ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
ご訪問に謝々。

第369号 怪我の功名・・・かな?

2009年03月26日 | 旅行  

21日(土曜日)に、タビトモ(旅友人)のやまさんから電話があった。

「ミカエルさんの来月の旅行先はどこ?」
「いやぁー、毎年、春の訪れを待って旅に出ているんだけど、今年はね・・・。
ミケがまだ本格的に歩けないので当分旅行は無理だね。ところで、やまさんはどこへ行くの?」
「母を連れて関東へ桜を見に行こうかと思って、もう代金を振り込んだのさ」
「そう。それはそれは。相変わらず親孝行なんだね。楽しんできてください」。

「ところがね。たった今旅行会社から連絡があって、『会社が倒産したので旅行は中止。支払済みの代金は、旅行業協会から一部返還される』というもの。まいってしまったよ」。
やまさんの困惑な表情が浮かんできた。

翌朝の新聞第一面のトップに
「道内旅行大手 普門エンタープライズ事業停止 8,000人旅行中止」の大文字が。

昨年4月6日に出発した「憧れのハウステンボスの旅」は同社の主催。
全道からおよそ100名、やまさんもお母さんを連れて参加していた。

ホテルとは別棟のレセプションホールを借り切っての夕食会は、アトラクションあり、抽選会ありの豪華版だった。
それがお開きになると、遊覧帆船をも借り切っての花火大会見物クルーズ。
テンボス中央から打ち上げられ花火にミケともども感動したものだった。
この会社の旅行内容はこの回に限らず、いつも代金以上に濃いしっかりとしとしていて満足感を与えてくれた。

夕食会冒頭に挨拶に立った社長は、「皆様のおかげで会社は順調に業績を伸ばしてきました。厚くお礼を申し上げます。今後も普門エンタープライズの応援を宜しくお願いします。社員一同、これからも皆様のご期待に応えていきます」と、言っていたのに・・・。残念!

ところで、やまさんはその後どうしているのだろうか?
お母さんは、さぞがっかりしていることだろうに。
明日でも大好物のケーキを携えて訪ねてみよう。


                     

 

 



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