ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

しゃ~わせな水曜日の夜

2011年08月10日 | 友達とわたし
こんな、一週間の真ん中の、ふつぅ~の水曜日に、すごいご馳走で腹いっぴゃ~にしちゃってええん?
みたいな幸せに、ただ今どっぷり漬かっております。

息子のガールフレンドMちゃんのお家で、夕飯をいただいてきました。
本当は、昨日の夜にお客さんが来る予定だったのがドタキャンになり、せっかくの美味しい高級ステーキが、冷凍するにはもったいな過ぎる!ということで、
いやはや、なんてラッキーな夫婦なんでしょか、旦那とわたしは?!
いや、そこにもうひとり、息子まで加わって……これってもしかして世間では、『厚かましい』とかいう形容詞がついたりするんかしらん?

まずはチーズプレッター。ハチミツと唐辛子ジャムを添えて。


これはなんぞや?なんとも上品な、どこかで匂ったことがあるような香りがすてきなカクテル用の甘い液体。


それと、絞ったライムジュースとテキーラを混ぜて、うっまぁ~いカクテルを作ってくれました。


今年は鹿が、ピーマンまで食べちゃった!とEちゃん(Mちゃん母)。奥に見えるは、焼きおにぎり用のおにぎり。


生貝柱!お酢とライムジュース、そしてお醤油ちょっとのタレに、玉ねぎとニンニクのみじん切りを混ぜ、上にはバジルをはらはらと。


焼きカリフラワー。うちは今、これにハマっとります。


R家秘伝のタレ(十年以上のものらしい)をたっぷり塗った焼きおにぎり。よっしゃ、わたしもL家秘伝のタレ、作るぞぉ~!


ほんでもって、ジャ~ン!これぞ本格的ステーキ!息子もうんうん唸りながらいただいとりました。


山形のサクランボ、とまではいかないにしても、充分甘くて美味しいサクランボ。


酔っぱらいながらピアノを弾いて、そのあとまた、デザートの果物をいただき、お腹の皮がパンパンになってしまいました。
今回は初めて、息子も一緒に食事をしたのだけれど、なんか硬かったぞ?!
って、それが普通ぅ~かもな……。もうちょっと気を遣いますよね、ガールフレンドの家なんやから……。

なんてなことをチラッと反省しながら、家路についた、息子の父と母なのでした。がはは!

ほんま、美味しゅうございました!おおきに!
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SCHOP DAN(スコップ団)の話をしよう!

2011年08月10日 | 日本とわたし
An act of kindness does not need the reason.

一ヶ月前に、わたしは『スコップ団』の団長、了くんを知った。
そして、了くんのブログ『どうせ地球のチリだからな』を読んだ。

心が震えて、それが体にも伝わって、ふるふると泣きながら、記事のひとつひとつを、3.11のあの日まで遡って読んだ。
それからずっと、必ず彼のブログを読みに行く。

読むたび、実際にあの場所に行き、自分の手と足で、誰かの、どうしようもないくらいに絡まってしまった希望の糸を、
まずは解きほぐし、一本の、ツルッとした、細くてもどっこい頑丈な糸にして、持ち主の手に渡す作業を、
まだ一度もしたことも無く、遠いから、無理だからと言い訳してる自分の、弱ったらしさと不甲斐なさと利己主義さに凹む。

彼の、とことん傷つけられた心と体は、いったいなにに支えられて、今も無事に、なんとか動けているのだろう。
震災が起こったのは、おたふく風邪の病状がほぼ治り、さあ今日から復帰じゃ~と思っていた矢先だった。
真っ暗で、凍えるように寒く、怪我をしたまま放っとかれている人達のうめき声や悲鳴や、そしてもの言わぬ御遺体が数えきれないほどある中を、了くんは無我夢中で動き回った。

彼にも家族がある。小さな息子さん達がいる。
企画の会社の経営もある。
けれども彼は、最初、たった3人で始めた、スコップを持って、被災した家をピカピカにきれいにする『スコップ団』を、今も続けている。
多分、もう誰からも『手伝って』電話がかかってこなくなるまで。

『スコップ団』は、今じゃ300人を超す団になった。
被災地の、誕生日を迎えた子供達に、ケーキを届ける課、はぐれたペットを捕獲し、世話をしながら持ち主と再開できるまで預かる課もできた。

けど、まだまだ、まだまだ、人手は欲しい。そして資金も必要。
だからもし、労働の提供はできないけれど、資金なら、という方、かっけぇ~Tシャツどんどん買ってください。ステッカーもよかったら。

ここに、スコップ団からのメッセージを載せておきます。

スコップ団は「ボランティア」という言葉が好きじゃない。
友達が困ってるのを助けに行くことが「ボランティア」って言う?
まだ友達じゃなくても、これまでのお宅のじいちゃんとか、
ばあちゃんは、皆、
「また来い!」
って言ってくれる。
メンドクサイから、行かないと思う。
でも、いつか行きたいとも思う。
名前もポーズもださいけど、アホにしかできねぇ事がある。
仲間が死んで、家族が死んで。
俺たちはもう、泣き疲れたからな。
俺たちはもう泣きたくねぇんだ。
力いっぱい、スコッピング!
Yes!ナイスコップ!
死んだ仲間の分。
瓦礫という字に【オモイデ】ってルビをふって頑張るよ。
出動要請もドンドン来い!
ちくしょう。
早く終わらせてやろうぜ。
こんなこと。
くだらねぇ。

必要なものって、スゲー地味に見える。
贅沢が、俺たちを貧しくしてる。
そんな事を震災は教えてくれたと思う。
そんな事を、知れて良かったとも思う。
ただ、代償がでかかった。

無駄にしちゃいけない。
若い俺たちがやるから意味がある。

お金で買えないものの方が、大切だったりする。
それを知った。

たったひとつ、あればいい。

俺が今日も生きていて、君を好きだってことをちゃんと伝えること。

それ以外の運命だのなんだのは、もう分からねぇよ。
ジッとしてられないだけ。

一緒にどうかね。



※みんなでドヤドヤとおしかけて、


※こんな感じのお宅から大切そうなモノを取り出して、


※パッと見だけでもキレイにすんの。



了くん、愛してるよぉ~!!こんなおばはんから愛されても迷惑やろけどさぁ~!!愛してるよぉ~!!
コメント (4)
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