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天燈茶房 TENDANCAFE

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京都駅、ブルートレイン名優顔見世

2008-03-20 | 鉄道
京都駅に到着した寝台特急「なは・あかつき」号の最終運行列車は、
回送列車となって引き揚げる前にプラットホームに降りた乗客や出迎え客に粋なサービスをしてくれました。

車体側面の方向幕が「回送」のコマになるまで、これでもかとばかりに繰り出される綺羅星の如き古の名列車と懐かしい終着駅の数々。
京都駅での名優の顔見世、一挙公開。
生憎手持ちのデジカメが連写に対応しておらず、方向幕巻上げのスピードについて行けず数コマ撮り落としてるかもしれませんが、そこは御勘弁を。

























































…以上、京都駅での最後の顔見世でした。

九州を走ったほぼ全てのブルートレインを見ることが出来たのではないでしょうか?
急行「日南」(門司港行き)が出てくるのに注目。
かつては鹿児島区所属の24系25型は東京行き「はやぶさ」「富士」から新大阪系統の「なは」、果ては九州内夜行急行までと実に幅広い運用範囲をこなしていたのだなぁ。でも、同じ九州内夜行の「かいもん」が出てこないね、撮り逃したかな?

大阪行きの「あかつき」も興味深い。「あかつき」は向日町運転所でさばききれない編成を宮原客車区に回送していた関係で、新大阪で新幹線に接続せず大阪始終着となる系統があった、ということは昭和40年代の関西地区は文字通りブルートレインで溢れかえっていたということ。

そして今となっては、すべてが「兵(つわもの)どもが夢の跡」…

「なは・あかつき」はEF66に連れられて、向日町へと帰っていった。
さて、僕もそろそろ行こうか。

そうだ…最後の九州ブルートレイン、はやぶさに乗ろう。」(続きます)

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ブルートレインは駆け抜けた 平成20年3月15日朝、寝台特急「なは・あかつき」京都駅到着

2008-03-20 | 鉄道
写真:ブルートレイン「なは・あかつき」、最後の夜明け

ブルートレインは駆け抜けた 平成20年3月14日夜、寝台特急「なは」ファイナルラン からの続きです 

平成20年3月15日
夜を徹して山陽本線を走り続けた京都行き寝台特急「なは・あかつき」最終運行列車は、兵庫県内で朝を迎えた

終着駅京都の予定到着時刻は7:53。
昨夜の各駅での見送り客の大混雑の影響か、定時より若干遅れているようだが、それでももうすぐ列車は終着駅に到着する。
そして「なは・あかつき」は夜を駆け続けたその歴史に幕を下ろし、記憶の彼方へと旅立つ。

「終着駅になんか、永遠に着かなければいいのに…」

それでも列車は、最期の時までその使命を全うしようとしているかの如く、朝の山陽本線を軽快に駆け抜けていく。

昨夜は一晩中、1人用個室「ソロ」の車窓から星空と流れ去る夜景を見ていた。
徹夜明けの眼に、朝陽が眩しい。
夜明け前に少し朝霧がかかっていたが、陽が昇る頃にはそれもすっかり晴れて、不思議とすがすがしくて気持ちの良い朝だ。
「暁を目指して走り続けた列車にふさわしい、素晴らしい朝になったな。」

「おはよう車内放送」と、目覚めた乗客が個室のドアを開ける音、通路を行き交い、洗面所を使う水音。
いつも変わらぬ、ブルートレインの朝の音の風景が「ソロ」個室の中にも聞こえてくる。
僕の部屋は山側を向いているので見えないが、今頃列車は明石海峡大橋付近の美しい海岸を疾走している筈だ。

通勤電車と頻繁に擦れ違うようになり、列車は神戸市街に入っていく。
トアロードを跨ぎ阪急電車の高架と並走し、住宅地の谷間を縫って走り淀川の向こうに高層ビル群を眺め、終着駅へと近づいていく。


大阪駅では、向こうのプラットホームに「なは・あかつき」と同時に廃止される東京発の寝台急行「銀河」の最終運行列車が滑り込んで奇しくも同時到着となった。
「銀河」との束の間の出会いの後、「なは・あかつき」はいよいよ最終区間へと向かい一路京都駅へとラストスパートする。

最後の車内放送。
車掌さんの「なは・あかつき」への想いも織り交ぜた長い放送に、乗客の誰もが聞き入っていた。























第32列車寝台特別急行「なは・あかつき」最終運行列車は、定刻より若干遅れて終着駅京都に到着した。


向日町の基地へと引き揚げていく「なは・あかつき」編成を、乗客は最後まで見送っていた。





日本本土への復帰を願うウチナーンチュとヤマトンチュの想いを乗せて、高度成長の希望に輝く暁を目指して、それぞれに夜を駆け抜けたブルートレインは今、旅人の記憶の彼方で永遠に輝く碧い星になった。

旅の想い出をありがとう碧い地上の星たち。ありがとうブルートレイン。
そして…「僕に旅への憧れを教えてくれてありがとう。これからも、僕は旅を続けるよ。」

  
乗客に配られた、「なは・あかつき」号乗車記念カード

ありがとう、「なは」。そして「あかつき」。
僕は忘れない、いつまでも…

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