ミカエルの函館散策記

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第562号 我が家の戸籍にも不明高齢者がいた

2010年09月13日 | 我が家のもろもろ

年金の不正受給が発端となって、高齢者の所在や生死の不明者のことが社会問題となっている。
我が家の先祖にも、不明者が2人いたのを思い出した。

今から10年ほど前、家系図を作ろうと古い戸籍を取り寄せた。
その中には「改製原(はら)戸籍」という除籍謄本があった。
記載されている者は私を含めて18名。
この中に高齢で所在、生死不明者が二人記載されていた。

戸主は父の父(祖父)だった。
その人物とは?
①父の母(祖母)の叔父でA。
②父の母の従兄(①の長男)でB。

Aは、天保10(1839)年生まれだから、大塩平八郎の乱の2年後に出生したことになる。
Bは、元治元(1864)年生まれだから、五稜郭が完成した年になる。
函館市長が執った方法はこうだった。

Aについては、昭和36年に、「年月日日時及び場所不詳死亡」との理由で許可(法務局の)を得て除籍とした。
この時点での年齢は122歳。

Bについては、昭和42年に①と同理由でやはり許可を得て除籍とした。
この時点での年齢は103歳。

祖父母は他界。父を含め子も皆他界し、二人のことを聞くことができない。
私は二人の存在すら知らなかった。

実際のところ何時、何処で何をしていたのだろうか?
畳の上で亡くなったのだろうか?それとも・・・
不幸な人生を送ったであろう二人に、改めて冥福を祈った。


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