例年は2泊3日の予定を組んで繋温泉と花巻志戸平温泉で家族12名で懇親するのであるが、今年は次男宅の飼い犬、年長のボーダーコリーの健康状態が良くなくて心配とのことで、つなぎ温泉のTホテル1泊のみとした。
私の健康状態に関しては気遣いする話題が誰からも出ずちょっと寂しかった。
甘ったれるわけではないが、一見通常と変わらない様子で過ごしているから家族達の意識から私が厳しい状況でふらふらと生きているように見えないからだろう。同じ思いを抱える私も犬の健康状態が気がかりであった。
私ども3人は8月12日昼前、病院で受け持ち患者の対応ののち長男の運転で盛岡に向かった。私は車の移動は苦痛で、本心では新幹線で行きたかったのであるが、そう我儘を通すわけにはいかない。私は車の後部座席に布団と枕を持ち込み、楽な姿勢を確保してほぼ横になって車中を過ごした。
角館には醸造会社経営のドライブインがあり、醤油味のソフトクリームが美味で毎年楽しむのであるが、3年前に比し店舗が一回り規模が縮小したように感じた。
15:30頃ホテルに到着、長女一家、次男一家も間も無く到着し3年ぶりに親交を温めた。
夕食は大広間でのビュッフェスタイルであったが、私どもは12人と人数が多いこともあって個室を与えられ、その形式の中では静かに夕食を楽しめた。
つなぎ温泉のTホテルは2018、19年も利用した。客の賑わいとしてはいつもと変わりなかったが、お盆前の一時的にぎわいかな??私にはわからなかった。
ホテルのサービスには従来と小さな違いがみられた。
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◉従業員数が全体に少ない印象。
◉日本語が十分通じない東南アジア系の女性のスタッフが混在していた。
◉フロントの中央には浴衣、タオルなどのほか、アメニティと言われる歯磨きセットなどの小物が山積みとなっていた。これらは通常各部屋の洗面台に予め人数分配布されているものである。
◉12名で3部屋確保した。入室後に通常は茶などのサービスがあり、宿泊上の注意点などの説明があるが、今回はこれがなかった。
◉各部屋の壁ぎわにはあらかじめ人数分の布団がたたまれてあった。従来なら食事中に担当者が各部屋を周り布団の準備していたものである。
◉ビュッフェスタイルの夕食、朝食は内容的には不満ではなかったが、共に従来よりも品数が少ないような印象を受けた。
◉孫たちの成長に合わせて会計区分も変わった。全体も高くなっている。一泊で30余万円であった。これはいつもの如く主催のジジババの負担。
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これらの変化はCOVID-19流行後の客足の落ち込みと、客足が回復しつつある最近の人手不足の影響であろう。