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ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

開いた口、誰か塞いでください!

2011年06月27日 | 日本とわたし
『政府開発援助(ODA)配分など、2011年度の国際協力重点方針案が26日、判明した。
東日本大震災被災地の水産加工食品などを購入して、途上国に提供するなど、
国際社会にも「開かれた復興に資するためのODA活用を最優先課題とする」と明記。 
被災地に、外国人研修員を積極的に受け容れることで、風評被害防止にも取り組むとした。
津波被害にあった気仙沼、女川や八戸など、各漁港の缶詰など水産加工品を、ODA予算で優先的に買い上げ、食糧支援に充てることを想定。
放射性物質の安全検査も実施し、輸入規制のかかっている国にも提供を働きかける』

↑先日、東京新聞で報道された記事です。

わたしには全く意味がわかりません。
これは、よその国にも内部被曝をさせようということなのでしょうか?
そして、よその国の人をわざわざ汚染地域に招き、外部&内部のダブル被曝を体験させようということなのでしょうか?
途上国の人達に、安全な暫定基準など全く存在しないと言われている、放射能物質で汚染された水産加工食品を提供して、いったいなにをしようというのでしょうか? 
これが誤報であることを、もし誤報でないのなら、『こんなじわじわと人を病に陥れる可能性のある行為を、方針案として出したことを陳謝する』という続報があることを願います。

日本の食べ物の、放射性物質の暫定基準について聞きたいこと

2011年06月27日 | 日本とわたし
こういう記事を、もうずいぶん前に読んで、信じられない思いでいながら、これはずっと続くはずがない、きっと変更されると思っていました。

【政府基準は殺人基準】
日本政府は放射性物質の暫定基準を通達した。(3月17日厚生労働省)
水道水「ヨウ素131(I-131)300ベクレル(Bq/L)・セシウム137(Cs-137)200ベクレル(Bq/L)

この数字は、WHO基準の300倍、アメリカ基準の3000倍に匹敵する。
水道水のヨウ素 
WHO基準=1ベクレル(Bq/L)
ドイツガス水道協会=0.5ベクレル(Bq/L)
アメリカの法令基準=0.111ベクレル(Bq/L)


『ドイツ放射能防護学会が、日本人向けに送った緊急メッセージ』
日本政府の基準は野菜・魚介類「ヨウ素、2000Bq/kg」
幼児は4Bq/kg・成人は8Bq/kg以上の野菜を食べるな」。

茨城県沖のこうなごからヨウ素4000Bq/kg検出
急遽、魚介類基準が設定された。(4月4日)。
食品の安全基準は改悪された。
日本政府基準は殺人的基準。基準の根拠は何なのか。


*孫崎享(元外務省国際情報局長)氏→「政府、国民殺すのか」とツイートする。
*ロシア科学アカデミー、アレクセイ・ヤブロコフ氏→「もしあなたが(放射線による)『直ちに害はない』という言葉を聞いたなら、出来る限り遠くに、出来るだけ早く逃げるべきだ」と警告。

 
■殺人政府、殺人官僚:国民の敵 

文科省「学校の校舎・校庭の利用判断の基準:放射線量20mSv/y、3.8μSv/hと通知した(4月19日)。だが、公衆の被曝限度:1mSv/yである。
ICRPの公衆被曝の線量限度1mSv/y。しかし安全な限度は無い。ICRPでもECRRでも閾値無し線形(LNT)の考え方である。絶対に安全な限度はない。



以上、列記した情報は3月17日、4月4日、4月19日と、いずれもかなり前のものです。
なので、きっと、当然のごとく、数値は変更されているのでしょう。
絶対に安全な限度など存在しない被曝。
この現実はもう、チェルノブイリや、核実験や、数えきれない原発施設の事故のたびに、人間自らの身体で証明してきた事実です。
とりあえず、自分のできる範囲で(ネット上)、新聞のニュースなどを検索してみました。
どうも、わたしが見た限りでは、暫定基準はまだ途方もなく高いのです。
おまけに、被曝に関して言えば、暫定基準内か外か、などというふうに捉えて、安全か安全でないかを判断することは、非常にナンセンスで意味が無く、繰り返しになりますが、被曝の線量に絶対な安全な数値など存在しない、と断言されています。

このギャップはなんなんでしょう?
事故の収拾がつかなくて、これからもまだまだ続きそうで、だから汚染ももちろん続いていくので、汚染被害の拡大が必至。

そんなこと、小学生の子供達にだってわかります。
同じどころか、多分、測量することも不可能なぐらいに汚染されてしまった水が、原発の周りにあふれているはずです。
そんな状態でもう3ヶ月以上も経っているのです。
なぜ福島県は、そして近隣の県は、全県上げて徹底的に、子供達の高さ、動きに合わせた地点での汚染状況を調べ、公表しないのですか?
スーパーや八百屋で並べられた食品を、各自がそれぞれに調べられる線量計を設置するべきではないのですか?
全身の被曝量がわかる機械を、各自治体に配置し、きちんと測量した結果を市民それぞれに伝えてあげなくていいんですか?








とにかく、なんだかモヤモヤとした不信感が、心の中を占領しています。
日本で暮らしている人達は、いったいどんな気持ちでおられるのでしょうか?

そしてわたしは無に……なりたい!

2011年06月27日 | ひとりごと
「まだまうみは、わたしの言ったことをちゃんとやっていないでしょ。だからここに、思いが固まってしまっているのよ」
ミリアムは苦笑いしながらそう言って、両方の鎖骨の間あたりを、右手でトントンと叩いた。

バレたか……。仕方がないので、わたしも苦笑いした。

新鮮できれいで活気のあるエネルギーは、わたし達のまわりで、「早く吸い込め、さあさあ!」と待っている。らしい。
それを、20本の指先から、もっと慣れてきたら毛穴すべてから、心身の内側に流し込む。
そしてもともとあった、内側の悩み、問題、疲れ、病気、汚れなどを逆流させ、指先や毛穴から外に流し出す。
流し込む時の動作や音は決まっていて、お腹側の丹田と、背中側の命門を、キュウッと押し込んで近づける。
その時の息は、吸っても吐いてもどちらでもいい。自分のやり易い方を選べばいい。
音は、「ヘィーーーン」+最後に小さなg(グ)がつく。
流し出す時は、「はぁーーー」。疲れた日の夜、適温のお湯に浸かった時に思わず出るあの、「はぁー」である。

この練習、実はとても苦手なのである。
いいエネルギーを入れる時、わたしはついつい力んでしまう。
イメージとしては、流れ込むというより、自分で綱引きみたいに、必死で引っ張りこんでいる、という感じ。
だから、「へぃーーー」と言っている間中、リラックスどころか、あちこちがギュッと締まってくる。
「いいエネルギーよ、入ってこい!こら!もっともっと!」
これではエネルギーの方だって困るだろう。

「まうみは考えている時間が多過ぎね。もっとなにもしない、なにも考えない時間を積極的に作らないと」
「まずは器の中を空っぽにしないと、なにを入れてもすぐにあふれてしまうし、最悪の場合、なにも新しいものが入らなくなる」

最後の瞑想の時間に、「とても大きな、キラキラと輝いている太陽を、真正面から見つめている氷の塊になりなさい」と言われた。
「その太陽の光は神々しくて、力強く、そして愛に満ちあふれている。その光に全身を包まれた氷のあなたは、少しずつ少しずつ、とても幸せな気持ちで解け出している」
「吸い込むものは新しいエネルギー、力強い光の粒子。吐き出すものは負の気持ち、抱えている問題、そして最後にあなた自身」

まだわたしは一度も、本物の空っぽ感を体験していない。
いつか、時間がかかるかもしれないけれど、身体という器を残して、すっかり空っぽになった自分を、外から見ている心になれるんだろうか。

「まうみ、自分を失うほどに、情報を入れてはだめ。情報は情報。あなたはあなた。あなたの世界はあなたの心で満ちていないといけない。
あなたの心が欠けだすと、そこにいろんなものが入り込んでくる。いいものもあれば、とても邪悪なものもある。
だから気をつけて。あなたひとりになる時間を持ちなさい。ひとりになった自分をじっと見つめなさい」

一週間に一度、ミリアムに逢うことは、今のわたしにとってはとても大切なのだ。

マイペースな月曜日

2011年06月27日 | ひとりごと
おぃ~どふぅ~りふぅ~りっと!あ~腹減った。むしゃむしゃむしゃむしゃ。


うちの先住一家一番の若手&食いしん坊。


あ、あっちゃにもなんか美味そうなんあるやんか!


ったくもぉ~、こんなアドベンチャーワールドみたいなん作りよってからに……歩きにくうてかなわんわい。


おっ、ちょっとボク好みの可愛い子ちゃん発見!


この直後、メタボなお腹をボヨンボヨンさせながら、彼は去っていったのでありました……。見事なまでのマイペース……。

さて、今日もいいお天気になりました。
畑を覗きに行きました。
キュウリさんの根元に、なにやらきれいな黄色いものが?


うわぁ~咲いてる咲いてる!日本キュウリの花が!酢の物に漬け物、あぁ待ち遠しい!


あのぉ~、ワテらいつまでぶら下がってたらよろしぃん?


文句たれのピーマン三兄弟の横では、日本獅子唐軍団もいい感じ。


三度豆の赤ちゃんもいつの間にか生まれていました。


などと喜んでいたら……ぐわぁ~ん


ゴーヤさんがえらい被害に遭うてはりました。土の表面にコロコロとした団子がいっぱい!
こりゃもうダンゴムシかナメクジに違いありませんがな!
なんとかせにゃ~!

気分直しに、


「テクマクマヤコンテクマクマヤコン!花びらよ~止まれ!」
いひひ、実はわたし、魔女やってん!
 

うそうそ、蜘蛛の糸に引っかかった花びらです。糸が見えますか?
夏の間は、蜘蛛さんの巣作りの邪魔をしません。超~苦手な蚊を引っ掛けてくれるからです。
蜘蛛さん、今年もよろしゅうに!

息子のおみやげイチゴ

2011年06月27日 | 家族とわたし
「かあさん、いちご、いっぱい持って帰ってきたるわ!」

イチゴ狩りに友達を乗っけて行くってんで、昨夜、仕事から直接ここに戻り、今朝早く、うちの車でまたマンハッタンの方に戻り、あちこちで友達をひろって、結局はロング・アイランドの端の端までドライブした息子。

もう季節は終わりかけていて、残り少なかったらしいが、広大な野原のような畑(写真を見せてもらったが、どうしても普通の野原にしか見えなかった)で、完熟&熟し過ぎのイチゴを、箱いっぱいに入れて持って帰ってきてくれた。

おっきな箱いっぱい!18ドルなり。


熟し過ぎてちょっと崩れてきているのだけを選んで、ジャムジャム!


灰汁を何回も取りながら、コトコトコトコト、甘酸っぱいジャムができました。


さんきゅ!

20ミリシーベルトは永遠に撤回されない!

2011年06月27日 | 日本とわたし
いつもシャープに現実を伝えてくれる『ざまあみやがれい!』ブログの今日の記事です。
拡散しまくってください、という許可がありましたので、もちろん!とばかりに、転載させていただきます。

『大変残念なことだが、このままでは、20ミリシーベルトは撤回されない。
なぜならば、福島県側が国に、被曝上限20ミリシーベルト引き上げを要請したからだ。
ピンと来ない人にはこう伝える。
福島県知事が国に、「被曝上限を20ミリシーベルトにしてください」とお願いしたからだ。
独立した権限をもつ知事が、原発の稼働を認めなければ、原発は稼働できない。
それと同様に、国に対して、被曝上限を20ミリシーベルトお願いしているのだから、国はそれを最大限尊重するのだ。



『TBSラジオ武田記者:
「実は、基準を高くして20msvにしてくれと言っているのは地元。
基準を低くすると(すでに福島県民は)放射能汚染していることになり、ますます風評被害が広がるが、
基準を高くすれば政府が安全と言ってるんだから大丈夫だ、と地元民に説明ができるからだ」』


地元とは誰か。
地元住民が20ミリシーベルトにしてくれと訴えたのだろうか。
違う。
地元とは福島県の為政者、佐藤雄平福島県知事にほかならない。

敵は福島の中央にいたのです。

子どもを守るべく、福島県の有志が文部科学省前で抗議をしたことは記憶に新しい。
これまで当ブログでも、20ミリシーベルトを決定したのは文部科学省だ、とみなして糾弾してきたが、十分ではなかった。
官僚は腹の中で、「福島県からの要請があったからだ」とほくそ笑みながら、県民の前に姿を表し、のらりくらりと発言し、福島県民をけむにまいてきたのだ。
自分に責任がないと認識している官僚は、けっして罪悪感を持つことはない。
原子力安全・保安員の西山英彦を見ていればわかる。

責任者:文部科学省高木義明


要請者:福島県知事佐藤雄平


文部科学省の長、高木義明は20ミリシーベルト問題で、住民の抗議の前に姿を表さず逃げ続けている。

この図式は責任を曖昧にしている。なぜか。

●20ミリシーベルト引き上げは、福島県を守るためという名目


●20ミリシーベルト引き上げには、福島県民の声は反映されていない。


●20ミリシーベルトひきあげを要請したのは福島県知事

●最終決定は文部科学大臣高木義明が下した。

文部科学省だけに責任があるならば、文部科学省の内部で意見が戦わされることもあるかもしれない。
だが、文部科学省の役人の胸には、「福島県からの要請」という事実がある。
我々が進んで取り決めたことではない、という言い訳が、批判と改心を鈍らせる。

福島は、住民自らが知事に選んだ佐藤雄平により、被ばくさせられるという運命にある。
福島だけではない。
県外に点在する、ホットスポットの住民もだ。

この運命を法的に訴えて変えるには、知事のリコールという方法がある。
有権者の3分の1の署名を集めれば、知事のリコールの請求が可能になる。

佐藤雄平福島県知事と、文部科学大臣高木義明のリコール請求で、局面を変えられる。

だが、残念なことに、知事のリコール請求には、有権者以外の署名は力にならない。
つまり、福島県の有権者の署名しか有効ではない。
なぜ福島知事が要請した20ミリで、福島県外の人々まで20ミリ被ばくさせられなくてはいけないのか。
その責任は、文部科学大臣高木義明にある。

佐藤雄平福島県知事・・・有権者、福島県民。


高木義明文部科学大臣・・・有権者、長崎1区。

長崎1区の住民たちに、福島原発による被曝の当事者になっていただくのは難しいかもしれない。
やはり、佐藤雄平知事のリコール請求行うのが最優先だ』



わたしは毎日、原発のこと、震災のこと、エネルギーのこと、被災者の方々のこと、被災地のこと、支援者の方々のこと、政治のこと、学者の方々のことなど、
頭の中がこんがらがってくるほどのたくさんのことを、読んだり書いたり考えたりしてきました。

そうやって、わたしなりに、わたしの脳みそなりに、とても真剣に考え続けているのだけれど、
どうしてもよくわからない、というか、そこに居ないからわからないのか、日本の常識を忘れてしまっているのか、
本当はその疑問を投げかけてみたいのだけれども、そのことを口にするのを躊躇っていることが二、三あります。
その中のひとつが、このことなのでした。
『ざまあみやがれい!』さんの記事の中のラジオ放送は、5月2日に流されたものです。
もう今からすると、約2ヶ月も前のことです。
この日の経ち方はいったいどういうことなのでしょう?
そして、福島県の方々の多くが、今だにあそこに残り、暮らしている。
農地や校庭の土の除染も、今だに大々的に行われた、という報道も無い。
学校ぐるみの学童疎開も、臨機応変な授業時間の変更や休校もされず、
そしてなによりも、徹底的な汚染調査すらも、行政が取り組んでいない。

25年前、まだソビエト連邦だった頃に起こったチェルノブイリ原発事故の被災者よりも、2011年の日本の方が、情報を得にくく、状況がよく把握できないのでしょうか?
いったいどうして、汚染に多少の違いはあっても、確実に放射性物質が降りかかっている農地で作られた作物が、今だに存在していて、それを売ったり買ったり食べたりしているのでしょうか?
いったいどうして、徹底した調査もせずに、もちろん結果の出ようのないまだ進行形の汚染が続いている海のものを、流通していいなどと言っているのでしょうか?
いったいどうして、そのような汚染の疑いが有るという食品を、他の県や、他の国に、食べてください。これは支援につながります。などと強制じみたことができるのでしょうか?


上記の記事が真実だったとしたら、わたしの疑問のほとんどが解けることになります。
福島県の知事が、保証や賠償、そして汚染処理場の地価の値上げなどを目論んで、取れるお金を吊り上げることに集中しているのなら、
金が結局のところ、すべての解決であり、救済になると、本当に信じているのなら、
妙なウソを吹聴する御用学者を連れてきて、情報の入らない地域の避難民の方々にバカバカしいデタラメを信じさせたり、
20ミリシーベルトに引き上げてください、と政府に頼んだり、
事故直後に入手していたスピーディの情報を隠して、住民にウソをつき続けていたことも、説明がつきます。

今回、震災や津波では、自治体の責任者の方々も被災されたり命を落とされたりしたのですが、
この知事の暴走が事実なら、どうして誰ひとり、それを弾劾したり止めたりすることができなかったのでしょうか?
自治体の区長さん、町長さんや村長さん、そして市長さん、たくさんの長がいらっしゃると思います。
それほどに、この佐藤知事という人は、権力者なのですか?
3年経ち、5年経ち、10年経ち、この3ヶ月の停滞と怠慢は、必ずなにがしかの形となって現れてきます。
もしかしたら、罪を犯した者は捕らえられ、罪の重さを問われることになるかもしれません。
けれどもそれがなんなんでしょうか?
病んだ身体が良くなるのでしょうか?命が戻ってくるのでしょうか?

考え過ぎだ。いくらなんでもそんなことは有り得ない。
そんなふうに思って、腹を立てられますか?
わたしはもう、この件に関しては、考え過ぎることもないし、警戒し過ぎることもない。なんでも有りの世界だと思っています。
日本は、そして世界は、もう3.11以前のものでは無くなってしまったのです。