福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

自民党総裁に安倍元首相 驚いた 中国のデモと同じ主張

2012年09月27日 03時57分16秒 | 政治・経済 国際関係
 自民党総裁に安倍元首相が選出された。私はいずれ再登場の機会はあろうが、今回は出馬しないと思っていたし、出馬に賛成でなかった。立候補する以上、最悪でも次点を確保出来ないと二度と機会はないだろうと思っていたが、結果的にトップだったとは・・・。

 安倍氏についてはリーダーとしてのイメージより、5年前に突然政権を投げ出した悪しき印象の方が強い。一度貼られた悪しきレッテルを拭い去るのは大変である。前回は、最若年の首相として人気先行で首相になったが、政治的経験不足からストレス過剰で心身症になった?と私は思っているが、この5年間なめた苦渋がどう反映されるか。どちらにせよ、今回の党運営で評価されるだろう。ダメなら次はない。どちらに出るのか楽しみである。

 近いうちに解散があると考えられている。党や政策に見るべき魅力はないが、ダメ民主のあおりで自民党が再び政権を担う可能性はある。そうなると首相となる。前回の政権交代はダメ自民党が自壊して政権を手放したが、その後も自民党には大きな変容はない。このままではダメ政党間の政権たらい回しになる。

 今回の自民党選挙の主張を聞いていると、石破氏、安倍氏はほぼ共通して強い日本、領土問題での強硬路線を述べていた。折しも、尖閣問題で中国側の過大な反応と抗議活動を目の当たりにしての演説である、聞いている者の共感を得やすい状況にあった。誰だって今回の国の対応はにはふがいなさを感じているはず。尖閣は「国家管理をさらに進める」と明言している。ご両人とも歯切れ、威勢がとても良かった。溜飲をおろした人もいるはず。

 しかし、このような姿勢は危い面もある。野党の総裁選挙レベルだからまだ良い。与党のやり方に明確に対抗姿勢を打ち出すのも必要だろう。しかし、今後の安倍氏の立場を考えると強硬姿勢一辺倒でいいはずがない。対話を軸に日中両国にとって現実的な解決策を模索すべきだ。外交は軟鋼バランスが必要。特に隣国とは良好な関係が不可欠である。

 総裁になったからには頑張って欲しい。特に、震災復興、社会保障制度改革などでは与党に対して政策として優れたプランを打ち立てて欲しい。それに、次の政権を担うならば過去の自民の古い体質が日本の活力を失なわせ、政治不信を招いたことを反省し、党の内部を改革しなければならない。

 いま、選挙になったら国民は誰に投票したらいいのか分からない。維新の会?私はまだ理解できていない。
コメント (3)
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