ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

そしてわたしは胡瓜のキューちゃんを作ってみた!

2011年08月04日 | ひとりごと
贅沢言うたらあかんねんけど、
胡瓜さん、どないしょ~思うぐらい、毎日毎日おっきなってくれるねん。
さすがに、酢の物も浅漬けもサラダも、和えるもんを変えたりして工夫しても、こう続くと飽きてくる。
うんちが緑色になりそうや。

で、この胡瓜さん達には、ちょいと申し訳ないのやけど、熱湯地獄を経験してもらうことにした。
「ちょっとちょっと、わたしらもしかして、めちゃくちゃあっついお風呂に入れられてしまうんちゃう?」
「えぇ~!熱いのん苦手やのに~!」


かんにんやで~。けど、直径36㎝もある中華鍋やのに、3分の2しか浸からん胡瓜さんおったし……。上の写真の一番手前のお方。
面倒やけど、レシピにきっかり2分て書いてあったから、律儀な性格のわたしとしては守らなあかんわけで……、
この胡瓜さんだけ、2分ずつ、下半身と上半身、浸かっていただいた。


丸茹では、沸騰したお湯にまず2分、胡瓜だけを取り出して、再度沸騰させたお湯にまた2分。クックパッドのレシピを参考に。

すっかり茹で上がった胡瓜さん。けど、さすがや!茹でても緑!


胡瓜さんが湯冷めするのを待ってる間に、出汁醤油とみりんとお酢、それから生姜の千切りと、うちはニンニク好きなもんでニンニクを数個、それから鷹の爪の輪切りを入れたものを、一煮立ちさせる。


つける液が冷めるのを待つ間に、胡瓜さんを輪切りに。ひたすらコンコン。切った先からコロコロ転がっていく胡瓜さんに悪態つきながら。

そして仕上げの絞り込みの刑。なんも悪いことしてへんのに……。


漬け汁にポンポン放り込んでおしまい!
漬けたすぐから美味しいキューちゃんできました!


明日のご飯が楽しみでんがな~!

旦那のヒットスパ!

2011年08月04日 | 家族とわたし
「今夜はボクが作る!」

こう宣言して仕事に出かけてった旦那。
今日は6時半まで、患者さんを診なあかんのに、ええんかいな……。
いつもやったら、こんな時間に戻ってきて、すぐに料理をせなあかんようなことは絶対にしとうないはずやのに。

けど、せっかくの決心やから、わたしはそれを尊重するべく、なぁ~んも手伝わんとピアノの練習をしてた。

そしてできたのがこのスパゲティ。


たっぷりのオリーブオイルでニンニクとアンチョビをジャジャッと炒め、軽くレッドペッパーをふりかけ、そこに固めに茹でたスパをぶち込んで軽く油に馴染ませる。
アルゴラを敷きつめたお皿の上に食べたいだけ盛って、いっただきまぁ~す!

このレシピは、ニューヨーク・タイムズのウェブページによく出てくる、ある男性料理家のビデオからのもの。
旦那は彼の大ファン。
簡単で、お手頃で、そしてめちゃくちゃウマい!

今夜もおかげさまで、大変幸せな気分になりました。感謝!

現実を知る権利がわたしたちにはある!

2011年08月04日 | 日本とわたし


水です。見たとおり。
右横にはブリタのポット型浄水器の水。そして左横にはペルグリーノ(炭酸水)のボトル。

でも、この真ん中の水は、どんなにお金を出しても叶わない、それはそれは味わい深い美味しい水です。
カナダのコッテージの近くの、山のわき水を汲んで持ち帰ってきました。

汲んでいる時、日本を思っていました。日本の東北の、美しい山々の、そこに今もわき出ているであろう、美しい水を思っていました。

でももう、日本のそれは、見た目は以前と変わらず美しく、味わい深くとも、この先何十年もの間、人々が手のひらに汲み、喉を潤していくことは不可能になってしまいました。

なんて哀しい現実なんだろうと思います。
こんな現実を受け止めなければならない日がくるなんて……、
そんな現実に陥ってしまった国の仲間入りをしなければならないなんて……、
美しい四季を持つ、自然美豊かな祖国が、どうしてこんなことになってしまったのか……。


食材を求める際に、鮮度や値段を思案する以前に、放射能汚染がどれぐらいの程度であるかを気にしなければならないことのストレスは、
それが毎日、朝、昼、晩と続くこと、そして赤ちゃんなどの場合はさらに頻繁に、小さな子供達にはおやつの時間もあることから、
それらの安全を管理する責任を負う者にとっては、とてつもなく大きなものになっていると思います。

百歩譲って、いや、千歩、いや、万歩譲って、一部の土地や空気や海水や地下水が汚染されてしまったことは仕方が無いと思えても、
それが、事故後も、無策や愚鈍を装い続けている政府によって、故意的にじわじわと、全国に汚染が広がってしまっている今、
せめて、最低でも、内部被曝をこれ以上深刻な状況にさせないために、食品や水の放射能濃度の提示を強く強く求めます。

栄養を食物から摂らなければ、水分を飲まなければ、人間は死んでしまいます。
けれども、放射能濃度が濃い食べ物や飲み物を飲んでも、人間は、本来ならかからなくてもいい病気にかかって死んでしまいます。
だから、とにかく、こんなに汚染をのさばらせてしまった政府には、まずなによりも先に、汚染の除去と、汚染の状況提示に、緊急に取り組んで欲しいと思います。

各お店の価格表の枠内に、値段と汚染濃度数値をはっきりと提示する。
政府が決めた基準以内であろうがなかろうが、その基準は諸外国に比べると途方もなく高いのだから、とにかくどんな数字も全部提示。
それが条件です。
どこの産物であるのか、それももう、その数値さえわかればいいのであって、だからその数値に誤摩化しがあってはいけません。
それはもう、故意の計画的殺人と同等の罪なのだから。
提示にあたっては、そういう法律も一緒に制定する。それが大事だと思います。

わたしが暮らすここアメリカにも、日本のように明確にされていない汚染がうようよ存在しています。
放射能だって、どこよりもたくさん汚染に関わっていると思います。
ここには、核だぁ~い好き人間がどこの国よりも大勢いるし、軍→核→原発の巣窟という現実に加え、電気使い放題の暮らしに慣れ切ってしまっている、贅沢が三度の飯より当たり前の国民性が、変化に伴う痛みなどに耐えられるはずもありません。

国そのものの在り方をグイッと変えようとする時、そこには痛みや苦しみがあり、心身ともに傷つき疲れ果てる毎日が続きます。
でも日本は、この巨大な、それぞれに独自の法律を持つ州と移民の寄り集まりであるアメリカよりも、革命の成就の可能性はうんと大きい。
わたしは本気でそう思っています。

もう二度と、あの美しかった日本の空気と水は戻ってこない。
美味しい作物をどんどん実らせる、豊かに肥えた土壌も戻ってこない。
新鮮な魚や昆布や貝が穫れた海も戻ってこない。
その不幸は、言葉に言い表せないほどです。
けれど、まだ日本には大丈夫な場所がある。
それまで汚れてしまわないよう、とにかく除染を、国が先頭に立って実施するよう求めましょう。
そして食品すべてに、汚染濃度の正確な提示を求めましょう。

どなたでも、これらのことについて、できるだけ速やかに要求が通り、実施してもらえる方法を知っていらっしゃる方は、その方法を教えてください!お願いします!

ゴーヤとピグモン

2011年08月04日 | 日本とわたし
友人からもらった5つのゴーヤの種。
尖った部分をちょん切り、水をたっぷり含んだ綿の上に並べ、2週間ほど辛抱強く待っていると、ちょん切った先から貝の舌のような芽が出てきた。
元気な芽は4つ。それを栽培キットで双葉まで育て、うちの超初心者畑に植え替えた。
ドキドキしながら毎朝様子を見に行くと、どういうわけかゴーヤだけが、一本ずつ、根っこごと引っこ抜かれている。
次の朝はまた別のが……。
これは困った!全滅してしまうのは悲し過ぎる。
そこで、隣の庭に落ちている枯れ木の枝を何本も拾ってきて、ゴーヤの赤ちゃん芽をすっぽり囲んでみた。
残ったのはたったの2つ。
なんとしてでも無事に育ててみせるぞ!
……と意気込んだのも束の間、せっかくおっきくなった葉っぱが、みるみるうちに縮まっていく。
なんでなんで?!
よく見ると、土が団子状になっている。
ぎょぎょぎょ!!ダンゴ虫か?!
数日様子を見ていた。
やっぱりダンゴ虫だった。
けれども、潰してやっつける勇気も無く、かといって、ダンゴ虫用の殺虫剤を蒔くのもイヤだったので、とにかくゴーヤくん自身の生命力にかけることにした。
祈るような気持ちで毎朝見に行った。2つのうち1つは、可哀相に、上に伸びるより先に食べ尽くされてしまった。
そして残った最後のゴーヤくん。
ありがたいことに、ものすごい勢いで成長してくれている。

このイボイボを見ると、どうしてもピグモンを思い出してしまう。
そしてピグモンを思い出すと、どうしてもちょびっと涙ぐんでしまう。だって、可哀相やったもん、ピグモンの最期……。


赤ちゃんゴーヤ。


なんかひょうきんな佇まいのお豆さん。


我が家は夏になると、シリアルをたくさん食べる。ナッツと果物はわたしにとっては大切なお伴。
生で買ってきて(生やと格段に安い!)、食べる直前にトースターでカリカリに焼く。


このブドウを食べると、子どもの頃に行った青蓮寺湖のブドウ狩りを思い出す。このブドウ、確かに小粒ではあるけれど、ブドウよりデカいブルーベリーってどやねん?……。