福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

今年の秋田は暑い(1) 吹く風は熱風 気温も38度Cを超えることも

2023年08月04日 03時43分44秒 | 季節の話題
 厳しい暑さが世界的に続いている。
 秋田もとても暑い!!!  今日は遠くにある台風の影響かやや強めの風が吹いた。通常なら風が吹くと吹き出た汗に当たって涼風感を伴うのであるが、風自体が熱風なのでむしろ辛い。こんな経験は私は初めてである。

 気候変動対策は、緊急的対応とその原因を緩和の二つがある。前者は温暖化で起きた現象への対処、後者は気温上昇を抑える活動だ。

 目の前の命や健康を守る行動が必要だ。同時に、気象激甚化の原因である地球温暖化対策にも力を入れなければならない。この二つのことは互いに矛盾を含む。

 温暖化による気象災害への影響は近年スパコンで調べられるようになった。温暖化した地球と、していない地球をスパコンの中に作り出し、比較する計算を繰り返すと、豪雨や猛暑の起こりやすさの違いがわかるらしい。

 この手法を使った研究チームは、今夏の欧州南部や米国の熱波は「地球温暖化がなければ起こりえない現象だった」と指摘した。深刻な現実から目をそらさずに、気候変動に正面から向き合う必要がある。

 はっきり言って戦争など、軍拡などしている暇はないのだ。
 国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が今年まとめた報告書は、気温が産業革命前に比べて1.5度上昇すれば「10年に1度」の熱波の確率が4.1倍になると指摘した。すでに1.1度上昇しており、いまのままなら2030年までに1.5度を超えるとしている。

 対策として、猛暑なら、水分を補給し、適切に冷房を使う。炎天下での外出をなるべくせずにすむような社会を作るのも適応策だ。サマータイムの適応も一方法だろう。
 一方で、将来の自分や子孫たちのために、再生可能エネルギーの利用を広げて温室効果ガスの排出を減らすという緩和策も急ぐ必要がある。

 日本の7月の気温は、観測史上最高の暑さになった。
 熱波は世界的で、国連では各国に具体的な効果が期待できる行動を求めた。

 だが、世界的にみて排出削減は遅々として進んでいない。
 ロシアのウクライナ侵略によるエネルギー情勢の変化も影を落とす。

 再エネの課題も小さくない。だが、できることはまだ多い。
 太陽光や風力など地産の電力は災害対策にもなる。
 国産エネルギーである再エネの拡大に全力を注ぐべきだ。しかし、我が国でのエネルギー対策は原発に指向している。それも気になるところである。

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