福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

今年の秋田は暑い(7) 暑すぎて「晴耕雨読」ならぬ「晴読雨読」の毎日 

2023年08月21日 05時30分44秒 | 季節の話題
 今年の秋田は暑い。私は暑いのが好きなのだが今年は耐え難いほど。

 秋田県内では7月24日以降、18日続けて最高気温が30度以上の真夏日を観測。今月3日から8日までの5日連続で35度以上の猛暑日となっている。 7日は県内観測26地点中9地点で猛暑日となり、秋田市では今年最高の38.4度まで上昇した。

 秋田地方気象台によると、太平洋高気圧の勢力が強く、長い間高気圧に覆われていることが猛暑の原因と見ているようだ。この状況は今後も続く予報となっている。
 気象庁の2週間気温予想(8月7日午後5時時点)では、12日まで最高気温が38度以
上、その後も30度を超える暑さになるとしている。

 本県のほか、新潟や福井など日本海側を中心に猛暑が続いており、「フェーン現象」が発生しているとみている。「フェーン現象」とは高い山の上から麓に向かって、熱く乾燥した空気が流れ込んでくる現象のこと。強い風が吹いたり、気温が上昇したりする。

 私はかんかん照りの日差しと暑い夏が好きで、直射日光と暑さを避けながら外で過ごすのを好むのだが、今年は耐え難い。8月になってからは早朝こそ若干涼しいが、朝日が登り、8:00前後になると急速に気温が上昇する。いつもなら心地よい朝の日差しも強烈である。

 私は例年ダリアを育てているが全株とも元気がない。一部は枯れかかっている。それらに散水ならぬ給水をしなければ立ち所に枯れるだろう。早朝に散水を済ますのが日課となっている。そのほかに、いつもなら晴れた休日には畑の野菜の世話、庭の草刈りもするのであるが、この激暑の中では意欲が湧かない。 

 だからこの2ヶ月ほどほとんど外仕事ができない。庭も畑も見るのがつらいほど草ぼうぼうであるがやむを得ない。収穫だけはなんとかしている。

  私は「晴耕雨読」を念頭に生活を天候任せにしている。別に農家でもないのでそれほど拘るわけでもなく作業量もそれほどないのだが、自然に任せるのが心地よかった。

 しかしながら、今年は晴れていても暑すぎて外仕事は無理である。自分の健康を考えて外仕事は控えている。
 「晴耕雨読」ならぬ「晴読雨読」で過ごしている。

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3年ぶりの墓参り2023(4) 犬も私も変わりなく、今年の墓参りは無事終了

2023年08月20日 11時53分51秒 | 近況・報告
 COVID-19蔓延で墓参できなかった3年間は「お布施」をお送りしていた。寺の方からは受け取った旨の連絡もなく一抹の寂しさを感じた。それが宗教界のしきたりなのだろうが時代に合わないような気がした。

 何年か前、草ぼうぼう状態の中に墓があった。今回、草刈り用の大型のハサミを3丁ほど持参したが、草は刈られておりそれを用いるまではなかった。

 墓は若干埃にまみれていたがざっと水で洗い、持参の花、ろうそくと線香をたき合掌後、本堂で住職殿から読経していただいた。住職殿は若干丸みを帯びていたが、声にもハリがありお元気そうで安心した。
 私の墓参は今回が最後かも、その際にはよろしく、と伝え寺を後にした。
(我が家の墓石は私が小学3年頃に建立したもの みんなで綺麗にした 今後どうするかは次世代に委ねる)

 3家族はその後別行動にしそれぞれ秋田に向かった。

 私は、実兄である故正明宅を訪問、霊前に手を合わせた。兄嫁は80余歳で独り暮らしであるが風邪気味とかで若干元気がなかったのが気がかりであった。
 
 その後、寺に私のディバッグを忘れたことに気づき一旦戻るなどのミニアクシデントがあったが17:30頃に病院に着き、入院患者に関する業務を処理して19:30頃帰宅し、一連の墓参りを終了した。

 次男の車が盛岡市内で故障し、一部は新幹線で、一部は代車で秋田に戻ったという。まあ、老犬も私も状態に変わりなく、墓参りミニツアーは無事終了できた。


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3年ぶりの墓参り2023(3) ドライブイン、ホテル等にCOVID-19流行3年間の影響を感じた(2)

2023年08月19日 05時20分47秒 | 近況・報告
 墓参途上で立ち寄ったドライブイン、宿泊したホテルで受けた印象はCOVID-19流行後の客足の落ち込みと、客足が回復しつつある最近の人手不足の両者の影響が深く感じられるものであった。

 この間は旅館・ホテル業界は厳しい現状にさられれていたということはメディアの記述で知っていたが、私は観光とかには全く興味がないために実感がなかった。

 私は旅行嫌いである。かつては学会、医師会活動で各地を訪問したが、現役を退いてからは旅行といえば年に一回の新潟大学の同級会のみとなった。この同級会も2017年洞爺湖、2018年新潟が最後で、以降はCOVID-19のために中断している。
 私は2019年以降、秋田市内から出た、という記憶はない。

 観光地といえば、2017洞爺湖で受けた印象は強烈であった。
 新函館北斗駅で在来線に乗り換えたが、駅・列車の案内は日本語と中国語で行われ異様に感じた。
 洞爺湖で過ごした2日間、私はあたかも中国を旅行しているのでは?という錯覚を持った。ホテルは満室であり、宿泊客の言葉はほとんどが中国語、韓国語であり、日本語はほとんど聞かれなかった。昭和新山、有珠山とかの名所は超混雑していた。
 当時、有名観光地の外国人による賑わいに心底から驚いたというのが実感であった。


(政府の統計による外国人旅行者の推移 2020年以降は激減、最近回復傾向にある)

 2017年といえば訪日観光客が3000万人にも届こうという右肩上がりの時期で、洞爺湖近辺の観光客は9割は外国人と思われた。彼らの姿からは日本が大好き、といった友好的な雰囲気が感じられ、私の対中国、対韓国の方々に対する印象や感覚もこの二日間の経験でかなり変わった。

 それが2020年以降、COVID-19によって訪日客は激減した。
 それまで拡張し続けていたホテル・旅館業会は大打撃を受けたであろう。廃業も少なくなかったようであるが、業界ではリストラ、経営合理化でなんとか持ち堪えてきたところも多い。

 COVID-19が一段落した今、観光客は戻りつつあるが、今は人手不足に悩んでいる状況という。

 医療という比較的安定した業界に身を置く私は、訪日観光客減少にそれほどの実感が湧かなかったが、今回の墓参を通じて接した状況から観光業界、ホテル・旅館業会の厳しかった実態を垣間見た。

 また、日本にとって観光が持つ経済的重要性についても考えさせられた。

 
 



 

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3年ぶりの墓参り2023(2) ドライブイン、ホテル等にCOVID-19流行3年間の影響を感じた(1)

2023年08月18日 06時55分48秒 | コラム、エッセイ
 例年は2泊3日の予定を組んで繋温泉と花巻志戸平温泉で家族12名で懇親するのであるが、今年は次男宅の飼い犬、年長のボーダーコリーの健康状態が良くなくて心配とのことで、つなぎ温泉のTホテル1泊のみとした。

 私の健康状態に関しては気遣いする話題が誰からも出ずちょっと寂しかった。
 甘ったれるわけではないが、一見通常と変わらない様子で過ごしているから家族達の意識から私が厳しい状況でふらふらと生きているように見えないからだろう。同じ思いを抱える私も犬の健康状態が気がかりであった。

 私ども3人は8月12日昼前、病院で受け持ち患者の対応ののち長男の運転で盛岡に向かった。私は車の移動は苦痛で、本心では新幹線で行きたかったのであるが、そう我儘を通すわけにはいかない。私は車の後部座席に布団と枕を持ち込み、楽な姿勢を確保してほぼ横になって車中を過ごした。

 角館には醸造会社経営のドライブインがあり、醤油味のソフトクリームが美味で毎年楽しむのであるが、3年前に比し店舗が一回り規模が縮小したように感じた。

 15:30頃ホテルに到着、長女一家、次男一家も間も無く到着し3年ぶりに親交を温めた。
 夕食は大広間でのビュッフェスタイルであったが、私どもは12人と人数が多いこともあって個室を与えられ、その形式の中では静かに夕食を楽しめた。

 つなぎ温泉のTホテルは2018、19年も利用した。客の賑わいとしてはいつもと変わりなかったが、お盆前の一時的にぎわいかな??私にはわからなかった。

 ホテルのサービスには従来と小さな違いがみられた。
――――――――――――――――――――-
 ◉従業員数が全体に少ない印象
 ◉日本語が十分通じない東南アジア系の女性のスタッフが混在していた。
 ◉フロントの中央には浴衣、タオルなどのほか、アメニティと言われる歯磨きセットなどの小物が山積みとなっていた。これらは通常各部屋の洗面台に予め人数分配布されているものである。
 ◉12名で3部屋確保した。入室後に通常は茶などのサービスがあり、宿泊上の注意点などの説明があるが、今回はこれがなかった。
 ◉各部屋の壁ぎわにはあらかじめ人数分の布団がたたまれてあった。従来なら食事中に担当者が各部屋を周り布団の準備していたものである。
 ◉ビュッフェスタイルの夕食、朝食は内容的には不満ではなかったが、共に従来よりも品数が少ないような印象を受けた。
 ◉孫たちの成長に合わせて会計区分も変わった。全体も高くなっている。一泊で30余万円であった。これはいつもの如く主催のジジババの負担。
――――――――――――――――――――-
 これらの変化はCOVID-19流行後の客足の落ち込みと、客足が回復しつつある最近の人手不足の影響であろう。



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3年ぶりの墓参り2023(1) お盆の墓参りの意義

2023年08月17日 06時57分47秒 | 近況・報告
 今年はCOVID-19が5類に移行したこともあって、また感染者数も全体的に少なくなり行動制限もなくなった。横浜在住の長女一家も3年ぶりに来秋する事となった。それもあって2020年から中断していた岩手にある菩提寺への墓参りを行った。

 私は1983年(昭和58)の父親病没の数年前から一応我が家の代表者として墓参りを行ってきた。その間、業務の関係で時期を少しだけを外したことはあったが今まで欠いた事はなかった。

 私は二人兄弟である。兄とは11歳歳が離れている。2015年実兄が死去した。それまではこの墓参りは年に一回の兄弟とその家族の親睦の場になっていた。兄が体力気力が衰えて死去の2-3年前からは参加する事は無くなり、兄弟間の親睦会は自然消滅した。

 それ以降は盆の墓参りは私どものだけの家族だけの行事となった。
 私どもは3人の子供に恵まれた。現在、私が家族と称するのはそれら3人と孫5人を含む12人のことを指す。長女一家3人は横浜在住でそのほかのメンバーは秋田在住である。

 最近の墓参とその前後のミニ家族旅行は、時を経るに従って先祖を偲ぶための墓参の意義は小さくなり、孫を中心とした家族親睦会にシフトしている。何しろ私の両親を知っているのは我々夫婦のみであり、子供たちも小学生で滅多に会うこともなかったから具体的思い出や記憶としてはないだろう。
 それでも家族一同は盆の墓参り行事には参加してくれる。

 幼い孫たちにとってこの盆の時期に家族全員が田舎にある菩提寺に集まり、墓石をきれいにし、花を飾り、本堂で厳かに読経をあげてもらう事は、その意義などはほとんど直接教えた事はないが、この家族12人がこの墓を中心に緩やかに結ばれていることを自覚していく過程になるのだろう。また、日本の宗教的文化の一隅に接しその雰囲気を味わっていくことになるだろうが、孫たちにとってこれは人生の中での重要な体験となる。

 その意義は今後の人生にとっての心の拠り所になるもの、と私は信じている。
 だた、私はそういう意味での宗教感はあるが、問われれば私はどの宗教にも帰依していない。どちらかと言えば無宗教なのだが、日本の宗教的行事には子供の頃からの習慣に素直に沿っているだけ・・・、と答える不埒者の一人である。

 実際には、孫たちにとっては墓参り前後のミニ旅行の方が楽しいのは論を待たない。
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