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ブルートレインを追え!地元熊本編

2008-03-09 | 鉄道
写真:熊本車両センターに並ぶ寝台車

ブルートレイン「なは」「あかつき」が廃止される平成20年3月15日のJRダイヤ改正まであと1週間を切りました。

先週も、「なは」に乗って京都まで行ってきたばかりだが、今日も廃止前最後の日曜日だし何だか居ても立ってもいられなくて、熊本駅まで「なは」を見に行った。
…熊本県南部の八代市郊外の我が家から、自転車で。

我が家というか下宿から熊本駅まではJRの普通電車で30分弱かかり、まあ距離にして30キロ位?自転車で行けない距離ではないわな。それに最近、デスクワークばかりで運動不足だし体重もウエスト周りも気になるし、いい運動になる。
という訳で、「なは」の熊本駅到着時刻の午前7時36分に間に合うように、夜明け前の午前4時に出発。県道14号線と国道3号線をゆっくり流しながら熊本駅へと向かう早朝サイクリング。
もう春が近いのでそんなに寒くもなく、問題なく午前7時前には熊本駅に到着したが…
「うう、お尻が痛い。。。弟から借りたこのママチャリ、サドルが硬過ぎるよ!」

ともかく、熊本駅の北側の坂の上にある陸橋へと向かい、熊本駅に到着する「なは」を出迎える。



やはり廃止前最後の日曜日という事もあり、同じように「なは」を出迎えて撮影する人がチラホラ見られた。
さて、陸橋の上で「なは」を出迎えたら、すぐに自転車で熊本駅南側の構内脇道路に向かう。
ここで、熊本駅で乗客を降ろした後、回送列車となって基地の熊本車両センターへと引き上げる「なは」編成を見送る。




かくして、自転車による熊本駅周辺でのブルートレイン「なは」追跡、無事成功。
これがしたくて、わざわざ30キロもチャリンコを漕いで来たんだ、お尻が痛くなった甲斐があったと言うものだ。

さて、八代の下宿に帰って寝るか。
でもせっかく小回りの利く自転車に乗ってるので、ちょっと寄り道。
ブルートレイン「なは」編成が取り込まれた熊本車両センターの中が伺えそうな場所はないか、周辺の公道をウロウロしてみる。



辛うじて熊本車両センター内に留置された「なは」用24系25型寝台客車の姿が見える場所を発見。ここって九州新幹線工事の現場のまん前だな。
向こうにB寝台1人用個室車「ソロ」が停まっているのが見えるが、あれはさっき熊本駅に到着した「なは」編成とは別の車輌。
その奥の方で、回送されてきたばかりの「なは」編成が入れ替え用ディーゼル機関車DE10に推されて移動しているのが見えるが、屋根しか確認できない。
「この場所のすぐ隣に建ってるあの高層マンションの上の部屋からは、『なは』入れ替えの様子の一部始終が眼下に見えるんだろうな。羨ましい!」


ブルートレインの寝台車が並ぶ横で建設中の新幹線の高架橋が完成する頃、ここからはブルートレインの姿は消えている。
寂しい…



帰り道の途中、熊本市の南端の川尻町で「酒蔵まつり」をやっていたよ。
ここは熊本ではお屠蘇として飲まれる「赤酒」で有名な「瑞鷹」の酒蔵。
特別醸造酒の試飲なんかをやってて、ちょっと飲んでいきたかったけど自転車でも飲酒運転は御法度なので残念ながら素通り。

帰り道ではポツポツ雨が降りだしたりしたけど、幸い本降りにはならずちょっと身体がお湿りになったけど無事に昼前に下宿に帰着。
「ああ、お尻が死んだ…今度から、この自転車に乗る時は座布団必携だ!」でも、ブルートレイン「なは」の最後の晴れ姿を堪能できて良かった。

「…だけど、やっぱり列車は乗るものだね。見てるだけだと寂しいよ。」
だから乗ります。今週金曜日3月14日熊本発、ブルートレイン「なは」上り京都行き最終列車。
「なは」ファイナル・ランまで、あと5日。

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COUNTER from 07 NOV 2007

ブルートレインを追え!

2008-03-09 | 鉄道
写真:京都駅に入線するブルートレイン「なは・あかつき」

新今宮駅から大阪駅までの170円のきっぷで大阪近郊区間を大回り乗車して、1日がかりで琵琶湖を一回りしてきた僕は、夜の京都駅に到着した。
ここから大阪駅まで、大回り乗車の最終区間を、終焉間近のブルートレイン「なは・あかつき」を追跡しながら移動しようと目論んだ訳だ。

平成20年3月1日 19:30頃
向日町の車輌基地から回送されてきた「なは・あかつき」となる編成は、一旦京都駅構内を通過して東京方に引き上げ、発車時刻の10分ほど前に7番乗り場に据え付けられる。
7番乗り場には既に多くのギャラリーが「なは・あかつき」の入線を待っている。

やがて、ヘッドマークを掲げた機関車EF66を先頭に碧い列車が入線してきた。



たちまち、先頭に立つ機関車や最後尾の客車から切り離される回送機関車の周辺には人だかりが出来て「撮影会」が始まった。それを尻目に、「なは・あかつき」の到着を見届けた僕はすぐに隣のホームに移動、5番乗り場から19:59発の新快速姫路行きに乗り込む。
京都駅の構内を出て行く新快速の最後尾乗務員室窓から、3分後にこの新快速を追いかけるように発車する予定の「なは・あかつき」の機関車の前照灯が輝いているのが見えてすぐに小さくなった。


新快速は僅か24分で新大阪に到着。ちょうど隣のホームから青森行きのブルートレイン「日本海3」号が発車していった。この「日本海」も3月15日のダイヤ改正で2往復中の1往復が廃止削減されてしまう。


20:28、「なは・あかつき」が新大阪に到着。
鮮やかな塗装の座席車「レガートシート」に輝くテールマークを見てから、すぐに大阪方面行きの普通列車に乗車。再び先回りを試みる!


20:41、「なは・あかつき」大阪駅に到着。
かくして、京都・新大阪・大阪の3つの駅でブルートレインを追いかけて、いや正確には先回りして到着を迎えることが出来た。ブルートレイン追跡、成功!
そして、大阪駅到着と同時に、新今宮駅から王寺・奈良・加茂・柘植・草津・米原・近江塩津・近江今津・京都と大回りしてきた大阪近郊区間大回り琵琶湖一周の旅も無事ゴールイン!


20:47、大勢のギャラリーに取り囲まれたブルートレイン「なは・あかつき」は熊本と長崎に向かって大阪駅を発車していく。
行ってらっしゃい。残り僅かな日々、どうぞよい旅を…


「なは・あかつき」を見送ってから、自動改札に今日一日使い倒した170円きっぷを投入。午前10時過ぎの使用開始から既に10時間以上経過しているので、ひょっとしたら警報が鳴るのではないかとヒヤヒヤしたが、何事も無かったかのように機械に吸い込まれていった。
液晶画面に当たり前のように表示された「ご利用ありがとうございました」の文字だけが、僕の今日1日の修行というか苦行というか愚行を慰めてくれているような気がした。


さあ、僕も熊本に帰ろう。
今夜の「なは」は満席で寝台券が買えなかったが、この後遥々東京からやってくる熊本行きブルートレイン「はやぶさ」の寝台券を購入してある。
熊本から来る時に乗った「なは」と同時に京都往復割引きっぷで購入したので、「はやぶさ」の寝台券も京都発になっている。このまま大阪駅で待っていてもいいが、せっかくだから京都から「はやぶさ」に乗りたい。
そんな訳で、再び京都に移動。これもせっかくだから京都までは、大阪23:27発新潟行きの夜行急行「きたぐに」に乗って行くことにする。
「きたぐに」は日本で唯一の寝台電車581/583系を使用する珍しい列車。ちなみにこれが、北陸本線で使われていた「食パン電車」の元になった車輌。そして奇しくも以前、「なは」にも使用されていたことがある車輌。


「きたぐに」には自由席座席車があるので、京都までの片道切符に急行券を追加購入するだけで乗ることが出来る。
この向かい合わせの座席が、実は背もたれを倒し延ばしてから壁に収納された上段を倒すと3段式のB寝台にもなるんですが、想像できますか?


午前零時1分前、京都着。
京都駅はコンコースも駅前広場も真っ暗闇。これから「はやぶさ」が来るのに寂しい…


0:37、「はやぶさ」到着。
「はやぶさ」の車内も既に消灯され真っ暗。暗い中、自分のベッドに辿り着き、すぐにリネンを敷いて寝てしまった。今日は1日中列車に乗ったり追いかけたりでさすがに疲れました。

翌朝、目が覚めると列車はもう関門トンネルを通過して九州内を走行していた。


平成20年3月2日
11:48、「はやぶさ」は定時に終着駅熊本に到着。


3月15日のダイヤ改正以降も「はやぶさ」は運行を続けるが、来年以降に廃止されることが既に決定しているという。
せめてその名を分けた宇宙船、小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還する2010年6月までは走り続けていて欲しかったのだが…
前人未到の小惑星からのサンプルリターンという使命を背負い、満身創痍で地球を目指す宇宙船「はやぶさ」は、今日も静かに飛び続ける。故郷に帰る、その日まで。
「はやぶさ」、3回目の遠日点を無事通過(JAXA宇宙科学研究本部トピックス)

地上の「はやぶさ」も、任務を全うして黙々と走り続ける。最後の終着駅に到着する日まで!

小惑星探査機「はやぶさ」情報:提供 JAXA宇宙科学研究本部
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