梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

普天間問題

2010-06-09 08:24:15 | 日記
普天間問題というよりも在日基地問題と言うか根本的に日米安全保証条約になるのか、安保が提携された当時は未だ東西冷戦の最中でアメリカにとっても必要な条約だったかもしれない、朝鮮戦争は終結して日も立たずベトナム戦争も勃発している、社会主義と自由主義の軋轢は顕著にアジア地域に顕れているしアメリカとしては太平洋を挟んだ前線基地は是非とも欲しい状況にあった、「相互に安全を保証する」と言う意味はある程度正しかっただろう、しかし東西ドイツの統合からソ連の崩壊を経て更に中国も実質自由経済になった今冷戦事態が殆ど消えて残る社会主義国家としてはキューバと北朝鮮位、北朝鮮も実質経済破綻で社会主義と言う物とはかけ離れている、此れを仮想敵国として安全保証の要件にしているとしたら沖縄にと言う地理的条件は意味がおかしい、無論専門家からすると充分に必要なことなのかもしれないが素人考えなら対中国としたら自由経済を敷いている台湾がまずあり、半島は韓国がある、渤海湾をはさんでと言うなら確かにそうだが現存米軍でも居るのは海兵隊だ、あの海峡を越えて来るとしたら時間的にグアムからでも間に合うだろうしヘリ部隊では戦力としてどうだろう、むしろ能登半島から山形沿岸までの方が重要で小松基地あたりの方が適していると思うが、この程度なら自衛隊戦力で充分ではないのか?問題はなぜアメリカがそれ程日本国内に戦力を起きたがっているのか(戦力と言えるかはおいて置いて)なぜそれに我が国は負担しなければならないのか、核の傘と言う表現ならICBMを大量に保有しているアメリカ本土と在韓米軍で間に合うのではないか、この部分を納得行く説明がもし有ったとして、日本が負わなければならない負担が沖縄のみと言うのは不公平と言うのももっともだ、地理的に沖縄でないといけないと言う理由が見当たらない、一方国内に納得して米軍を受け入れる所は恐らくあるまい、余談だが「世界一危険な基地」と言われる普天間だが厚木も凄いと思うけどね、今米軍基地の無い地方自治に負担を分け合ってもらうと言っても軍事的に無意味ならアメリカは納得しないだろうし、地理的に無意味なら置かなくてもいいはずだ、アメリカの経済実態は産軍共同体で成り立っている部分が大きい、その為には戦争の火種は必要なのだろう、実際に火事になるのでなく、「火事になりそうだから」と消防車を配置する、「消防車はアメリカが持つから場所と維持費はそちらで持ってください」と言うと実に良い人の様だが実は消防車を作っている会社の社員だとすれば煙を立てて火事だと騒ぐのは納得し難いところだ。アメリカは世界の警察だと言う論調だがアメリカの正義が世界の正義とは限らない、文化の違いは元々戦争の火種なのだ、経済と宗教が戦争の起こる理由の全てと言って良い、経済は覇権主義以外は話し合いで起きなくても済むが宗教は根が深く国家間でも国内でも完全に無くす事は難しいだろう、しかしアメリカはいわば寄り集まりの国家だから良い意味でも悪い意味でもその辺りを理想的な理論で決め付けようとしている、しかし宗教は理屈外の物だ、と言うより教徒の理屈は経典が基本なのだ、世界の警察は力が無いと成り立たないが図体がでかく腕力のある子供が警察になるのは問題がある