体操世界選手権がドイツで行われている。
まずは何をおいても、女子!オリンピック出場権獲得おめでとう!
この一歩は大きなハードルを越えたこと!心から頑張った女子チームを賞賛したい。
昨日はNHKで放送予定でビデオの録画もしていたのに、台風で急遽変更になった。途中で気が付いたけれど、録画は途中から途中まで。うーん。
鹿島選手の現地での負傷でピンチヒッターの水鳥選手が出場。水鳥選手は世界選手権銀メダリストの実力者なので言葉が間違っているかもしれないけど、とにかく強運の持ち主だと思っている。今回も個人総合代表の座を勝ち取り、今大会で銅メダルを獲得。いや、やはり言葉が間違っている。強いから運もついてくる、そういう選手だ。
団体男子は例年よりもバランスがよい印象。ミスも出たけれど銀メダルを獲得。
そして個人総合。
結果が出たから言うわけではないけれど、私は冨田選手の世界選手権代表選考会免除の扱いをいかがなものか?と思っていた。
先に言うけれど私は鹿島選手の次に冨田選手の大ファンだし、彼こそMr体操だと思っている。
体操に限らず、柔道の谷選手など選考会で試合に負けながら選考として選出されることが多くなった昨今。
勿論、谷選手は突出した実力の持ち主だと思っている。しかし、アマチュア競技会で勝った選手に権利が得られないというのはスポーツとしてフェアなのだろうか?
話は戻るが、体操は実力に加えプレッシャーや精神力の総てが演技に現れる。
冨田選手は久々に競技としての緊張を味わったのではなかろうか?新採点ルールがはじまり国内で凌ぎを削りあうライバルがいなくなり、孤高の王者となってしまったのは悲劇かもしれない。
少なくともゆかのタイムロスのミスはなくてもいいミスのはず。そしてあん馬、鉄棒とここ数年課題であり続けている。勿論、毎年難易度を高めているということは分かっているけれど、そういったミスを最小限に防ぐのはやはり身近なライバルと凌ぎを削ること。
しかし、オリンピック前年に反省材料を得られたことはよい収穫だと思いたい。
気持ちを切り替えて種目別を頑張ってもらいたい。
あれ~?前の徳洲会のユニフォーム?とついつい頭がぼやけた新しい色のユニフォームの水鳥選手は国内での点数の伸びず、悩まされながらも自分の体操を貫き、気持ちをとぎらせることなく調整を続けた結果、今回の我慢我慢の試合で最後の詰めに競り勝ったのだろう。日本は二大エースがいる。という印象を見せつけてくれた。
ドイツはハンビュッフェン君(綴りおかしい?)というスターがおり、お客さんも多く、体操を分かっている人が多いと思った。見ていて気持ちがいい。
最後に落下した富田選手に大きなオーベーションが贈られた。冨田選手が築き上げた実績も分かってくれているドイツ観客にも心からオーベーションを送りたい。