La douce vie

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フィギュアスケート:スケートアメリカ 木原選手の積み重ね

2021-11-12 | figure skathing、ice show
NHK杯を前に書いておきたかったので。

スケートアメリカが始まっていたのに気が付かず、ニュースでりくりゅうペアが表彰台に立ったと知ってびっくり。
ペアの表彰台というのは私の記憶に残っているのは、トラン・高橋組の2012年の世界選手権。
ごめんなさい、りくりゅうペアの演技を見たことはなかったので、すごく見てみたくなりました。
スピードがあって二人ともいいジャンプをしていて、トランジッションも魅力的。
何より目を引いたのは木原選手の頼もしさ。
今までの日本ペアの多くは男性は外国出身の方が多く、日本の選手は線が細くパワー系の技術で苦戦している印象がありました。
しかし、木原選手はトレーニングを行い、カッコいい筋肉を身に着け、三浦選手を頼もしくリードしていて、三浦選手も木原選手を信頼してペアならではのアクロバティックな大技、大きなスロージャンプや難しいリフトを見事に披露しているではありませんか!
そして、木原選手が始終笑顔で演技しているのも、体力に余裕があり、細部の表情にまで演技をいきわたらせているのだと思います。彼の長年の積み重ねに敬意を表したいです。
もちろん、パートナーの三浦選手の実力や相性もなければここまでの結果は出せなかったでしょう。デススパイラルって女子選手の腕の力や腹筋や背筋力が半端ないと思う(実際はどこの筋肉が必要なのかはしらない。どうなんだろう?)
ここ10年くらいあまりペアは見ていなかったのですが、彼らが高い評価を得るのは当然だという印象を受けました。
五輪シーズンということが彼らに悪いプレッシャーを与えず、このままずっとのびのびと演技をしてほしい。

カナダに拠点を移し、帰国せずにトレーニングを続けたとのことですが、まさにその成果が出た印象。
コーチング技術はやはりカナダに魅力を感じる。トータルバランスのいい選手になる印象です。

それから、三浦選手のショートヘアでも髪が乱れる印象はなく、魅力的でした。




女子:宮原選手フリー「トスカ」
宮原選手の演技はジャンプやスピンだけでなく、トランジッション、表情、1つ1つが素敵で、衣装もシンプルなようでゴージャス、気品があって素敵。私にとって宮原選手のプログラムこそ理想なんだ、といつも思います。



男子:宇野選手フリー「ボレロ」
4回転のフリップを後半に入れてくるとは…。3Aの回転が少なく思えるほどのジャンプ構成で、でも、ボレロという曲に情熱のあらんかぎりを詰め込んだステップをしてくれる宇野選手であってくれて嬉しい。
ジャンプミスがそれほど気にならず、素敵なプログラムでした。
ステファン、宇野選手を支えてくれてありがとう。