大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

やっぱり東京にルーカスは必要、という件

2011-09-06 07:47:31 | サッカー全般
ちょっと気になったのが現在FC東京に在籍する我等がルーカス。実は、ルーカスいらないと某東京サポさんのブログ(というよりはつぶやきの延長かもしれないが)を見てしまったものなんで、本当に今のルーカスは、そう言いたくなるようなパフォーマンスか、録画した栃木との試合を全体ではないけども、早送り再生しながらざっと見てみた。

感想は、いらないどころか、今の東京の状態でルーカスを失えば更に苦しくなるだろうというくらい、ポストプレーヤーとしての仕事を果たしていた。件の東京サポさんは、ここ数試合全体のパフォーマンスとかを見て言っておられるのか、それともなかなか勝てていないところから来るいら立ちをぶつけているのかはハッキリしない。

まあ、人間の心理って実に複雑なものであって、イラネと言う言葉は単にその場での感情の発露に過ぎず、決して本心から出たものではないだろうという気はする。裏返せば本当はその東京サポさんはルーカスに対して当初ものすごく期待しておられたんじゃないかという気がする。ただ、現役を引退して少しブランクがあって本来のコンディションをまだ取り戻せていないというのもあるかもしれないが、自分が思い描くルーカスというものと現実のギャップが大きすぎたのかもしれない(この点はエジイラネと言っていた赤い皆さんに似ているが、彼らの場合はワシントンとの比較だったからねえ)。

ガンバサポの目線から言わせてもらえれば、今のルーカスは使い方次第でまだまだ輝ける選手ではある。ただ、ガンバに居た時と比べると、彼がサイドに流れてボールを受けて空いた真ん中のスペースに2列目の選手が飛び出して来ることがなく、どちらかと言えば彼は相手DFの中央のエリアに張っていることが多い。加えて空中戦での競り合いやポストプレーの役割を課しているということは、正真正銘の1トップとしての働きを彼に求めているような気がする。ガンバでやっていた4-2-3-1でのルーカスの1は、それ自体に意味があるものではなく、3を活かす為に流動的に動くというものだった。

全体的に見てみると、東京の攻撃で、前線でポジションチェンジする動きや、後半から入ったナオが右サイドで持った時に椋原が上がるとかいうような動きが少ないのが気になる。ただ、これは今まで自分がリスクを冒す攻撃というのを見てきたからかもしれない。恐らくクマさんの考え方というのは、栃木に対して不用意なカウンターで失点して、その結果勝ち点3を与えてしまってはならない、ということをどこかで意識していたように思えるわけで、この辺は北朝鮮戦におけるザックと考え方は似ている。

それがJ2仕様というやつなのかもしれない。J2での東京の立場は、圧倒的な戦力を有している強者の立場であり、引いてくる相手に対して如何に攻めるかというのと同時に、相手に如何にスキを与えないかということも同時に意識しているのかもしれない。

FC東京が羨ましいと思うことは、常に他クラブから選手を集められているということだ。これは東京という名前がなせるものなのかは判らない。ただ、首都圏にある多くのクラブの中で浦和は別格として、あれだけよそから選手を集められる求心力というのはなんなのかと考えてしまうわけなんだけども。それに関しては強化部はいい仕事をしておられるとは思いますが、地元のUターン組しか特化して集められないガンバや清水と違い、地方から見れば東京という看板は大きいのかな、という気はしますね(浦安にあるのに東京ディズニーランドと冠しているテーマパークもあるくらいですからw)。ただ、それ故に料理人が多くてスープが作れないなんてオシムが居たらそんな皮肉を言われそうな状態っていうのが今の東京かもしれないですが。

だからルーカスいらないなんていう風に言わないで下さい。そんなこと言っていたら、ガンバTV最高傑作の、懺悔の部屋送りにしますからねw