ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
ご訪問に謝々。

第42号 大谷派函館別院

2006年10月11日 | 教会、寺院、神社、墓地、碑、像

所在地=函館市元町16番15号

 

元町の教会群とは対照的な巨大な瓦屋根を持ったお寺だ。
歴史は古く、1710年に現在の木古内町から旧市立函館病院あたりに移ってきた。
その後も移転をし、2度の大火にも遭って、不燃建築方式での建設が叫ばれた。

動き出したのが、明治40年の大火後。
時の函館の豪商で檀徒総代の渡辺熊四郎が、学者の意見を聴いて踏み切った。。
明治45年に着手し、施工は木田保造(後の木田建業)であった。

安全性を信徒らに周知させるため、工事中の高所に芸者さんを上げ、手踊りをさせて見せたというから日本最初のコンクリート寺院の船出は大変だったらしい。
こうして、大正4年に間口18間(約33m)、奥行き19間(約35m)の大本堂は完工した。

妻の姉の遺骨保管は、このお寺にお願いしている。
命日が2月13日で最も寒い時期。本堂でお参りすると、寒気が足元から伝わってくる。ストーブの周りにかたまりながら、姉を偲んでいる。
火を恐れての不燃化であったが、こうしてストーブを設置してくれた心くばりは、とても嬉しい。

昨日から、「教養講座・はじめてのエッセイ」を受講し始めた。
狙いは、旅日記やこのブログの文章を少しでも向上させたいからである。
月2回の3ヶ月コースの講義はスタートしたが、さて、どうなることやら?

   ミカエル