梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

マイカー 7

2010-06-22 08:42:13 | 日記
三菱デリカスターワゴンは如何にもそれらしい風貌で元々好きなデザインだった、シートもルーフも気に入っていて走破性も結構高い、未だこの頃まではマニュアル車だったがこの車体に2300ccは如何にも非力だった、高速で走る設計ではないのでその辺は良いのだがワンBOXの弱点でエンジンが椅子の下にある為に速度が低いと水温が上がってしまう、一番堪えたのは真夏に東名で渋滞に嵌った時にどんどん水温が上昇しレッドゾーンに入ってしまった事だった、真夏で暑い中高速の渋滞である、周りの車からの熱風、路面の照返しで室温は耐え難い温度に成るのにクーラーが掛けられないのだ、真夏に渋滞するコースを避けなければならないとは不便な車だ、乗り始めて数ヶ月でその真夏になったが大きな設計ミスが見つかった、仕事で秋葉原に行く事が多かったが燃料を満タンにして秋葉原に着き万世橋をわたった頃、嫌に社内がガソリン臭くなった、秋葉原警察の交差点を超えて道路わきに止め手見たら燃料キャップのしたからガソリンが滝の様に噴出している、直ぐにエンジンを止めて警察に行って事情を話し処置をして貰う、消防車は来なかったが廻りをロープで囲い暫く人を遠ざける、噴出は数分で収まったが原因がわからない、今まで問題は出なかったのだが未だ走り始めて半年も無く事故も起こしていない、恐る恐る乗ってディーラーに入れた、1日預けた後報告が来た、ガソリンタンクにはエア戻りがしないようにタンクの最奥部分の上方にエア抜きのパイプがあり、注入口の手前に繋がっている、この位置が注入口に近すぎて満タンにした後高温になるとガソリン自体が膨張し、その時にこのエア抜きを通ってエアではなくガソリンが吹き上がってしまったという事だった、タンクの構造自体を替えるかエア抜きの位置を替えなければならず、時間が掛かるので「暫く満タンにしないで乗って下さい」と言う話になって、その後暫くして引き取り修理をしたがこの事故は多分私が最初にクレームを入れた様だった、その後数ヶ月したらメーカーから無償修理のはがきが来た、しかし公表はされなかったな、その数年後パジェロ問題が沸騰したから体質的にそんな会社であった事は間違いなかった、しかしそれ以外はロードクリアランスが高く荒地の走破性も良くって丁度友人間で流行っていたのでずいぶん彼方此方に行った車だった、しかし車検前に又病気が出た、RVマガジンでレンジローバーの小型車が出ると言う記事を見て嵌ってしまった、記事の内容だと実に凄いらしい、今では無いのかも知れないが南米で行われるキャメルレース(だったかな?)での記事やTVの紹介ですっかり虜になってしまい見分不相応のこの車を購入することになった、Ⅴ8-4Lの380万と言う車は無茶だったが走破性はデリカの比ではない、パジェロでも良かったのだがこの時期のパジェロは仲間内で「ガンダム」と言われていたデザインでどうも趣味に合わない、値段はほぼ同じだったので落ち着いた感じのこちらになった事も含まれる、が、此れも問題児だった