しげファームの作業日誌

千葉市で有機農業を営む山本茂晴のブログです

野菜の持つ旨味

2007-08-02 23:38:47 | Weblog
07/8/2
朝の内雨のち晴れ 南風 温度max36.4℃ min23.8℃ 湿度max99% min58%

明け方少し雨が降る。台風に沿って吹き込む風の影響か湿った南風が畑の上に雲とちぎれたような青空をめまぐるしく運んでくる。出荷を済ませ里芋の草取りを昼まで行う。午後は金曜日がいつも収穫調整でどたばた劇場なので、今から少しづつ準備することにする。ジャガイモなど離れた畑の野菜を主に用意する。畑に戻ると平和幼稚園の園芸サークルのお母さんたちと率いる子供たちでにぎわっていた。子供は元気に走りまわっている。普段は住宅街で暮らしているからこういう広いところは開放されて子供らしさを発揮するようだ。自分の幼少の頃の遊び場は、川、沼、田んぼ、森、、。この辺りの親なら危なすぎて一人では絶対行かせないようなところで毎日過ごす。親や兄弟、近所の年上の兄さん姉さんから自然に危険というものを学んでいたような気がする。それはとても恐ろしいものだったから無理はしなかった。今になって田舎育ちで良かったと再認識する。うっかり忘れそうだったインゲンの鳥よけのネットを被せる。今まであまり豆をほじられたことはないが、安心材料としての施し。夜はトマトと野菜だけのパスタを作る。玉ねぎ、折れた人参、小さなズッキーニ、変形した茄子、半分傷んだパプリカ、虫食いの枝豆、etc....
加えるのは塩と胡椒のみ。麺とオリーブオイル、塩、胡椒以外は畑からのもの。野菜の旨みをゆっくりと火を通してひきだす。フランス料理の調理法にミジョテというごくゆっくり火を入れるやりかたがある。やさしく水分が汗をかくように出す。そこまで丁寧にやる暇がないががおどろくほど旨みが凝縮されたソースが出来た。我が野菜に感謝。市販のトマトソースはきっとこの旨みを出すためアミノ酸等、という表示で調味料を加えるのだと思う。寝る頃やっと過ごしやすい気温になった。

梅雨明け

2007-08-02 08:09:13 | Weblog
07/8/1
晴れ 午前中南風 温度max35.4℃ min19.0℃ 湿度max99% min51%

秋インゲンの播種をする。乾燥が予想されるので分解マルチを張り、穴あけ器を30センチ間隔で打つ。ケンタッキー系の極早生と中早生を半々。25メートル2条を2列。発芽率を考慮して2~3粒。土が湿っていて温かい状態なら2、3日くらいで発芽する。うまくできなくてもこの程度の作付けがあるとある程度は配達などをまかなえる。逆に生育が良く豊作だとこれ以上作付けすると収穫が手におえなくなる。ネズミに種を食われた胡瓜は200粒蒔いて70本位生き残った。インゲンも鳩やカラスに要注意。発芽したてを狙うので明日は使っていない防虫ネットを被せておく。用心にこしたことはない。脱走したヴィーノはやはりTさん宅にいた。玄関の車用オーバードアの下の隙間から逃げるので、垂木を番線で留めて隙間をなくしておく。これでたぶん脱走おさわがせもなくなると安心。
午後は里芋草刈、昨日までのところに追肥を少々して管理機で土を飛ばし被せる。種芋が良くなかっ分これから生育に勢いをつけて欲しい。関東も梅雨明け、梅雨明けにふさわしいきれいな夕焼けだった。