12、13日の両日、金森赤レンガ倉庫群のBAYはこだてで、幕末に開港した5都市の麺フェスタが開催されました。
これは、函館が来年開港150周年を迎え、記念行事の前段として企画されたもの。
参加店と品名は、次のとおりです。
長崎=老李(らおりー)の皿うどん 神戸=友屋(ともや)牛バラめん 横浜=一品香(いっぴんこう)絶品たんめん 新潟=味濱家(みはまや)極々み(きわきわみ)
函館=ラーメン店有志らで作られた125年前の「復刻函館南京そば」。
三連休とあって観光客や市内、近郊からもたくさんの麺ファンがつめかけ会場はものすごい人出。
お目当てのお店に長蛇の列ができ、大成功のイベントだったと思います。
私が並んだのはもちろん地元函館の復刻南京そば店。
おそろいのTシャツを着込んだ市内各ラーメン店の方が威勢良く「いらっしゃい!」の元気な掛け声、皆生き生きした表情。
それが、味にしみわたってきそうでした。
「復刻函館南京そば」とは?
ストレート麺で、スープは鶏ベース+昆布の岩塩味。
具は銀杏、きんしたまご、ほうれんそう、ねぎ、やわらか鶏肉。
当時のそばが約一杯1銭に対して南京そばは15銭と高価。
それは、獣肉のなかでは鶏肉が高級だったためとか。
売り出したのは、西洋料理店・養和軒で店主はアヨン氏(陳南養)。
店は明治15年の建築、場所は旧船場町で会場の隣接地にあったということです。
このそばを復刻させるにあたっては、ラーメン店のほかに製麺業者、食材卸会社、ラーメン愛好家らが半年かけて試行錯誤を繰り返しての完成でした。
本当にご苦労様でした。
そして、スタッフの方々もご苦労様でした。
美味しくいただきましたよ。