福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

3年ぶりの墓参り2023(3) ドライブイン、ホテル等にCOVID-19流行3年間の影響を感じた(2)

2023年08月19日 05時20分47秒 | 近況・報告
 墓参途上で立ち寄ったドライブイン、宿泊したホテルで受けた印象はCOVID-19流行後の客足の落ち込みと、客足が回復しつつある最近の人手不足の両者の影響が深く感じられるものであった。

 この間は旅館・ホテル業界は厳しい現状にさられれていたということはメディアの記述で知っていたが、私は観光とかには全く興味がないために実感がなかった。

 私は旅行嫌いである。かつては学会、医師会活動で各地を訪問したが、現役を退いてからは旅行といえば年に一回の新潟大学の同級会のみとなった。この同級会も2017年洞爺湖、2018年新潟が最後で、以降はCOVID-19のために中断している。
 私は2019年以降、秋田市内から出た、という記憶はない。

 観光地といえば、2017洞爺湖で受けた印象は強烈であった。
 新函館北斗駅で在来線に乗り換えたが、駅・列車の案内は日本語と中国語で行われ異様に感じた。
 洞爺湖で過ごした2日間、私はあたかも中国を旅行しているのでは?という錯覚を持った。ホテルは満室であり、宿泊客の言葉はほとんどが中国語、韓国語であり、日本語はほとんど聞かれなかった。昭和新山、有珠山とかの名所は超混雑していた。
 当時、有名観光地の外国人による賑わいに心底から驚いたというのが実感であった。


(政府の統計による外国人旅行者の推移 2020年以降は激減、最近回復傾向にある)

 2017年といえば訪日観光客が3000万人にも届こうという右肩上がりの時期で、洞爺湖近辺の観光客は9割は外国人と思われた。彼らの姿からは日本が大好き、といった友好的な雰囲気が感じられ、私の対中国、対韓国の方々に対する印象や感覚もこの二日間の経験でかなり変わった。

 それが2020年以降、COVID-19によって訪日客は激減した。
 それまで拡張し続けていたホテル・旅館業会は大打撃を受けたであろう。廃業も少なくなかったようであるが、業界ではリストラ、経営合理化でなんとか持ち堪えてきたところも多い。

 COVID-19が一段落した今、観光客は戻りつつあるが、今は人手不足に悩んでいる状況という。

 医療という比較的安定した業界に身を置く私は、訪日観光客減少にそれほどの実感が湧かなかったが、今回の墓参を通じて接した状況から観光業界、ホテル・旅館業会の厳しかった実態を垣間見た。

 また、日本にとって観光が持つ経済的重要性についても考えさせられた。

 
 



 

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