ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

米国グリーンカード更新事情

2010年03月22日 | 米国○○事情
早いもので、渡米する直前に、すったもんだの末に獲得したグリーンカードの更新の年がやってきました。
息子Tは、ほんの少し前まで、日本で就職する気満々だったので、アメリカの市民権などとんでもないことで、とりあえずグリーンカードだけは失効してしまわないように気をつけつつ、100%日本人として日本に暮らしながら、1年に必要な日数分だけこちらに戻る、つもりでした。
ところが、ひょんなことからこちらのインターンシップの席が見つかり、夏からは多分、MTVのコンピューターエンジニアリングとして働くことになりそうなので、今年の更新をするのか、市民権をとってしまうのか、そこが思案六法の悩みどころとなりました。
けれども、日本は二重国籍を認めてくれないままなので、こちらの市民権を取ってしまうと日本の国籍を放棄してしまわなくてはなりません。
そうなると、いざという時や、どうしても3ヶ月以上滞在しなければならない事情ができた時に、とても困ることになってしまいます。
ということで、今回はグリーンカードの方を更新することにしました。

息子Kは、数年前にラスベガスのゲームトーナメントに出かけた際に財布を盗まれ、そこにグリーンカードも入っていたのでやむなく再発行。
なので、今回の更新は無用です。

Tに面倒な手続きの説明文を読んでもらい、ホームページから更新の書き込み用紙をプリントアウトして記入し、更新料$580の小切手と一緒に送りました。
更新料のひとり分$290のすぐ下に$80と書かれていて、Biometrics Feeと書かれてあったので調べてみると、ふむふむ、生物測定学とな……。
なんじゃそれ……
エイリアンと呼ばれる我々が、人類であるかどうか測定すんの?なんちて……
旦那に聞くと、にゃ~んだ、ただの指紋採取のことなのでした。

んでもって、Tが言うことにゃ、我々は指紋採取の必要がないから、それは払わんでいいのだ!ってことで、290×2=580を送ったのでした。

そして待つ事二週間。
あんな~、あんたら~、指紋採取料金も送ってくれなあかんやん~のお知らせが送られてまいりました
更新、間に合うんでしょうか……

今日から二日間、雨の日が続きます。気温もぐんと下がりました。
背丈が伸びたチューリップや、つぼみがふっくらしてきた木々が、ごくごくとお水を飲んでいる音が聞こえてくるようでした。
これから雷が少し鳴って、明日は降ったり止んだりの雨になり、それからゴオゴオと風が吹き荒れ、水曜日からはカラリと晴れるそうです。

春ですねえ~