不思議な夢

昨日の夜中のことです。

主人が起きる気配で、私も起き上がりました。
「どうしたの？　眠れないの？」
「大丈夫だよ。」
主人はそう言いましたが、夜中に起きることなど滅多にない主人ですので、
私はちょっと心配になっていました。

そんな私に、主人が尋ねました。
「眠れないの？」と。

私は、夢を見て目が覚めたことを話しました。

「どんな夢だったの？」
夜中にも拘わらず、そう尋ねる主人の言葉に、私は少し不思議な感じがしていました。

怖い夢ではなかったのですが、夢に出てきた複数の人たちのことと、
とても苦しく辛いような思いの夢だったことを話しました。

聞き終えた主人が、「実は、僕も夢を見てね…。」と話し始めたのです。

それは、私の夢に出てきたのと同じような人たちが出てくる夢だったようです。
どんな夢だったの？と、私に尋ねた主人は、
もしかすると、そんなことを予知していたのでしょうか。

夢に出てきた人たちとは、もう、長い間会っていないのです。
どのように過ごしておられるのかさえも、知らないのです。
それなのに…。

夢とは、そんなものなのかもしれません。
それにしても、どうして、二人が同じような夢を見たのでしょう。

そんなことって、あることなのでしょうか…
不思議な夢でした。
不思議な夜でした。

　
　地面に着くほどの丈ですが、まぎれもなく、ひまわりです。