大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

傍観者としてACLに関わるということ

2011-09-16 07:35:56 | ACL/A3
こないだの長居でのACLの試合を観戦した際において、ハーフタイムにトイレで出くわしたのが、代表ユニを着て必勝という字の間に日の丸を入れたハチマキをしていたおじさんに出くわして、この人一体何者なんだろうな、と色々想像したりしたんだけども・・・まあ、ああいう格好をされておられるから、単なるライトなサッカーファンというわけでもないだろうし、むしろ日本代表をかなり追いかけておられる方じゃないかという気はした。でなければ、国際試合とはいえセレッソの試合にこんな格好で来るわけないもんね。

で、自分からみてその人をどう思うかと言えば、それはそれでアリだとは思う。クラブチームの試合であると同時に、クラブの名を借りた国対国という側面があるのもACLだからだ。だからこそ筆者は、大阪でせっかく試合が行われるんだから、応援するしないは別としてもこの機会を、各自がそれぞれ自分なりの方法で楽しんだらいいんじゃないかと提案したわけなんですがね。その意味では、この代表ユニを来たおじさんにしても、セレッソなんか応援出来るか、ボケ!とばかりに全北のゴル裏に行った人たちは、それぞれが自分なりの楽しみ方をしていたとは思う。こう考えるのも、やはりACLに最初に出た時の盛り上がりの少なさというのを身をもって体験しているからであって、もし今回自分らが勝ち上がっていたとしたら、セレサポの皆さんには、好き嫌いは何らかの形でガンバのACLというものに関わっていて欲しいとは思うけどもね。まあ、でも好きの反対は嫌いではなく無関心っていうからなあ・・・その意味では嫌い嫌いも好きのうちかもしれんけど。

ただ、メディアにおける取り上げ方というのは、やはり代表のノリの延長であったりするわけよね・・・本来ならそこにクラブチームとしてのライバル意識みたいなものを覗かせる見方があってもいいんだけども、それが表に出てくることはない。それどころか、大阪市長が、日本中のサッカーファンがセレッソ大阪を応援しています、なんてことを試合前に言うもんだから。だから、ガンバサポの中で、全北を応援すると明言している人たちの頭の中って、そういった風潮に対する反発も含まれているんじゃないかって言う気がするわけ。

で、ややっこしいのは、ネットでは、既存のメディア報道とはまったく正反対の言説というのがガンバ系のTLやブログを埋め尽くされてしまったというから、そこに嫌悪感を覚えられたという方が出てくるんじゃないかと。そこら辺、自分なんかは、「你有你的道理,我有我的道理(あなたにはあなたの、私には私の考えがある)」と理解しているから、人がどう思うとあまり気にはしていないし、自分も人の考え方には干渉はしないんだけども。


2011 亞冠8強賽第一輪 大阪櫻花 4-3 全北現代

2011-09-15 00:07:21 | ACL/A3
試合後に長居のバクスタで、知り合いのセレサポさんから、「ガンバやったらこういう試合せえへんでしょ?」という風に声を掛けられたけども、どうだろう?今日みたいな試合って元々ウチのお家芸だったはずなんですがw 最近すっかりお株を奪われているんだけども、こういうところで負けてられないと思うのが大阪人ってやつでw まあ、最近のウチならもう少しゲームをコントロールしてアウェーゴールを与えずに終わらせたというのもあるかもしれない。

ただ、今のセレッソは以前のウチと同様に、いやある意味それ以上にリスクを冒して攻めに意識を向けているというのは言えるかもしれない(ガンバでは後ろに3枚残すのに対してあちらは2バックで両サイドが高く張るからだが)。春先のセレッソの方がどちらかと言えば安定していたけども、その時はシュートを打てども入らなかったし、倉田クンなんかいつになったらシュートが枠に飛ぶねん、という話だったはずなんですがね。ガンバでは今でこそ守備意識を高めつつもカウンターで点を取ってクローズという芸当を「たまたま」できているんだが、その前提はやはり低い位置からでも持っていけてかつ点の取れるグノとラフィーが居ることじゃないかと思う。セレッソの場合には点取る為には愚直に前に出続けるしかないというところなのかもしれない。

試合の方はというと、Kの首位って結局こんなもんなん?というようにしか考えなかったのは、アウェーでやっているからだろうか?まあ、それでもKの首位に居るということはアウェーでもそれなりに勝っているからじゃないかと思うんだけども、Jの中下位というのは少なくともKの中下位よりは遥かに上というのは確かかもしれない。いや、韓国サッカーって最近では年代別代表においては、日本よりは優位なのかもしれないけども、トップレベルにおいてはレベルが停滞しているだけかもしれないな。この試合の全北は基本前後分断。イ・ドングは、基本プレスバックせずに前で起点になってくれというラファエル状態な使われ方であるため(この点先のW杯予選におけるテセの方がまだ守備はしている。その分彼の攻撃力は落ちたのだが)、攻撃時に決定力は発揮出来るけども、セレッソはポゼッションにおいては彼に邪魔されることなく後ろから前にスムーズにつなげるようになるし、前半から両サイドの裏を突くことが出来た。そうした形で1点目の同点ゴールが生まれ、前半もう一つの決定機も播戸が2バックに挟まれながら起点になってさばいてから清武がシュートを打ったものだった。

セレッソにとってもったいなかったのは3失点で、最初の失点はイ・ドングの飛び出しにボランチが前に入って侵入を防げていなかったところだし、2点目は大海クンが足を出したのがコース変わったものではあったんだけども、セレッソはあの時ラインが下がり過ぎてたんよねえ・・・3失点目はコーナーでせり負けていたというものだし。特にセレッソの場合CBが前に横につり出されることが多いので、そこを若いボランチがしっかりケア出来ていればと思わせるところがあったんだが、こうしたカバーリングは中後が担っていたんだが、彼も最近はスタメンじゃないんか。

そう考えると彼らの失点ってちょっとしたマイナーチェンジというので減らせるかもしれない。若いボランチの守備意識とかを身につけるとかいうので自分たちの得点よりは減らして勝つということは出来るかもしれない。

グループリーグでは全北にアウェーで0-1で負けているのか。でもあの時は得点力不足で、怪我上がりのマルチネスのミスからやられたんだっけ?そう考えるとあの時と今とではセレッソも状態が違うので、簡単に0-1で敗れて敗退というのはないかもしれない。結構アウェーでもアホ試合やってくれる期待はありますな。

その意味では部外者から見ても割と面白い試合やってくれたんだから、試合後の、あの知らねーな、の煽りはちょっとドン引きしてしまったかな。あれに反応出来るのはガンバサポしかいないんやからねw

明日のACLプレビュー

2011-09-13 23:14:17 | ACL/A3
さて、一応長居に行くと明日決めているので、プレビューめいたことを書こうと思ったけども、全北についてあまり情報があるわけではないのでどこまで書けるかな?昨年鹿島とやっていた時にも見ていたけども、基本は1トップのイ・ドングに当ててから攻撃を展開するということには変わらないか。となると、セレッソとしては茂庭の出場が危ぶまれているところが痛いんだけども、相手が1トップ2CBで対応出来るとしたらそんなに影響は出てこないかもしれないが。やはり、セレッソに対しては2バックに対して2トップでぶつけた方が効果的だとは思うけども、ポゼッションで上回れるガンバとは違って他のチームがそれやると中盤での人数やボール回しにおいてセレッソに遅れを取るのかもしれないな。

お互い3度目の対決となると、流石に3度目の対決ならば全北も何か対策を練ってくるんじゃないかという気がするんだけども、その対策がどこまで研究されたものなのかは興味深い。スカウティングはやってはいるんだけども、Jリーグの場合と異なり一年間に渡って継続的に見ているわけでもない。また、スカウティングしていても、アウェーだからといって、引き気味に来ると基本セレッソのゲームで試合が進んでいくことになるだろう。もっとも、世界的に見れば中韓のチームがACLで日本において日本のクラブと再戦する場合は往々にして引き気味になる戦術はアウェーの戦いとしては普通だったりもするわけで、むしろアウェーでも勝ち点3を獲りに行く戦いを挑むことの多いJリーグというのが特殊なのかもしれないな。

となると、最初に全北がどういう出方をしてくるかによってゲームの趨勢は決まるかもしれない。敵地での第2戦を考えるとセレッソとしては1stレグは勝っておきたいところだろうし、出来ればアウェーゴールも与えたくはないところだろう。

あ、そうそう。最近バンちゃんが絶好調なのを忘れていた。こないだの広島戦は彼がプレスに行く時行かない時というのを判断してチームメイトに指示を出していたらしく、自身でも相手をサイドに追い込むようなプレスを掛けていたのが良かったという評価を聞いている。更には攻撃ではクロスにあれだけ合わせることが出来るのも素晴らしい。ガンバでのクロスの精度はというと・・・やめとこw いずれにしても、若い選手が多いセレッソの中だからこそ、ベテランとしての経験値を生かせるというのが今の彼の強みなのかもしれないな。




柱谷さん解任についても少し、そしてACLにおける自分の態度

2011-09-13 07:30:30 | サッカー全般
昨日はどうやら、「浦和 ToT」でアクセスしてこられた方たちが多かったようですね。ACLについて書きたいんだけども、もう少し浦和について最初に書いておきます。

柱谷さんが自身のブログで中長期的にやりたかったことがあったと書いてあったのは、彼が京都の監督時代に道をつけたような育成部門の整備ということだったのかな、という気はしますね。広島ユースに人を派遣して撮影させておいて、自軍のユースと比較させて改革が必要だということを稲盛和夫氏に説いたのは柱谷氏だったという風には聞いているから。その意味では、GMの仕事というのは目先の結果のみならずもう少し長めのスパンで見なければいけないんだろうけども、京都や栃木でやって来たことの成果が出たのは彼がやめてからということならば、今彼が種をまいたものが芽を出すのはもう少し先かもしれない。一つ彼に同情するとしたら、決して彼が呼んだわけではない監督をサポートせざるを得ないところだったんだろうけども。

短期的に何かを変えたいのであるならば、実際ピッチで起こっている出来事について何かを変えないといけないんだろうけども、それを今回変えなかったというのは、何だったのだろう?社長さんがペトロを切りたくない、というか切れないというのは確かだったんだろうけども・・・

まあ、これは目標とかにもよるんだけども、残留というのを目標にして考えると、今の浦和にとって実はペトロというのは割と現実的な選択だとも考えられる。但しそれには条件があって、ペトロに対して今季はもう攻撃的なスタイルの構築は諦めて残留仕様のサッカーをしなさい、と指導することでもあるんだけども。すなわち、ペトロが嫌うポジションチェンジというのは取られてからの守備を考えると各自マークにつきにくいというリスクが生じてしまうわけで、そのリスクを消すことが出来ることを一番指示出来るのは今の浦和の中でペトロだということになる。

で、今朝になって社長がGMにもっと現場に介入しろという話があったというのは、ペトロを切れない代わりにGMを通じて現場に介入したいということなんでしょうけどもね・・・ということならば、今は降格を回避するためのことをやれ、と言うのならまだ納得行く話かもしれないが。

話変わって水曜日のお隣のACLの件について。ウチらは当事者ではなくなったけども、唯一ACLの試合が大阪で行われるというのであれば、これを傍観者の立場において大いに楽しんだらいいんじゃないかと思いますね。

自分の考えとしてはCWCで漫遊に関連してコメントを寄せたリバプールサポのトニー・クロスビーのおっちゃん(オッサンとは言うてまへんw)の心情に近いかな。トニーのおっちゃんは、イングランドで一番タイトルをとったのがリバプールなんだぜ、と強調し漫遊なんか応援出来るか、という風に言った一方でプレミアのリーグが低いとも思われたくない、と複雑な心境も覗かせていた。

その意味では、水曜日の長居へは全北のゴル裏に行く、というガンバサポを自分は結構知っているし、その心情は判るんだが、同時に考えないと行けないのが、ACLはクラブ同士の対戦であるだけでなく、リーグ対リーグという側面もあり、さらには中韓のチームとやる時には国対国という側面もあるということだろう。確かに国対国という枠組みに無理に縛られることはないと思うんだけども、相手の方は国の代表というのをどこかで意識しているという互いのギャップは今までのACLにはあったわけね。まあ、セレッソまで全滅となったらJリーグのレベルがとか、Jクラブはやる気あんのか、というような声はまた出てくるでしょうなあ。

そう考えると、同じ国だからといって、セレッソを応援する義理は確かにないんだけども、かといってここ日本は欧州でも南米でもないんだから、無理に原理主義者ぶってアンチピンクを気取ることはないだろうと思っているんで、長居には行くけども、アウェーのゴル裏に行くことはないですね。もっと言えば自分はセレッソのサッカーって別に嫌いではないですよ。そういうわけでガンバサポの皆さんもせっかく大阪でやっているんだから、皆さん自分なりの方法で楽しんでみたらどうでしょう?

おっと出勤の時間がやって来たんで、ACLの試合のプレビューについては今夜書きます。

浦和の低調から来る余波~Jリーグの観客動員数減という問題への対処を迫られるようになる

2011-09-11 23:49:05 | サッカー全般
最近歌ばんで一緒に隣で応援しているDO君とは、私がブログに書いたネタで話すことがよくあるんだけども(その中での一つが、こないだのルーカスネタで、なんか結局その東京サポさん謝ってましたねw)、このネタも話すと食いついてくるかな、と思うのが浦和ネタ。

山形との試合見たけども、一言で言えばサッカーにすらなっていない。まずビルドアップする時の中盤から先の選手の動き出しが少なく、サイドバックもビルドアップに関与することが少ない。山形としては、とりあえず開始早々に雅人のゴールで先制すると、後はジャンボを前に残したまま、4-1-4のブロックにプラスアンカーを置いて守る徹底ぶり。浦和がDFラインからビルドアップを開始しようとしても、動き出しが少ない為に山形の前線の選手らはボランチにボールが入るコースをケアしているだけで浦和が殆どまともに組み立てられなくなる。こんな前半を見ただけで、もう前半だけで見るのをやめてしまった。まだ1時間後にキックオフになった川崎と神戸の試合の方がまだ互いにビルドアップの形を持っている。

なんでフィンケ前監督を続投させなかったのか、ということなんだが、報道によれば丸塩の獲得に対してアタッカーが揃っているのになんでこれ以上補強するのか、という疑問をフィンケが投げかけていたかららしい。今思えばこの件に関して言うとフィンケが正しかったという気はするんですけどもね。丸塩が入ったことで中盤のアタッカーがむしろ過剰になってしまっているのが現状ではある。

例年の残留ラインは大体35,6くらいで、これをクリアすれば残留か。今年はやや低いんじゃないかとは見ているんだけどもね。そうやって現実的な残留ラインの設定を考えると、降格を心配されておられる一部の浦和サポさんとは異なり、最後には何とかなるんじゃね、と思うんだけどもね。ただ、それ故に本当の意味での崖っぷちまで来ていないから、監督交代というのにはすぐ踏み切れないんだろうなあ、と想像も出来る。今の宙ぶらりんな成績もさることながら、フロントにしてみればペトロ解任の声がサポから高まっている中で解任、という形を取ると、サポの圧力に屈したという形を取られるのが嫌なんじゃないか?そう考えると、一部ネットで呼びかけているペトロ解任の署名活動なんていうのはあまり影響を及ぼさない。もし、影響するとしたら、浦和のフロントはサポの圧力に屈したという形を嫌って即座の解任を拒否するという結果ぐらいしか見えてこない。ただ、シーズン終了後に彼らがどんな審判を下すのかは判らないが。

他サポ的に気になることだが、前にも書いたが、それは浦和の低調がJ全体にもたらすダメージだろう。勿論、あるチームが強くないとという発想はかつての寄らば巨人というのと同じ匂いがするのであまり好きではない。ただ、現状を考えると、スカパーとの契約やJリーグのオフィシャルスポンサーとの契約にもJ平均観客動員数減という形で突き出される現実によって影響を及ぼすかもしれない。

そう考えると、長期的に浦和に依存した観客動員、メディアの露出といった戦略を考えなおさないと行けない時期に来ているかもしれない。もし浦和がこのままジリ貧の一途をたどり続けるのであればだが。

付記:この記事を書いた後に、柱谷GMの解任が発表されたけども、やはり彼はペトロと上手く行っていなかったんだろうなあ、という筆者の推測を裏付けるものにならないだろうか?結局社長が最終決定で連れてきた監督である以上、ペトロを切れないということなのかもしれないけども・・・

J聯賽第25輪 大阪鋼巴 2-0大宮松鼠

2011-09-11 09:28:26 | ガンバ大阪
ガンバは大体連戦をこなしている時の方が強くて、中断明けとなるとゲーム感覚の問題が出てくる傾向にあるんだけども、この試合も全体的には運動量は少ない。ただまあ、それが却って夏仕様のサッカーがやりやすい状態ではあったのは確かであって、開始早々大宮にペースを握られたものの、その後徐々に盛り返し、前半あの大宮の比較的高めのラインの8枚ブロック(2トップは下がって守備しない)をどう崩していくかに焦点が絞られていく。サイドからはハルが仕掛けていき、徐々にブロックを剥がしにかかるが、先制点はあっけない形で大宮の金沢による北野へのバックパスにラフィーがプレスを掛けていた為、そのこぼれ球をグノが押しこむ。ここでは金沢のミスというよりもラフィーの前プレを評価したいかな。それまでにも北野のフィードが外れてしまっていた為に足元を狙っていけばいいんじゃないかと思っていたけども。今年の前半戦になかった守れるFWの役割にラフィーが収まってくれているわけですね。

リードを奪ってからは逆にリトリートする形でゲームをコントロールする。そういう形で失点を減らす努力をしているんだけども、それがどこかのクラブのGMさんに言わせると、その時ガンバとは名指ししなかったけども、ブロックを作ってカウンターというスタイルを上位チームがやっているらしいんだが・・・実際にはポゼッションとカウンターを巧みに使い分ける、ということをやっていて、この試合大宮にポゼッションでもシュート数でも上回れたけども、その分ゲームコントロールはしっかりと出来ていた為、シュートも大体藤ヶ谷の正面で抑えることが出来た。本当のGKのファインセーブは正面でガッチリキャッチすることだという見方が正しければ、彼が日刊スポーツのグッドプレイヤー賞に輝くのも不思議ではないだろう。まあ、それにはDFがきちんとシュートコースを切っていることが前提条件なんだが、それをコーチングである程度GKがポジションを指示出来ていれば言うことはない。

そうして、後半ヤットを一列上げて守備タスクの負担を減らしたお陰で、2点目の追加点はヤットのタメからスンヨンを右サイドの四軍の裏に走らせて、スンヨンがドンピシャのクロスを上げてラフィーはそれに合わせるだけのお手軽クッキング(といっても実際は難しいものだけども)。そのゴラッソだけでもうお腹いっぱいになれたんですよね・・・ただ、お隣がウチのお株を奪うプロレスサッカーを同じ日にやっていたのには嫉妬するなw まあ、勝つだけでなくエンタテインメントという点でも大阪の2クラブは競争し合っていることは確かであります。

大宮について言うと少しずつ上位を目指せるサッカーが芽生えつつあるように思える。スズジュンが目指すパスサッカーってもう少し戦力に恵まれていれば力を発揮出来るかもしれないんだけども(だからといって、試合後のコメントで実力差を云々するコメントを正直に言ってしまわれるんだよね)、この日は上田が居ない影響が大きかったか。あと、こちらからするとかつてのような縦に抜ける嫌らしさというのがない分助かっているという側面はあるけども、それが上位を目指す為の土台作りだとすれば狙いが判らないわけではない。事実日刊スポーツに出ているスタッツによれば大宮のポゼッションは51%でガンバを僅かばかり上回っていた(その統計を集めてどこかのクラブはポゼッションでは勝っているということを強調しているのかもしれないが)。その意味では、今この時期をガマン出来るかどうかなんですよね・・・

浦和のToT、そして明日の大宮戦(少しだけだがw)

2011-09-09 23:07:05 | サッカー全般
この間浦和版サポミとも言うべきToTとかいう、見ただけに涙が出るようなタイトルの催しをインターネットラジオで聞いたけども、多くのクラブでありがちな(ガンバでもよくある)グダグダ感が全くなく、終始緊張感が保たれた進行は新鮮ではあった。まあ、それがインターネットを通じて公に公開されたお陰なのかもしれないけども・・・ウチだってFM千里を通じて公開したら、質問だか要望だか判らないような質問は会場からは無くなるかな・・・

ただ、今になって思うんだけども、そうした緊張感というのは今では主催者であるレッズのフロントによって演出されたものかもしれないし、会場から出てくる厳しい質問というのも実は彼らの掌の上で起こっている出来事かもしれないな、とも思ったりもする。そして質疑応答の答えにしても、一般企業の総会屋対策じゃないけども、予め質問を想定しておき(しかも今回事前に質問をメールで受け付けて、その中から自分たちで選んで回答することが出来る)、その上で模範解答を用意しているんじゃないか、と勘ぐりたくなるんですなあ・・・

それが、ペトロのスタメンポロリの件であるとか、監督はサイドに張っておけなんてことはミーティングで一度も言ったことがない、という部分でも現れているように思えるんだけども、多分柱谷GMにしてみれば、前にも書いたけども自分が最終決定で選んだ監督ではないけども、立場上サポートしなければならない為に、彼の回答は聞きようによっては、「なんで俺がこんな奴(つまりペトロですな)を擁護せなアカンねん」という気持ちで言っているようにも思える。まあ、それは質問を想定していたからこう答えておこうと待っていたからなのかもしれないけども・・・

象徴的なのが、ドメサカ板まとめそれに対ブログに掲載されていた質疑応答テキストにおける質問5の方の質問で、これが非常に鋭い質問をされていた。それに補足する形で司会の島崎氏が永田獲得はラインを高くする為なのかと質問してペトロや柱谷氏がウニャウニャと答えていたんだけども、これなんか前節のセレッソとの試合見ていた人ならば、彼らの述べた永田獲得の理由が完全に破綻しているんですがw だってあの試合自分も録画で見たけども、永田はラインコントロールどころか、むしろセレッソのロングフィードで裏を突かれてそれをカバーする為に懸命に戻り、或いはそれをケアする為に自分がポジションを下げてケアするのが精一杯で、むしろ彼は自分でラインを下げているわけだもんね。

ただ、それを一概に永田は責められないのではないか?というのも彼にしてみれば、ロングフィードを出してくるセレッソのボールホルダーに対してきちんとプレスが掛かっていなかったわけで、そうなるとラインコントロールもへったくれもなく、ラインを下げて対応せざる得なくなる。事実そうした彼のとっさの判断が決定的なピンチになる前にセレッソの攻撃を辛うじてふせ。新潟時代に専門誌でラインコントロール論を語ったりするくらいクレバーな彼がラインコントロール出来る状況にないと判断してしまう状況をペトロや柱谷サンは認識しているだろうか?そしてそれをきちんとラインコントロールする為にはチーム全体でどう対処したらいいか、という処方箋を話すべきではなかったのか?多分彼らだってラインコントロールが出来ていなかった状況が判らないわけではないだろう。なんかこれを見ても、永田獲得というのが本当にラインコントロールが理由だったのかと勘ぐりたくもなるけども、それは島崎氏によるアドリブ質問だったので、想定出来ずに同意してしまったからなのかもしれないけども・・・

あと、あの会で出た、1,2年でガンバを追い抜くという話について。ガンバのことをディスることで結束力が高まるんならペトロはいくらでもガンバのことをディスってもらっても結構ですよ。こっちはこっちで直接対決への燃料投下には持って来いですから。ただ個人的には、彼には不思議とあまり腹は立たない。それどころか、宇佐美をU-22にとられることなく最後まで見ることが出来たのは、原口を活かすサッカーをやってくれていた彼のお陰で、そのことは今でも感謝したいくらいw ただ、ToTに参加されたレッズサポの皆さんが実に不憫でならないんですよね・・・

さて、明日は大宮戦だ。石原の運動量には気を付けないと行けないかな・・・あと2週間休んだ後の試合勘をしっかり取り戻さないとをな。。

負けない、ということを考えているザックは予選を戦う上で最適な監督

2011-09-07 07:40:07 | サッカー全般
ウズベキスタン戦では、ボランチである長谷部を前に上げて、北朝鮮戦での彼の前での動きに加え、守備意識を高めようとしていたけども、急造の布陣で、かつ前から取りに行こうという意識が裏目に出てはピンチを広げていってしまった。早い話が自分たちで苦しくしてしまったわけであるが、もう少し落ち着けてやった方が良かったかな・・・最後は互いにラインが下がったままで中盤がオープンになって打ち合いになってしまったわけだけども、イタリア人監督ってあんまりこういう展開を望まないんじゃなかったっけ?

あちらでの公開練習で3-4-3を敢えてウズベクの報道陣に見せておいて、攻撃的に行くと宣言していたのを見て、筆者はうまく煙幕を張っているな、と感心したりもしていたw 攻める意識というのを持っていたからこそ最後手にした勝ち点1であると考えたい。最後槙野を入れて3-4-3にしたのは、真ん中を固めるということで、仮に両サイドが下がって5バックになったとしてもそれでしっかりと守りきれということじゃなかったかと思ったりもしたんだけども・・・今回は韓国やオーストラリアみたいにパワープレーをやってこなかったのがこちらには幸いというか、相手のクロスの精度が全然大したことがなかったから地上戦しかなかったわけなんだが、それが今回5バックになっても、という考えが当たったのかもしれない。

つまり、ザックの頭の中ではウズベク相手に勝ち点を先行させないという考えがあったんじゃないかという気はするんだけどもね。それは結構大事なことで、欧州の予選でもグループで本命視されている国が苦戦したりするのも、彼らが無理に勝ち点3を取りに行ったところが格下の相手の戦術の術中にはめられてドツボにはまる、ということがあるわけで。

となると、ホームで勝ち点3をしっかりもぎ取り、アウェーで引き分けて勝ち点1を持って帰って来ることが出来るザックは今の予選を戦う上でベストな監督だと言えるかもしれない。その理屈で言えば11月の平壌での北朝鮮でも、アウェーの戦いぶりに期待しよう。

やっぱり東京にルーカスは必要、という件

2011-09-06 07:47:31 | サッカー全般
ちょっと気になったのが現在FC東京に在籍する我等がルーカス。実は、ルーカスいらないと某東京サポさんのブログ(というよりはつぶやきの延長かもしれないが)を見てしまったものなんで、本当に今のルーカスは、そう言いたくなるようなパフォーマンスか、録画した栃木との試合を全体ではないけども、早送り再生しながらざっと見てみた。

感想は、いらないどころか、今の東京の状態でルーカスを失えば更に苦しくなるだろうというくらい、ポストプレーヤーとしての仕事を果たしていた。件の東京サポさんは、ここ数試合全体のパフォーマンスとかを見て言っておられるのか、それともなかなか勝てていないところから来るいら立ちをぶつけているのかはハッキリしない。

まあ、人間の心理って実に複雑なものであって、イラネと言う言葉は単にその場での感情の発露に過ぎず、決して本心から出たものではないだろうという気はする。裏返せば本当はその東京サポさんはルーカスに対して当初ものすごく期待しておられたんじゃないかという気がする。ただ、現役を引退して少しブランクがあって本来のコンディションをまだ取り戻せていないというのもあるかもしれないが、自分が思い描くルーカスというものと現実のギャップが大きすぎたのかもしれない(この点はエジイラネと言っていた赤い皆さんに似ているが、彼らの場合はワシントンとの比較だったからねえ)。

ガンバサポの目線から言わせてもらえれば、今のルーカスは使い方次第でまだまだ輝ける選手ではある。ただ、ガンバに居た時と比べると、彼がサイドに流れてボールを受けて空いた真ん中のスペースに2列目の選手が飛び出して来ることがなく、どちらかと言えば彼は相手DFの中央のエリアに張っていることが多い。加えて空中戦での競り合いやポストプレーの役割を課しているということは、正真正銘の1トップとしての働きを彼に求めているような気がする。ガンバでやっていた4-2-3-1でのルーカスの1は、それ自体に意味があるものではなく、3を活かす為に流動的に動くというものだった。

全体的に見てみると、東京の攻撃で、前線でポジションチェンジする動きや、後半から入ったナオが右サイドで持った時に椋原が上がるとかいうような動きが少ないのが気になる。ただ、これは今まで自分がリスクを冒す攻撃というのを見てきたからかもしれない。恐らくクマさんの考え方というのは、栃木に対して不用意なカウンターで失点して、その結果勝ち点3を与えてしまってはならない、ということをどこかで意識していたように思えるわけで、この辺は北朝鮮戦におけるザックと考え方は似ている。

それがJ2仕様というやつなのかもしれない。J2での東京の立場は、圧倒的な戦力を有している強者の立場であり、引いてくる相手に対して如何に攻めるかというのと同時に、相手に如何にスキを与えないかということも同時に意識しているのかもしれない。

FC東京が羨ましいと思うことは、常に他クラブから選手を集められているということだ。これは東京という名前がなせるものなのかは判らない。ただ、首都圏にある多くのクラブの中で浦和は別格として、あれだけよそから選手を集められる求心力というのはなんなのかと考えてしまうわけなんだけども。それに関しては強化部はいい仕事をしておられるとは思いますが、地元のUターン組しか特化して集められないガンバや清水と違い、地方から見れば東京という看板は大きいのかな、という気はしますね(浦安にあるのに東京ディズニーランドと冠しているテーマパークもあるくらいですからw)。ただ、それ故に料理人が多くてスープが作れないなんてオシムが居たらそんな皮肉を言われそうな状態っていうのが今の東京かもしれないですが。

だからルーカスいらないなんていう風に言わないで下さい。そんなこと言っていたら、ガンバTV最高傑作の、懺悔の部屋送りにしますからねw

アウェーの洗礼というのがお約束ネタですが・・・

2011-09-05 07:18:04 | サッカー全般
ザックジャパンにしてもなでしこジャパンにしても、色々とアウェーの洗礼を思わせる記事が出ておりますが、これがお約束ってやつでしょうなあ・・・

ザックジャパンに関しては、今回の最初の関門がやって来るわけだけども、たんぽぽが生えたピッチならこないだのホムスタの神戸戦でガンバがやったみたいな対応というのもありかな、という気はする。パスサッカーが出来ないなら綺麗に崩そうと思わずに臨機応変にやればいいと思うのだけども。

ザックの頭の中では引き分けたとしてもそれは悪くない結果だと考えているかもしれない。それはアウェーのウズベク戦だけでなく、ホームでの北朝鮮相手でも、出会い頭でテセに一発やられるのを警戒していたフシがある。清武が右サイドに張っていたのはセレッソでは考えられないことかもしれないが、それはそれで、ポジションチェンジをあまりやり過ぎて取られ方が悪くなってカウンター食らうのを恐れていたんだろうな、という風にも考えられる。だからまあ、後半アディショナルタイムまでスコアレスだったけども、仮にそれがスコアレスで終わったとしてもザック的にはまだ何とかなるというところだったのかもしれない。つまり、北朝鮮に勝ち点3を与えないという考えをザックは頭の片隅に
置いていたのだろうから。

そうなると、吉田の決勝ゴールで得た勝ち点3は日本にとってこれからの予選での戦略を考えると大変意味のあるものになってくるかもしれない。ウズベクに勝ち点3を与えて勢いづかせないこと。このことから逆算した戦い方を考えたらそんなに難しいことではないだろうし。

その意味では、なでしこジャパンにだってこれからの残り試合には引き分けを選択肢として考えることも出来るようになったかもしれない。この間の日本海ダービー(まだこのネーミングにこだわるw あちらには東海ダービーと読んで貰ってOK)では、もう少しゲームを落ち着かせることが出来れば、と思う場面が試合の中で何度か見受けられた。そこら辺中一日しかないのならばもう少しペース配分を考えてもいいかな、と思う。この間の韓国戦はラインコントロールがままならない状態だったのが却って首位意識を高めたのは良かったんだけども、オージー相手ならば今度はゴール前での高さを気にしなければならなくなる。そうなると、ラインコントロールをきちっと今度は出来ないと行けないんだけども、今のDF陣にアップダウンはそう多くは望めないのが悩ましい。