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フィギュアスケート:NHK杯2021 雑感

2021-11-15 | figure skathing、ice show
最近の私の傾向ですが、ほんの一部の選手しか見ていません。ずっと試合の緊張感が続くのは心が疲れてしまうのですよ。
だから、他の選手との比較や最近のルールやジャッジの傾向はとんとわかっていません。ただ、見て楽しむだけ。


村元・髙橋組

RD

前回の試合のFDは昨年と比べ、かなり構成が変わっていることに気が付いていませんでした。気に入っていてもら大きなミスがあるプログラムはクリーンな演技と比べて、繰り返し見れないものがあります。(時にミスがあっても秀逸なプログラムというものもある)
スピードもあり、距離もずっと近くなっている。(
今回のソーラン節は冒頭から細かいアレンジが加わっていることに気付きました。(長い前置きは前回のアメリカでの試合の演技が良かったので、細かいアレンジに気付くほど何度も見たと言いたかった)滑り込んだ分、細かい演出や表情なども入って、よりプログラムのクオリティを上げている印象。リフトも安心して見てられました。
髙橋選手の腕の筋肉もさることながら、血管の浮き出方が凄い。厳しい筋トレをしてこられたのが感じられます。思えばアイスダンサーの筋肉(リフトなどに必要な)は短期間でつけられる訳ではなく、昨年は技術もだけど筋力も発展途中だったのだと思います。
は〜どっこいしょ♪という謳でリフトされることを許した村元選手はナイスアイスダンスガールです。

FD
このプログラムもアメリカの時から細かいところが変わってませんか?
他のアイスダンサーはどうか分からないんですけど、こんなに試合後にマイナーチェンジを繰り返すまのかな?
二人の能力を見極めての変更でしようが、結成間もない二人にはかなり厳しい注文だな、とも思いました。
ひやりとする瞬間もありましたが、うまくまとめ上げた印象。このプログラム好きなので、このNHK杯の演技を繰り返し観ることになると思います。

あと、アメリカではバレエ舞台的なのかアメリカ的好みなのかメイクしてます然としたメイクが私の好みではなかった(10年くらい前にランビエールも荒川さんもアメリカで盛り盛りメイクさせられて怪しげなマジシャンみたいで好きじゃなかった)ので、今回のナチュラルでもきちんとしたアイメイクでよかったです。髙橋選手の最後のシングル時代のSPも振付師に盛り盛りメイク要求されていたけれど、なんで。アメリカではああいうメイクが未だに良しとされるのだろう?

小松原・コレト組

RD
ノリノリのディスコミュージック。
ダンスもフリーレッグもよく合っている。さすがだな、と思っていたら、この諸事情やご時世もあり、なかなか一緒に練習できなかったりという日々が続いてたそうで、そうと思えない親和性に驚きました。

FD
しっとりとした情感や難易度高いだけでなく、形も美しいリフトがこの組の魅力だと思う。
選曲がこの2人にぴったり。

チョック・ベイツ組
FD
ストーリー性がある訳ではないけど、すべてのポジションが美しく見応えがありました。

シニツィナ・カツラポ組

個人的な好みの問題なんですが、ソチの頃からカツラポフのツイズルのクセの強さが気になるんだよな。



ペアSP
三浦・木原組

凱旋の演技。技に入る前に高い評価を得られそうな難しいことを簡単そうにやっている印象。
日本人という贔屓目なしにしても、目を引く演技。
今後、大きな大会で、点数や順位が上がることがあるような可能性を秘めている気がする、そういう時は動じず、従来の演技ができるように。

FS
スピード感を感じる、1つ1つのエレメンツの質の良さを感じます。
ホームの喜びと同じくらい期待へのプレッシャーもあったと思うのですが、力を出しきる練習を積み上げて来たのでしょう。
ミスをしても引きずらない強さ。
キスアンドクライでの三浦選手の涙は自分のミスに対する悔しさだと聞いた時いた時、トップに登るメンタリティからから言葉だと思いました。

木原選手の笑顔の理由は数年越しの思いが詰まっていたのですね、昔は日本人は無表情とか欧米で言われていたくらいですから、演技つけわすれていたかもしれないけれど、さわやかな笑顔な方が絶対いいですよ。

元パートナーの高橋成美さんが気持ちの良いほど絶賛しているのを聞くと、こちらも気持ち良くなります(笑)



男子SP

宇野選手

高難易度のジャンプが終わっても張り詰めたような空気感があって、それは試合の緊張感なのか、プログラムから感じられる近寄り難いような高潔感からくるものなのか。すべての要素、どれをとっても素晴らしかったです。
試合後のインタビューでは彼にしか分からない技術的感覚を説明してくれたことや、今後の道のりを考えた上での話をしてくれたのですが、宇野選手はフィギュアスケーターとして本当に賢い人だなと、つくづく思います。(毎回インタビューを聞くたびにに思うのだけど)
衣装もプログラムから感じられるような高潔な美しさと男性らしい凛々しさもあって、素敵です。

FS

ジャンプの着氷の流れが伸びているものが多く、今大会の得点の伸びに繋がったのではないかと思います。スピン、ステップの上手さは言わずもがな。ボレロの曲調も踊れる宇野選手に合っていると思います。
それにしても、スゴいジャンプ構成。

インタビューでは敢えてこのシーズンにトップで闘う覚悟の発言。スケーターさんいらっしゃいでは、謙遜した発言。いやいや、あれほどのジャンプ構成の最後にクリムキンイーグル入れられるスケーターはあなたしかいませんよ。