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天燈茶房 TENDANCAFE

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ブルートレイン「なは」 夢のあと

2008-03-30 | 鉄道
平成20年3月15日のダイヤ改正で廃止された、熊本と京都を結ぶ寝台特急「なは」。

先々週にファイナルランに乗車してきたが、その後「なは」に使用されていた編成はJR九州の手元に戻されて廃車となり、解体を待っていると思われた。
しかしまだ解体用重機のあるJR小倉工場に回送搬入されたという情報はネット上でも伝わって来ないので、
「ひょっとしたら、まだ熊本車両センターにいるかも知れないな」
という訳で、島原鉄道南線の名残り乗車後に現地まで見に行きました。



先日出かけた熊本車両センターの中が伺えそうな場所へと行ってみると…

「いた!あの二つ星のDUETロゴは間違いなく24系25型車輌、『なは』の編成だ!」


今でも「なは」のテールマークが掲げられたままなのが確認出来る。


隣の留置線にはファイナルランで僕が乗車したB寝台1人用個室車「ソロ」の車輌の姿も見える。




少し場所を移動して、もう1枚。
車輌まで距離があるので車輌番号を読み取ることは出来なかったが、外板の痛み具合やロゴの欠け落ちの形から恐らく僕が乗車した京都行き上り列車のファイナルランに使用された編成だと思う。
平成20年3月30日現在、まだ熊本車両センターにいます。

「なは」と同時に廃止となった長崎行き列車「あかつき」の車輌は、海を越えタイへと譲渡され、彼の地で第二の人生を送るという。
一方「なは」の車輌は譲渡や転用の予定は無い。
それでも最後に、九州鉄道記念館開館5周年と北九州市制45周年記念の臨時列車として、編成組み直しの上で平成20年4月27日に門司港―豊後森間を走行する(九州鉄道記念館・イベント情報)ことになっている。
それを最後に、そのままJR小倉工場へと運ばれて解体されるのだろう。

ブルートレイン「なは」号、ファイナルランご苦労様でした。
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島原鉄道 涙雨

2008-03-30 | 鉄道
写真:加津佐駅のキハ20

今月限りで廃止される島原鉄道南線(島原外港―加津佐)と旧型気動車キハ20形。
昨年暮れ先月にも乗って来たが、
最後の日曜日となった今日、また乗って来ました。

いつものように熊本県八代市郊外の自宅を夜明け前に出発、クルマで熊本新港へ。
午前7時発の九商フェリー島原港行き始発便で有明海を渡る海の旅。
いつもはプロムナードデッキで海を眺めたり有明海航路名物のカモメが餌をねだる様子を眺めて過ごすのだが、今日は冷たい春の雨が降ってるし早起きのせいで眠いので、2等船室の座席に突っ伏して就寝。接岸の汽笛で目覚めて、急いで下船。フェリーターミナルから数百メートル離れた島原鉄道島原外港駅へと向かう。




乗り継ぎ時間が僅か7分しかないのに途中で赤信号に引っ掛かったりして不安だったが、何とか加津佐行き第105列車に間に合った。
今日の第105列車は島鉄オリジナル塗装のキハ2018+2019。
「ありがとう南線」ヘッドマークを付けての登場。

車内は始発の諫早駅から乗り通してきたらしい乗客でボックス席が全部ふさがっている状態だったが、相席で座ることが出来た。
車窓は涙雨、そして停車駅ごとに地元の乗客から贈られた別れと感謝の挨拶の看板が列車を出迎える。







桜が咲いたのに降りやまぬ冷たい雨と人いきれで曇ったガラス窓、静かに最後の旅を噛み締めるような独特の雰囲気のまま列車は坦々と走り、約1時間で終着駅加津佐に到着した。





加津佐に着いても雨は降り続いていたが、それでも乗客はカメラ片手に濡れるのも厭わずに、或いは傘を差して遠巻きにキハ20を取り囲み、名残りを惜しんでいた。







加津佐駅には30分足らずの停車で、島鉄色キハ20の2輌編成は南島原駅に引き返す。
帰りの車内も名残り乗車の乗客で盛況だったが、やはりしんみりとした静かな道中だった。沿線では踏み切りや民家の窓から列車に手を振る人の姿もあり、多くの人たちから親しまれたローカル鉄道にもいよいよ別れの時が近づいたことを感じさせた。


原城駅で旧国鉄一般色の編成と列車交換。
南線廃止後はキハ20形も全車廃車となるので、来月以降はこの駅も車輌もどちらも消えてなくなってしまう。


観光トロッコ列車の最終運行とも擦れ違う。
この雨ではずぶ濡れの旅だったろうが、涙雨には濡れて行くのが相応しかったのかも知れない。


島原外港駅に到着した。
隣の終着駅南島原へと走り去って行くキハ20を見送り、フェリーターミナルへと向かう。

「また明日、来るよ。最後にまた会おう!」

という訳で、明日3月31日は島原鉄道南線最終列車に乗ります。
最後の時は、そばにいたいから!

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花見の野点

2008-03-30 | 日記
春です。
九州熊本県南部では桜も見頃です。

という訳で、今日は市内の神社で境内をお借りして花見の野点。


人様の前で御点前を見て頂くのはこれが初めてでして、桜花なんか見ている余裕はなかったですね、ハイ。
まあ、御師匠が横についててプロンプターをやって貰えたので、何とか一通り最後までやれましたが。
ああ、もっと練習して精進しないとな~
しかし出番が終わってから、水屋で頂いた薄茶の美味しさは格別でした。

そういえば、「きぼう」日本実験棟の船内保管室を見事国際宇宙ステーション(ISS)に取り付けた土井宇宙飛行士は今回のミッション中宇宙日本食を楽しんでおられたようだけど、そのうちISSで茶会を催したら面白いかも。「きぼう」って小ぢんまりしてて詫び寂びな茶室っぽいし。
微小重力下で点てられる抹茶とか開発されませんかね。でも、粉末状だと色々面倒(つうか、危険!)だからペースト状になるのかな。味気無いなー。。。

全然関係ないけど、侘寂(わび・さび)っていう小惑星があるね。
10585 Wabi-Sabi (1996 GD21)(NASA/JPL)
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