まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

愛され瑛太と一発

2007-08-08 | 日本映画
 グアムから戻ってきて、最も恐れていたことが今、現実となって私を苦しめています。それは...
 日焼け!→肌荒れ!
 あうううう...めちゃくちゃ気をつけたはずなのに...顔に赤みが...シミになりそうで憂鬱です。恐るべし、南の島の紫外線!太陽が憎い...
 何か、できたら即効性のある対策法、ないでしょうか...

 「嫌われ松子の一生」
 山田宗樹の原作は、ほんと面白くて、2日で読み終えたほど。
 女教師からソープ嬢、殺人犯へと堕ちていくヒロイン松子の、怒涛の転落人生...
 悲惨きわまりない話なのに、ぜんぜん可哀想に見えない松子。むしろ、転落っぷりが痛快なエンターテイメントっぽく、愛するためだけに生きる姿の逞しさ、崇高さが感動的ですらある。平穏無事だけど、誰も誰からも愛し愛されない人生のほうが、よっぽど不幸で悲劇的だと思えてきます。
 くらたまも平伏するだろう、松子の激烈ダメンズウォーカーぶり。愛してしまう男が、どーしようもない奴らばかりで、男運が悪いというより、そんな男じゃないと満足できない真性M女としか思えない、松子の愚かな性癖が怖笑ものです。殴られても踏みつけにされても、嬉々としてる松子を見てると、こんな人生ぜったいイヤ!と戦慄しつつ、ある意味すごく豊かな一生だよなあと、ちょっとだけ憧れる気持ちも否めません。
 「シカゴ」をキッチュ&ポップな感じにしたような、ノリノリなミュージカル仕立てが楽しい。歌も踊りもユニークで面白かったです。特に、ソープランドと刑務所のシーンが良かった。でも、かなり奇をてらった趣向が、鼻につくことも。いま流行り?のガーリー(少女趣味?)な感じが、ちょっと気持ち悪いし...毒々しいまでに赤く甘い合成着色料ジュースを飲んでる、みたいな感覚?
 松子役の中谷美紀は、あまり好きな女優ではないのだけど、あの演技は松嶋なな子とか仲間ユキエとか竹内U子とかいった、毒にも薬にもならない女優にはできないと思うので、その個性や果敢さは賞賛に値します。でも、英国やフランスの女優だったら、もっと捨て身で大胆に演じてくれるはず。あれが日本の女優の限界なのでしょう。
 ゴリとか劇団ひとり、カンニング竹山、山田花子など、お笑いタレントが大挙して出ていたので、全体的にかなりふざけた感じのコントみたいで、笑えるけどバカバカしさも濃厚。
 伊勢谷友介は、ほんとカッコいいんだけど...彼は喋らないほうが、断然いい。武田真治の演技が笑えた。大好きな香川照之も好演してました。
 この映画を観たのは言うまでもなく、瑛太に逢いたかったから♪

 実は私、松子の甥は瑛太をイメージしながら原作を読んでたので、ホントに彼があの役を演じると知った時は、マジで驚喜しました。閉塞感や絶望感を、軽く生きることでごまかしている、都会のモラトリアム倦怠青年の役って、瑛太にピッタリです。髪ボサボサでだらしない姿でも、すごくオシャレに見える瑛太が好き冒頭の、サイバーなクラブで踊りながら、セックス!と叫ぶ顔が可愛かった。
 あと、片平なぎさ&火サスのBGMの使い方がniceでした。光GENJIも笑えた。
 もしも、この作品が松たけ子主演でリメイクされるとしたら、こうだ!
 
 「嫌われたけ子の一生」
 たけ子・・・松たけ子
 元生徒のヤクザ・・・ガエル・ガルシア・ベルナル
 甥・・・ギャスパー・ウリエル
 作家志望のDV男・・・ロマン・デュリス
 妻子もちのサラリーマン・・・マット・デーモン
 ヤク中のチンピラ・・・コリン・ファレル
 美容師・・・ジェームズ・フランコ
        ・
 パパ・・・ジョニー・デップ

 こんなん出ましたけどぉ~?ジョニーとセクシイシーンなしなのが、かなり惜しいかも...無理やり近親相姦な設定にしとくか!
 
 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする