昨日は終戦記念日でした。
最近は、アメリカと日本が戦争したことを知らない子供も、多いとか。よく考えてみたら、私の両親でさえ、戦争を知らない世代だもんなあ。
ダミアンが徴兵されてしまう時代なんて、絶対来ないでほしい。当たり前のように享受している平和のありがたみを噛み締め、心静かに祈りを捧げました...wishing for peace all over the world...
「戦場のアリア」
第一次世界大戦下のフランス北部。ドイツ軍対フランス・スコットランド軍の戦況が熾烈化する中で迎えたクリスマスに、美しい歌声が奇跡をもたらす...
一夜だけ、敵味方の立場を忘れて友好を結んだという“クリスマス休戦”の物語。ほんと、奇跡のような美しい逸話ですね。
寒々と殺伐とした戦場で、ほのかに光るクリスマスツリー。夜空に響くクリスマスキャロルの歌声やバグパイプの音色。確かに神様がみそなわすことを信じられそうな、美しく感動的な夜です。
クリスマスへの想いや、音楽を愛する心は、文化や言葉が違っても、ドイツ人もフランス人もスコットランド人も、同じ。勇気を出して歩み寄って、敵意という鎧を脱いでみたら、みんな愛すべき人間ばかり。ひとりひとりだと、理解し合えるし思いやれるのに...それぞれの国家への忠誠や大儀が、ひとつになれるはずの世界をバラバラにしてしまう戦争の怖さ愚かさを、あらためて痛感。せっかく仲良くなれた人間と、恨みも憎しみもないのに、再び殺し合わねばならない兵隊たちのジレンマに、胸が塞がります。
戦争は会議室で起こってるんじゃない、現場で起こってるんだ!と織田ゆうじも怒りそうな、最前線に立たない軍上層部や教会のお偉方の言動が、非人間的で空疎で、聞いてて虚しくなります。特に、偉い神父様の主戦論説法には、この人ホントに神父!?と耳を疑ってしまうほど、苛烈で非人道的。キリスト教って、怖い...
ヒロインのダイアン・クルーガーの、硬質でクールな美しさが印象的。むかしのジェシカ・ラングをゴージャスにした感じ?柔らかさに欠けるというか、ちょっとイカついので、角度によってはメチャクチャきれいなニューハーフに見えることも...まさに、戦場に降り立った女神のごとき振る舞いのヒロインでした。最前線でも、スゴい毛皮とドレス姿。
ヒロインの夫役、ベンノ・フユルマンも繊細な好演。老けて見えるけど彼、キムタコとかヨンとかと同い年なんですよねえ。オトナの男!
でもヒロイン夫婦って、かなり自分たちワールド全開なバカップル?愛する人たちと引き離されている兵士たちの中で、平気で堂々と夫婦愛してるのって、どうよ!?みんな託された手紙も、簡単に無造作に人任せにするし、戦い続ける兵士を尻目に、自分たちから進んで捕虜になって国を捨てるし。うう~ん、うまくサバイバルして、長生きしそうな二人だ。
フランス人将校役のギヨーム・カネは、もうダイアン・クルーガーとは別れたとか。最近の彼は、俳優としてより監督として名をあげている様子?
この映画を観たのは、言うまでもなくmy dear ダニエル・ブリュールに逢いたかったから♪
ドイツ軍中尉役のダニブリュ、軍服も凛々しく髭も雄々しく、チョベリグ(死語)~若いので、下っ端兵士役のほうが似合いそうですが。任務に厳格だった彼が、だんだん人間的に柔和になっていく姿が、胸キュンでした。フランス人やスコットランド人相手に、自然に流暢に仏語英語しゃべる語学力も、スゴい!ダニブリュ、スペイン語もペラペラだし(ドイツ&スペインのハーフだから)ほんと国際的で尊敬!
「サルバドールの朝」と「ボーン・アルティメイタム」公開!で、ダニブリュファンにはマンモスうれP秋になりそうです。ジュリー・デルピーの監督作“2 Days in Paris”も、来年日本公開予定!
最近は、アメリカと日本が戦争したことを知らない子供も、多いとか。よく考えてみたら、私の両親でさえ、戦争を知らない世代だもんなあ。
ダミアンが徴兵されてしまう時代なんて、絶対来ないでほしい。当たり前のように享受している平和のありがたみを噛み締め、心静かに祈りを捧げました...wishing for peace all over the world...
「戦場のアリア」
第一次世界大戦下のフランス北部。ドイツ軍対フランス・スコットランド軍の戦況が熾烈化する中で迎えたクリスマスに、美しい歌声が奇跡をもたらす...
一夜だけ、敵味方の立場を忘れて友好を結んだという“クリスマス休戦”の物語。ほんと、奇跡のような美しい逸話ですね。
寒々と殺伐とした戦場で、ほのかに光るクリスマスツリー。夜空に響くクリスマスキャロルの歌声やバグパイプの音色。確かに神様がみそなわすことを信じられそうな、美しく感動的な夜です。
クリスマスへの想いや、音楽を愛する心は、文化や言葉が違っても、ドイツ人もフランス人もスコットランド人も、同じ。勇気を出して歩み寄って、敵意という鎧を脱いでみたら、みんな愛すべき人間ばかり。ひとりひとりだと、理解し合えるし思いやれるのに...それぞれの国家への忠誠や大儀が、ひとつになれるはずの世界をバラバラにしてしまう戦争の怖さ愚かさを、あらためて痛感。せっかく仲良くなれた人間と、恨みも憎しみもないのに、再び殺し合わねばならない兵隊たちのジレンマに、胸が塞がります。
戦争は会議室で起こってるんじゃない、現場で起こってるんだ!と織田ゆうじも怒りそうな、最前線に立たない軍上層部や教会のお偉方の言動が、非人間的で空疎で、聞いてて虚しくなります。特に、偉い神父様の主戦論説法には、この人ホントに神父!?と耳を疑ってしまうほど、苛烈で非人道的。キリスト教って、怖い...
ヒロインのダイアン・クルーガーの、硬質でクールな美しさが印象的。むかしのジェシカ・ラングをゴージャスにした感じ?柔らかさに欠けるというか、ちょっとイカついので、角度によってはメチャクチャきれいなニューハーフに見えることも...まさに、戦場に降り立った女神のごとき振る舞いのヒロインでした。最前線でも、スゴい毛皮とドレス姿。
ヒロインの夫役、ベンノ・フユルマンも繊細な好演。老けて見えるけど彼、キムタコとかヨンとかと同い年なんですよねえ。オトナの男!
でもヒロイン夫婦って、かなり自分たちワールド全開なバカップル?愛する人たちと引き離されている兵士たちの中で、平気で堂々と夫婦愛してるのって、どうよ!?みんな託された手紙も、簡単に無造作に人任せにするし、戦い続ける兵士を尻目に、自分たちから進んで捕虜になって国を捨てるし。うう~ん、うまくサバイバルして、長生きしそうな二人だ。
フランス人将校役のギヨーム・カネは、もうダイアン・クルーガーとは別れたとか。最近の彼は、俳優としてより監督として名をあげている様子?
この映画を観たのは、言うまでもなくmy dear ダニエル・ブリュールに逢いたかったから♪
ドイツ軍中尉役のダニブリュ、軍服も凛々しく髭も雄々しく、チョベリグ(死語)~若いので、下っ端兵士役のほうが似合いそうですが。任務に厳格だった彼が、だんだん人間的に柔和になっていく姿が、胸キュンでした。フランス人やスコットランド人相手に、自然に流暢に仏語英語しゃべる語学力も、スゴい!ダニブリュ、スペイン語もペラペラだし(ドイツ&スペインのハーフだから)ほんと国際的で尊敬!
「サルバドールの朝」と「ボーン・アルティメイタム」公開!で、ダニブリュファンにはマンモスうれP秋になりそうです。ジュリー・デルピーの監督作“2 Days in Paris”も、来年日本公開予定!