しげファームの作業日誌

千葉市で有機農業を営む山本茂晴のブログです

音だけ入道雲

2007-08-21 15:30:34 | Weblog
'07/8/20
晴れ 南風弱い 温度湿度メモ紛失

夜中に雨音で目が覚める。朝期待をして窓から様子を見ると降って形跡がほとんどない。まさに焼け石に水。先日刈払い機で刈り倒した草をハンマーナイフで砕こうと小屋からだす。エンジンをかけて、ナイフを回すレバーを下ろすといきなりエンスト。???、もう一度エンジンスターターを引き、ハンマーナイフを回すとやはりエンスト。どうやらまったくナイフの駆動部が動いてないらしい。ベルトがはずれたか、、、ギアの軸が折れたか、、、また小屋の前まで戻る。いろいろ頭を考えがよぎったが最後に使った時はちゃんと動いていたので???である。いざ点検してみるとナイフがついている軸の部分が泥と草が混ざったもので固まり動かなくなっていた。日ごろの清掃不行き届きが原因。汚れを削り取り、駆動部の固まっている所にクレ556を吹きつけ、やっとまわるようになる。午前の大半をこんなことについやす。機械は便利だが整備もしっかりしておかないと大事な時に時間の浪費につながる。今日も猛暑、とても日中外でハードな作業はできない。種をありに食われさらに暑さで発芽の悪いブロッコリーの種を買いに行く。夕方そろそろハンマーナイフ再始動しようとウロウロ歩いていると、畑の地主さんがたずねてくる。この機に前から紹介してもらってある薪にする木が積んである場所に案内してもらうことにする。車で10分くらいのところだが道が整備されていなく、狭く、公道なのか私有地なのか分からない所が多い。道順を確認しながら到着。山積みしてある丸太は夏の草やツタに覆われてしまっていた。まず周辺の草刈をしなくてはいけない。そのころから西の方でゴロゴロと雷が鳴り出し、積乱雲が出始めた。夕立が降るときは空一面くらくなってくるが、東方面は青空で明るい。期待できない状況。薪の下見から帰ってくるとやはり入道雲は消えていた。どこかは降っていたのだろう。まあそのうち降る日がやってくるでしょう。

’07/8月のアースディマーケット

2007-08-20 16:30:59 | Weblog
07/8/19
晴れ 温度湿度未計測

7時45分頃アースディに出店のため千葉をでる。道路は全般にすいていて1時間弱で到着。京葉道路の下りもいつものような駐車場のような渋滞になっていない。お盆で体力を使い果たしたのだろうか。到着後は順調に準備が進み販売開始。メインは加熱用のトマトとパプリカ。他の野菜はにぎわし程度の量。だんだん気温も上がるが大きな欅の下で影ができるのでなんとかやりすごせる。よく会話をかわす生産者は一様に雨不足に苦しんでいるようだ。とにかく秋の作付けに頭をいためている。他のイベントも行われているようで若者も多く通る。時代の音楽を反映したようなスタイルが今の若者のファッションリーダーなのだろうか。彼らから見れば私はフツーのおじさんなんだろう。野菜は予想していたより売れ行きがよかったと思う。帰宅後食事の準備はせず車で10分ほどにある惣菜バイキングのお店に行く。
食材はまあまあこだわりが感じられる。鶏のから揚げだけを山盛りたべている家族を尻目に、ちょこちょこといろいろなものを少しずつ制覇する。ここも比較的すいていて、世間の夏の休日の終わりを感じる。

涼しい朝

2007-08-18 20:50:12 | Weblog
07/8/18
曇り 風弱い 温度max31.2℃ min23.4℃ 湿度max81% min65%

気温はそんなに低いとはいえないが、弱い風があり雲にさえぎられた夜明けは快適。せっかく付けたシェードは今日の出番はない。昨日できなかったトラクターのオイル交換をする。ラチェットレンチをかまして力いっぱい回すもネジはびくともせず。手ではどうにもならぬと仰向けになり車体の下にもぐりこんだ状態のまま足でレンチを数回思いっきり蹴る。バキッという音がしてやっとオイル栓がはずれる。どす黒い汚れきったオイルがだらだらと力なく流れ落ちる。明日アースディに出店するので畑の少ない野菜をかき集める。たくさんあるのはピーマン類とトマト位であとはさみしいかぎり。作業中よく聞くJ-Waveから「涼しいのは今日まで明日は暑くなります」などという天気予報が聞こえてくる。てっきり雨が降ると思っていただけにかなりがっくり。旱魃は秋作にかなり深刻な状況になりつつある。植え付け、種まきは潅水できるところが中心となるかもしれない。苗も定植しなければならない時期が来るので場所を決めるのも急がなければならない。カメムシなどの食害をうけたり猛暑で発芽悪いものがあったりとなかなか思うようにいかない秋の苗つくり。害虫の数が増えてくる季節、食われないようにするのはむずかしい。











トラクターオイル交換できず

2007-08-18 08:40:41 | Weblog
07/8/17
晴れ 南風 温度湿度未計測

朝からぎらぎらの太陽が降り注ぐ。発送があるので収穫する。ジャガイモを掘りに行き汗でずぶ濡れになり戻る。サウナのような作業所で箱詰めを済ませる。日中の部屋に差し込む日差しをさえぎりたいためにシェードをホームセンターに探しにいく。ちょうど良いサイズのものがあり、値段も手ごろで早速購入。夕方やっと少し涼しくなってきたところでトラクターのエンジンオイル交換をする。車体の下にもぐりこみ仰向け状態でオイルを抜くネジを回す、、、固くて回らない。去年業者に修理に出した時オイル交換をしてもらったが、その時きつく締められたらしい。柄の長い力の入るレンチは狭く奥まったところにあるネジを回せない。力任せに小さなねじ回しを使って指を強打する。泣きそうな顔で車体から這い上がってきたところをたまたま野菜を買いにきたBO-NOさんに見つかり笑われる。あきらめて草刈をしてからトルクレンチを買いに行くことにする。ラチェットレンチとディープソケットを購入。夜シェードを吹き抜けの梁から梁に紐で縛り取り付ける。明日晴れればその効果が期待できるが、曇りかもしれない。寝る頃に涼しい風が吹き始める。今夜は寝苦しさからから開放されそうだ。

40度の壁

2007-08-17 21:02:34 | Weblog
07/8/16
晴れ猛暑 南風弱い 温度max40.6℃ 25.1℃ 湿度max99% min46%

春作の畑の草を鋤き込むため刈払い機で切り倒す。いつもなら昼頃までなんとかがんばるのだが、いつもより早く上半身がジンジンと熱を持ってきてボーっとしてくる。確実に今までで一番熱いと感じた。美香の職場のTさんがKawasakiのリッターバイクに乗って援農に 来てくれたがあまりの暑さのため夕方に再度きてもらうことにする。自分も若かりし頃 Kawasaki ZX-11 D(カナダ北米仕様)に乗っていた。彼のマシンを見て、視界が溶けて後ろに流れるようなビックバイクの圧倒的な加速感をふと思い出し懐かしかった。過去の思い出である。昼食のあと温度計を見ると気温がついに40度の壁を越えてしまっていた。今後の千葉でのマンゴーやパイナップルの作付けをどうするか妄想する。妄想はさておき、尋常ならぬ気候は人間という病魔に侵された地球の発熱なのだろうか。迷うことなく、人それぞれができる範囲で、ほんの少しだけでもエネルギーの節約、無駄をなくすことを考える必要、いや義務が生じて来ているのではないだろうか。毎日空を見つめ気温を肌で感じて生活していると強く思う。夕方はTさんと3にんで人参草取り、大豆中耕除草する。午後は少し雲が出て日差しが弱くなり作業は楽になる。風がないので夜は寝苦しく熟睡出来ず夢をたくさん見て寝起きが悪かった。

関東サバンナ気候帯

2007-08-15 20:57:18 | Weblog
07/8/15
晴れ猛暑 南風 温度max38.9℃ nin22.6℃ 湿度----

さすがに暑い日の連続に疲れてくる。我が家と畑の番犬のヴィーノも暑さのため散歩は控え目の日々。ストレスが溜まると今後の番犬業務にさしさわるので、長い散歩に出かける。車で10分くらいの自然公園にいく。各地で最高気温を記録する中、巨木が生い茂げり、池が散在する森は涼しくてマイナスイオンを体に浴びることができた。作業は日暮れ前にトラクターでの耕運、人参の草取り。発芽はさほど良くないがこの天候ではこの程度あれば文句は言えない。雨がない分生育は止まっている。来週は雨が予想されているので草も一気に大きくなるのは間違いない。今の内に草取りをしないとまた大変なことになる。トラクターに乗りながら春夏の作付けの後の草の広がる勢いを見て早急の鋤き込み作業を決意する。6時でも30度を割らない気温、もう気分的には関東サバンナ気候といってよいのではないか。

花火とスパークリングワイン

2007-08-15 14:40:51 | Weblog
07/8/14
晴れ猛暑 南風 温度湿度クリアミス

朝しげファーム創業以来のお得意様から宅配の依頼を受け野菜を用意する。その後離れた畑の道路際の草取り、胡瓜草マルチの続きをして今日の仕事は終わりする。夜は下田の花火の日。去年から近くで見て以来、田舎の小さい規模の花火の良さに気づく。今年はキタアカリでポテトチップをつくり、やまやで見つけたGLORIA FERRERの '97Royal Cuveeを用意する。これはカルファオルニアのシャンパーニュスタイルのスパークリングワイン。ヴィンテージ物で2000円は私にとっては贅沢だがこの手のものとしてのコストパフォーマンスは非常に高い。ガス圧もほどほどになり、酸も落ち着いていて野外でいただくには十分。欲を言えば少し熟成感が欲しい一本だった。田んぼの脇の道に折りたたみのいすを置きちびりちびりやりながら待つ。いつの間にか人も車も増えてきた頃に始まる。丁寧に一本づつ上がるのでゆっくり楽しめる。田舎の花火は風情がある。僅か30分強の時間だがまた来年も楽しみにしようと思うひと時だった。

霜しらず胡瓜定植

2007-08-13 21:04:06 | Weblog
07/8/13
曇り一時小雨後晴れ 南風 温度湿度未計測

この頃温湿計のリセットを忘れることが多い。一回リセットしないと翌日も正確な最高最低が測れないことになる。午前中は雲が多くぱらぱらと申し訳程度ににわか雨が降る。まあ降ったうちには入らないが日差しが少なく幾分楽だ。今日は地這いにする胡瓜を定植する。畑では瓜バエが蔓延していて残ったズッキーニなどをぼろぼろに食い荒らしている。胡瓜の苗などは狙われるとあっという間に形がなくなってしまう。今植えるのは危険だがすぐにたかられるわけではないので防虫ネットを後日張れるようにしておく。今回は生分解マルチの代わりに刈り取った雑草を敷き詰めることにする。小屋の周辺の茂った草を敷き草として利用する試み。刈り取り少し干して軽くしてから敷き詰める予定。ためしに少し敷いてみる。厚く敷かないと乾いて情けないくらいに量が減るのでかなりの草が必要だ。種まきは紫キャベツを2トレイ。午後は作業しないで買出しなどにでかける。お盆は静かで心落ち着く。本来なら仕事はせず家出のんびりしなくてはいけないのだが、作業におわれているので何もしないとかえって落ち着かない。夜は美香のお母さんと食事を一緒にしてゆっくり過ごす。

種蒔きが続く

2007-08-13 14:48:43 | Weblog
07/8/12
晴れ 南風 温度湿度未計測

お盆で車の往来が少ないせいか街は静か。作業着をユニクロのドライメッシュシャツにする。これがさらっとしていて汗をかいても肌にまとわりつかず快適。生姜草取りと畑周辺の草刈も少し快適。しかし昼食後風通しの悪いところで昼寝をしてしまい暑さですこし気分が悪くなる。夕方は種まき。蟻に食われたトレイには種が余っているだけ追い播きする。ミニキャベツ3トレイ、チリメンキャベツ2、寒玉系1、カリフラワー黄色、紫核2、スティックブロッコリー1、早生ミニ白菜4。胡瓜の
予定の所に鶏糞をのして潅水する。そろそろ一雨が待ち望まれる。八街近辺を通ると、広大な人参畑を太い潅水チューブを使い黒く湿らせている。潅水できないところでの人参つくりは厳しい年になるのではないかと思う。

愛農の鶏糞

2007-08-12 08:11:16 | Weblog
07/8/11
晴れ 南風弱い 温度湿度未計測

肥料にしている鶏糞を購入しに朝から出かける。いっしょに就農研修を受けたFさんも同行する。行き先の旭市の愛農大松農場には何年も通い続けている。片道1時間強かけていく価値が十分過ぎるくらいある。愛農の養鶏は非遺伝子組み換え、ポストハーベストフリー、魚粉、貝化石、自然塩、、、などこだわりが詰まっている。鶏の糞は飼料が内容がそのまま反映する。この鶏糞はミネラル豊富、他の鶏糞はもう使えない。軽トラックにバケットローダーで積んでもらう。料金清算の時事務所で大松さんと少し話をすることができた。いつも元気をいただく。帰りに多古町の園芸店に寄る。ここは種の種類が半端ではなく、珍しい種も置いてあるのでいつも楽しみにしている。みやま小蕪を発見してすかさず購入。この蕪は茎が柔らかく、味は私の中では一番。ただ株間を密にしすぎると茎が柔らかいので折れやすく生育が落ちるようだ。鶏糞は涼しくなってから半分くらいを土嚢袋につめる。乾燥具合で変わるが5~600キロある。これから冬までに旭市まで何回か通うことになると思う。