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宮崎駿監督 アカデミー名誉賞受賞

2014-11-10 | ジブリ関連
アカデミー賞名誉賞の授賞式が現地時間8日、ハリウッドで行われ、アニメーション映画監督の宮崎駿監督にオスカー像が贈呈されました。

やはり、アカデミー名誉賞は特別なものなので、すごく感慨があります。

 

ラセター監督の姿を見ていたら、黒沢明監督がアカデミー名誉賞を受賞した時に、スピルバーグ監督とルーカス監督からオスカーを受け取った(記憶が正しければ)時を彷彿とさせられて、じんわりとくるものがありました。

  

恐らく、アメリカにとっては宮崎監督の一般認知度は低いと思う。(それでも授賞したのは)、ピクサーやディズニーの関係者が名誉賞を授与することに一役買ってくれたのではないかと思っています。
「風の谷のナウシカ」は過去にアメリカで公開された際、(アメリカの)ディレクターの意向で本編とまったく関係ないカットやストーリーにされてしまい、そのことがショックでジブリは欧米進出に消極的でしたが、ディズニーが日本版に忠実であることを条件に世界的にジブリの映画を広めてくれました。感謝です。


 

授賞式のスピーチでは「紙と鉛筆とフィルムを使った最後の時代の50年間につきあえたことが幸せだと思います」というスピーチにセル画がCGにとってかわる寂しさを覚えるものがありました。

また、こういう影響力のある場で「私たちの国は50年間戦争をしていない。戦争で儲けることはしたけれど、戦争がなかったこと」と話すところも宮崎監督らしいな、と、思いました。多分、このコメントはカットするテレビ局や報道は多いと思いますが・・・

長編は引退ですが、短編でまた、宮崎監督の映画を観られる日を楽しみにしています。