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三流校には三流校ならではの良さが有る

2016年11月27日 07時00分01秒 | タイで子育て
また子育ての話かよと言われそうだが、ちょうどタイの受験シーズンでもあり、幼稚園へ入るにしても学校を決めなければならない時期。今日は学校の選択についての話。

娘が通う小学校はタイだと三流校で、ウドンタニでもBクラスになるので、良い塾を見付けて娘を連れて行くと、学校名を聞かれては先生が渋い顔。あの小学校は取らないと、何度も言われた。模試へ行くと制服を見てヒソヒソ話。何であの学校が来ていると、聞こえるように言う人まで居たらしい。娘は相当プライドを傷付けられたらしく、腹を立てていたが、そんな学校だからこその利点があったので紹介しよう。

先ずはウドンタニで人気の小学校3校A、B、Cの話から。どれも父兄や児童から耳に入ったが、あくまでも噂レベルの話なので、そのつもりで読んで欲しい。

先ずは公立進学校のA校。学校の課外授業は無いそうだが、困るのが担任教師がやる塾。タイでは公務員の副業は公然と行われており、進学校の先生は自宅で塾をやる人が多いのだが、塾へ入らないと教室での扱いが悪くなる先生も居られるそうで、通知表の成績にも関係してくることも。時間もお金も無駄で行きたくないが、通知表の点を考えると行くしか無いそうだ。

次は私立のB校。こちらは先生の塾の話を聞かないが、学校の課外授業が多くて、塾へ行き難いらしい。良い学校と評判だが、塾へ行き難いのが唯一の弱点と言う人もいる。仕方が無いので家庭教師を雇う人も居られるが、人気の先生は塾が忙しくて家庭教師をやられるのは稀。

そしてもう一つ私立のC校。こちらは学校の夏期講習と先生の塾のダブルパンチで塾へ通うのは大変と言われている。学校の夏期講習を休んで、塾へ行かせたら、学校を止めろと担任から言われた話も。先生の塾へ通えば通知表の点が良くなると言う人も居る。

学校の課外授業と担任の塾で学ぶとサクッと有名中学校のギフテッドクラスへ入ってくれると良いのだが、統一試験で上位の成績を取る児童の大部分は特定の塾へ通っているのが現実。世の中は上手くいかないものだ。

娘の小学校では課外授業が放課後や休日・夏季休暇に行われるが、参加するかは自由。6年生になると毎日の課外授業は強制参加だが、塾通いの邪魔にならないよう早朝に行われる。だから娘はいつどこの塾へ行くのも自由。また学校の先生が塾を開くのも禁止されており、禁止されても塾をやる先生は何人か居ても、強引な勧誘は無い。だから放課後や休日の塾通いに制限がなく、快適そのもの。

他の中学を受験したら、自校の中学には上がらせない等の制限をする学校もあるそうだが、娘の小学校だと行くところが無ければいつでも系列の中学校へどうぞと言われる。成績優秀なら授業料も要らないそうだ。
知人の子供は小学6年までB校へ通ったが、中学受験で公立のウドンピット校を受験して不合格。他校を受験したのでB校へは入れて貰えないし(実は寄付すれば何とかなるらしい)、公立の試験日は統一してあり1校しか受験してないしで、行く学校が無いのでとうとう集落の小学校併設の入試がない中学校へ入った。普通は入試に失敗したら、寄付をして2番手や3番手の学校へ入れてもらうのだが、情報もコネも無ければ行ける学校は限られてしまう。中高一貫校へ入れない子供が行く集落の小学校へ併設した中学校とはどんなものかお判りだろうか?そこの教頭と顔見知りだが、私がタイへ転居してスグの頃に、この学校の生徒の半数は発達に遅れが有ると真面目な顔をして話された。嘘だと思われるかも知れないが、小学生の知能テストでイサーンの子供達の平均IQは90にも満たなく、その中の低スコアな生徒が通う中学校だ。娘の小学校の系列中学校へ行く気が無くても、いざという時に行く学校があるのは心強い。

三流校と言われる娘の学校だが、三流校には三流校ならではの良さが有る。一時期は娘を転校させようと騒動し、A校の校長からIPコース(インターナショナルプログラム)へ入れてやるとも言われたのだが、卒業まで今の小学校へ通わせるつもりだ。

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