夢が広がって…

気持ちがこれほど高揚したのは、久しぶりかもしれません。

今年で３年目の、このコンドミニアム。
とても気に入っていたのですが、そろそろ、違う場所を探そうか…ということにしました。

毎年、こちらに来た時には、他の物件を見て回っているのですが、
ここに比べると、どうも…ということで、最終的にはこちらになっていました。
ここの良さといいますと、環境的には、ゆったりとした気分で過ごせる自然との距離と静けさ。
建物でいえば、広さと空間、使いやすさ…でしょうか。
自然が多いこのあたりですから、そんな場所ならばありそうですが、意外にないのです。

先日、不動産を扱っておられる会社に、物件の案内をお願いしていました。
そして今日、いろいろと見せていただいたのです。

結果は、私達の条件を満たしている場所、
来年を楽しみにできる場所に出会うことができました。

見せていただいた物件は、戸建ての他、タウンハウス、アパートメントなど１２か所です。
申し訳ないほどの数を、２時間以上かけて、案内してくださいました。
もし申し込みをしたくても、１０月まではできないらしく、
また、その不動産会社のリピーターさんが優先らしく、私達のように初めてですと、
希望日が空いているのが確認された段階で受け付けてくださるそうです。
それまでは、第一希望から第三希望までを伝えておくということでした。

私達は、案内していただいている間は、お互いの感想は言いませんでした。
そうしようと打ち合わせていたのではありませんが、
二人がそれぞれ感じることが大切だと、お互いに思っていたのだと思います。

我が家に帰り着いてから、主人が尋ねました。
「どこが良かったの？」

私は即座に答えました。
「あのタウンハウスが良かったわ。」
「そうなの？　実は、僕もあそこが良かったよ。」

私は、気持ちが爆発しそうになったのがわかりました。
１２か所も見せていただいた中で、主人と同じ場所ということは…、
決定…と言ってもいいくらいです。
しかも、その物件はリピーターさんがおられないらしく、
そうした場合は、３カ月間の希望者が優先的に借りられると聞きました。
それならば、借りられる可能性は大きいということ…？？

今日、我が家を出掛ける時は「いい物件に出会えるかしら？」という気持ちでしたが、
帰ってくると、いきなり明るい見通しです。

第一希望から第三希望までを、その物件と書きたいほど気に入ったと言いましたら、
主人も嬉しかったらしく、「この滞在中に、もう一度、その物件を見せてもらおう。」と、
言ってくれました。

今から、来年が楽しみです。
そして、そのことは、今年のこれからをも、より楽しい時間にしてくれることでしょう。

案内してくださった方、ありがとうございました。
そして…、ありがとう、あなた…。