La douce vie

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フィギュアスケート:スケート・カナダちょこっと、刈屋氏のラジオ

2014-11-04 | figure skathing、ice show
スケート・カナダ

今シーズンはGPS見ないんじゃないかなーと、思ったけれど、全員じゃないけれど、みました。カナダ。
ちょこっと雑感。

無良選手・本郷選手
まず、無良選手、優勝おめでとう!ジャンプの安定感が素晴らしかった。トランジッションが気になったけれど、ステップでは魅せる気持ちが伝わってきたし、よかったです。
で、なぜか、女子の本郷選手もここに。ジャンプが強い選手って肩が堅くて猛々しいイメージがあるんですけど、このお二方はそういうイメージなんです。それで、一緒に書いてしまいました。無良選手同様、ステップで「魅せたい」という気持ちが伝わってきました。
本郷さんは前も書きましたが、安藤さんを彷彿とします。

宮原選手
素晴らしかったですね。「ミス・サイゴン」のプログラムに自信を持っているのが感じられます。
JOでも書きましたが、音楽の解釈が素晴らしい。そして、プログラムの最初から最後まで姿勢や腕のポジションも綺麗だし、指先まで気を配って演技をしています。
最後の左右両回りのスピンも圧巻でした。
カナダのお客さんをスタオベさせてしまった!すごい!!!

フェルナンデス選手
GPFにピークを合わせるようにしていると思いますが、4回転が決まり切らなかったのは珍しい。
このプログラム好きです。表現力のある彼にぴったり、華もあるし。ステップの時、足元見ているのは気になりますが。。。

小塚選手
SPもFSもやっぱり、いいプログラムですね。
SPのタンゴは小塚選手らしく、端正だけど、ふとした瞬間に色気が見えるし、FSは正統派。美しいイーグルがちりばめられていて、カナダのお客さんはジェフを彷彿としたのではないかと思う。腕の動きが音楽と密接にあることが見てとれました。姿勢のよさ、エルトリッジやジェフの系統を受け継ぐノーブルなスケートです。(そういうの、ジャッジがちゃんと評価してよっ!って思う)
得点源の3Aが2本とも抜けてしまったのは残念だし、得意のスピンもミスしてしまったことが残念。
今、小塚選手の怪我がどういう状況にあるか分からないのですが、もし、怪我しているなら、GPSは休ませてもよかったのではないかと思う。スポンサーの関係もあるかもしれないけれど、日本の選手は無理して真面目に総ての試合に出てしまい、五輪シーズン前に怪我をしてしまったりする。五輪明けの試合はジャンプ内容で試合が決することが多い。特に小塚選手のような、スケーティングスキルがあるスケーターがジャンプが決まらないが故に、PCSを下げてしまうのは残念でならない。

キャリエール選手
GPSに出るのは久々ではないでしょうか?
層の厚いアメリカで再びGPSに出場権を得るのは本当に大変たったと思うし、ジュニア王者まで行き、GPSで表彰台に立つことが珍しくないスケーターだったと思うので、ここまで這い上がるのは精神的にも大変だったろうな、と思います。彼の素敵な表現を久々に見ることができて嬉しい。



刈屋アナウンサー×宮本さん

AMラジオってほとんど聞いたことがないので、チューニングに時間がかかったのですが、宮本さんの少し前くらいになんとか、合わせることができて、聴くことができました。

刈屋さんは体操でもスケートでも長く見てきて、きちんとその競技をリスペクトしてくれていること、自分の中で評価できる目を持っていること、が分かるので、どんな話になるか楽しみでした。

宮本さんを「ケンちゃん」と呼ぶのにはさすがにびっくりでしたが、考えて見えれば、解説席でご一緒することも何度かあったなぁ。
宮本さんのアイスダンス時代の話しをもう少し聞きたかった気もしますが、現在、海外のトップスケーターからの依頼も来ていることもご存知で、話してくれるところが嬉しいですね。欠点を長所にする振り付けは自分の競技時代に欧米のスケーターと競うのに見栄えするよう研究していた、という話しが中でも印象的でした。

高橋選手について。「音楽を形にできる」「彼に色気があるからではなく、音楽の色気を表現している」というような言葉で表現を褒めてくれたことがさすがだ、と思いました。高橋選手についてだと、だいたい「情熱的なステップ」というアナウンサーが多いけれど、プログラム通して音楽表現が素晴らしいと思っているので、さすが刈屋アナウンサーだな、と思いました。

小塚選手について。
近頃、宮本さんがテレビに出ると、ほとんど仕事をしていないスケーターをクローズ・アップして「?」と思う時があったのですが、さすが刈屋アナウンサー。NHK杯に出場予定がなくても、宮本さんの今シーズンの重要な仕事「小塚崇彦のSP」について話してくれたことが嬉しかった。
宮本さんが「小塚選手は姿勢が綺麗だけど、少しずらす方がタンゴには合う」というところが、印象的でした。小塚選手の姿勢の良さはスケーティングの上手さにつながっている彼のプライドの部分だと思うし、そういうのを、崩すことを許すのは宮本さんを信頼している証拠だと思う。(ここのくだり、時間がたってラジオじゃないところからの情報がごっちゃになっている気もします、ラジオ外だったらごめんなさい)
そして、刈屋さんが小塚選手を評するときにまず「小塚選手はスケーティングがうまい。そして、世界選手権の銀メダリストである」と、きちんと言ってくれたことがすごくうれしくてなんだか涙が出そうになりました。
そして、「小塚崇彦の潜在能力はこんなもんじゃないってファンはみんな思っている」という言葉がファンの気持ちを代弁してくれて、本当に涙がちょちょぎれそうでした。
荒川さんがアスリートは結果を出さなければ注目されなくなる、でも、それでも、「どうですか?」と聞いてくれるメディアの人を大切にしたい、というようなことを言っていましたが、刈屋アナウンサーはきっと「どうですか?」と聞いてくれる人なんだろうな、と思います。