La douce vie

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映画「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」

2014-11-26 | cinema/観劇/舞台
911で父親を失った少年。
という、設定が見ることを躊躇させられてきた。

現実にあった事件を扱ったドキュメンタリーならまだしも、物語の一部として扱ったものをみてどう感じるか、というところがいつもネックだった。歴史上の事件の1つとして見るにはまだ記憶が生々しいと思う。


アスペルガー症候群の疑いがある少年(検査を受けたが、はっきりとした答えは出なかった)は父親が大好きだった。
いつも、自分を同等に扱い、一緒に遊び、知識がいっぱいの少年が喜ぶような問題を与えてくれた。
そんな父親の遺品を探している時、青い花瓶を割ってしまう。
その中には鍵が入っていて、父親からのメッセージに違いないと感じた少年は鍵穴を探しにニューヨーク中を巡り、たくさんの人に出会う。
少年は鍵穴の探索を通して、父の死と向き合い、母との関係や自分自身を見つめ直す。


映画を観るまで、両親がトム・ハンクスとサンドラ・ブロックだったことは忘れていた。
後半で物語の視界が開けてくると、涙が流れてしまいます。
映画を見た後も、911を扱うことに疑問が残ることは変わらないけれど。。。