見知らぬ国の夜道を歩きホテルへと向かいます。
夜霧が漂い、しんしんと冷え込む夜道を歩くのはさぞかし心細かろう…
と思いきや、実は事前にタリン空港周辺の道路をGoogleストリートビューで見てホテルまでの道順を把握してあるので、既に頭の中に土地勘が出来上がっているのです。
世界中の街の道を自宅に居ながらにして歩き回って確かめておくことが出来るなんて、なかなか素晴らしい21世紀になったものですねぇ!
という訳で、何のトラブルもなく空港近くのホテルに到着してチェックイン。
旅の最初の夜は、何はさておきバスタブに熱いお湯をたっぷり張ってゆっくり浸かり、長い空の旅で凝った身体を伸ばす…つもりだったのに生憎シャワーのみでバスタブ無しの部屋でした。
気を取り直して、温かいシャワーを思いっきり浴びてからベッドにもぐり込みます。
おやすみなさい… 明日から、エストニアでの日々が始まります。初めての国エストニア、どうぞよろしく…
→#006:タリン→タルトゥ ハイテクITバスで行く、エストニア縦断快適バス旅行に続く